【香港映画】カスタムズフロントライン 奪還(海關戰線CUSTOMS FRONTLINE)115分

投稿者: | 2026年7月4日

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

国際都市香港で働く税関職員の危険度MAX過ぎる戦いの日々を描いた、ニコラス・ツエー主演、ジャッキー・チュン、カリーナ・ラム共演、ハーマン・ヤウ監督によるバトルアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ニコラス・ツェー主演、ジャッキー・チュン共演のバトルアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

ある日、香港税関海洋本部のチュン総括とチョウたちのチームは、香港近海に停泊中の怪しい巨大タンカーを発見する。

そのタンカーからは大量の武器弾薬が発見され、アジア全域で暗躍する、ある武器密売商人の存在が浮かび上がる。

しかし、まもなくその重要証拠品保管庫は密売組織員達によって襲撃され、保管していたコンテナごと奪われてしまい、

事態を重く見た税関機構は、インターポールと合同捜査を開始するのだった!!

監督は、(SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班)や(ゴールデントライアングル)(詳しくはこちら)等、すっかり大作映画監督となった

ハーマン・ヤウで、本作でも大掛かりなアクションドラマを演出しています。

主人公となる若手税関局員チョウ役を演じているのは、(レイジングファイア)(詳しくはこちら)や、ユエン・ウーピン監督期待の新作(鏢人: 風起大漠)等の

ニコラス・ツエーで、本作ではアクション指導も担当し、激しいアクションを演じています。

ニコラス・ツェー

で、その上司であるチュン総括役で、日本では公開されないのが残念すぎる(ゴッドギャンブラーレジェンド)シリーズ第三作(賭城風雲III)や

【香港映画祭2021】にて上映された(暗色天堂)等のジャッキー・チュンが、主題歌も兼任で登場し、悪に対峙していきます。

ジャッキー・チュン

で、その恋人で上司でもあるシウ役で、(カルマ)や(ホワイトストーム)等のカリーナ・ラムが登場し、悪に立ち向かっていきます。

カリーナ・ラム

で、途中税関職員と合同で捜査に当たるタイの女性刑事リー役で、(シャクラ)(詳しくはこちら)や(インファナルフィクサー)(詳しくはこちら)等の

リウ・ヤースーが登場し、今回はアクション込みで悪と対峙していきます。

リウ・ヤースー

で、ジャッキー・チュンの直属のイヤミ上司クォック役で、(プロセキューター)や(ザ・ミッション非情の掟)等のフランシス・ンが登場し、部下をどやしつけていきます。

フランシス・ン

で、海運会社の社長役で、(検事Mr.ハー俺が法律だ)や(シャドウズエッジ)(詳しくはこちら)等のメルヴィン・ウォンが登場し、事件に巻き込まれて行きます。

メルヴィン・ウォン

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、南アフリカ地域で隣接する二つの共和国が、戦闘行為を繰り返し、多くの国民が命を落としているシーンから始まります。

その一方の国の軍隊を率いる将軍は、もっと武器を仕入れて、もっと敵国に打撃を加えないと国民を守れない、という事で、

闇の世界で暗躍する武器商人のドクター・ロウと取引し、強力な武器を大量に仕入れて、海路で自国へと運ばせることになります。

で、ドクター・ロウは、ある海運会社を買収し、大型タンカーと海路を確保しますが、輸送途中に事故が発生し、香港近郊の海域で、タンカーは運航をストップしてしまいます。

そんな状況の中、香港税関職員のチュン総括(ジャッキー・チュン)率いる巡視艇は、早速怪しいタンカーを発見し、

部下のチョウ(ニコラス・ツェー)達に指示を出し、タンカーに乗り込もうとすると、逃げようとする船長を発見します。

で、優秀なチョウは、単身ボートに飛び乗って、船長に組掛かり、激しい格闘の末に船長を逮捕し、タンカーを制圧します。

で、港でタンカーの積荷を確認してみると、とんでもない数の武器や弾薬が見つかり、その事件はメディアによって大々的に報道される事になります。

そんな中、タイで武器密売組織を追っているタイ警察のリー刑事(リウ・ヤースー)が、押収品の確認にやってきます。

で、香港警察とタイ警察の間で、捜査の優先権について争っている最中に、その重要証拠保管庫に、突然武装集団が堂々と押し入って来て、

銃を乱射して多くの職員の命を奪った上に、結局押収品の大部分がコンテナごと奪還されてしまいます。

その中には、強力な弾道ミサイルを誘導できるレーザージャイロ等も含まれていて、事態を重く見た税関機構とインターポールは合同で捜査を進める事を決定し、

タイ警察からはリー刑事が、香港税関からは、本来はチュン総括が参加するはずでしたが、体調を崩し(内面的な病)してしまったため、

代わりに優秀なチョウが赴任することになり、2人で協力して武器商人の足取りの残るペルシャ湾地域へと捜査に向かいます。

そこで、有名な武器商人をリー刑事のお色気作戦でメロメロにして、ドクター・ロウの痕跡を発見します。

で、例の武器には、香港の海運会社が関わっている事を割り出し、さらに税関内部に内通者が存在しない限り、そんな積み荷の密輸は不可能、

という事で、陰の内通者の存在がちらつく中、その開運会社への本格的な捜査が始まり、チョウは、その背後に存在する大きな闇に気付き始める!!!

