個人的な今年ベスト作品とワースト作品

投稿者: | 2020年12月28日

皆さん、こんにちはまぁくです。あっという間にクリスマスも過ぎてしまい、今年もあとわずかとなってしまいました。今年も沢山面白い映画を鑑賞しましたが、皆さんはいかがだったでしょうか。

今年は、コロナの影響で大作映画の公開延期や取りやめ、など今まで経験した事がないような状況が続き、今でもその状況は収まっていません。

本来なら映画館で映画を鑑賞することが、映画業界を活性化させるのに一番良い事なのは間違いないですが、

状況が状況なので、皆で出かけましょう、という雰囲気にもなりにくいので、非常に歯がゆいですね。

できる事といえば、DVDを購入したり、レンタルしたりした作品を自宅で鑑賞する、ぐらいしか今はないので、

なんとかそれで、映画会社には頑張っていただいて、また面白い作品を沢山製作してもらいたいですね。

さて、今回は