、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

ニコラス・ツエーが主演と、初のアクション指導も兼任したバトルアクション作品です。

国際都市香港の税関職員の戦いの日々、というかなりワクワクする設定の作品で、ニコラスも格闘アクションから、痛そうなスタントアクションまで、

結構な部分を自身でこなしていますので、かなり気合の入った主人公像となっています。

後半なんかは、複数の敵に囲まれつつも、その辺にある色んな武器で応戦していく、というアクションの見せ場を結構な長回しで表現する、

チャレンジングな撮影も飛び出して、アクション指導者としての結果を残そうとしている意気込みがひしひしと伝わってきます。

ただ、(ビーストストーカー)や(密告・者)で演技開眼して以降、ちょっと重め設定のキャラクターを演じることが多くなったため、

本作でも普通の熱血漢では物足りなかったのか、前半で特に物語にそんなに絡まない元カノとの別れ等が挿入される事で、ナイーヴな熱血漢という、

そんなには物語に絡まないプラスアルファ要素が加わっています。

それ以外のニコラスのキャラクターの掘り下げがあまりありませんので、イマイチどういう人物像なのか掴みにくく、結果的に主人公としては少し薄さを感じてしまうのですが、

恐らく、そこを掘り下げるよりも、もう一人の主人公とも言えるジャッキー・チュンとのバランスを考え、そちらを掘り下げる事でバランスを計ったのかもしれません。

で、そのもう一人の主人公であるジャッキー・チュンのキャラクターですが、これがまた、なかなか予想外な展開を見せる掴みにくいキャラクターで、

良い感じで物語が進んだ中盤、突然まさかの展開へと捻られていきます。

その展開について書いてしまうと、後半に続く重要な要素にも触れてしまう事になりますので、割愛させて頂きますが、

正直なところ、、、、、、

それは流石に酷すぎる。

というような展開になってしまいます。

※↓ここからは、少し物語展開に触れていますので、ご注意下さい↓※

それまでの積み重ねのドラマが、何故そうなる、、、、という感じですので、もしかすると何かの理由があって、元々あった脚本を強引に書き換えたのかもしれませんが、

とにかく、もう少し別な展開があっても良かったのではないでしょうか。

税関職員はストレスが溜まる大変な職場、、、、、、を表現するにしては、ストレスの原因は仕事の事よりもほとんどフランシス・ンの叱責で、

その叱責に関しても、画面で表現される限りは、それほど度が過ぎてキツいようにも見えませんので、本当に、何故そんな展開が?というような流れになってしまいます。

ですので、ほとんどの方が期待しているニコラスジャッキーのバディアクション的な要素も、急激な物語展開によってブツ切り気味で、

結局はニコラス一人のヒーローアクションのような内容となってしまいます。

このアクションもアクション自体は大掛かりで、ニコラスの奮闘ぶりが素晴らしいのですが、イマイチ物語展開の流れに自然にハマっているという感じではなく、

ドラマパートとアクションパートがきっちり分かれてしまっている、というイメージですので、特にアクションシーンが無くても(というかない方が)すんなり物語が流れていくような感じさえあります。

言い換えると、ドラマとアクションがかみ合っているようで、微妙にかみ合っていない、という感じでしょうか。

あと、個人的に感じたのは、香港の税関職員て、ここまでマシンガンや拳銃を常備していて、やたらめったら撃ちまくるのでしょうか?

勿論、映画ですので、ここまでの事は無いにしても、特に警告する事無くバンバン発砲して、要所で戦争みたいなアクションに発展、絶命者も続出、

という、税関職員の日々、というリアルな題材が、アクションシーンに成る度に、ド派手なアクションで演出されていきますので、

ドラマ部分で積み重ねたリアル感は、爆発と共に木っ端みじんに吹っ飛んでしまいます。

ですので、そこは、もう少し、リアルよりなこじんまりとしたアクション設計でも、本作に関しては良かったような気がします。

という事で、香港の税関職員の最前線での戦いという事で、非常にワクワクするような題材ではありますが、なかなか、うまく娯楽アクションとは噛み合っていない部分もありますが、

アクションシーンはかなりド迫力で、有名スターの豪華共演も楽しい作品ですので、香港映画好きの方や、アクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

(ティラミス)の主演二人ですね。懐かしい、、。

作品情報

2024年製作 香港製作 アクション

監督 ハーマン・ヤウ アクション指導 ニコラス・ツェー

出演 ニコラス・ツェー、ジャッキー・チュン、カリーナ・ラム、リウ・ヤースー、フランシス・ン、メルヴィン・ウォン

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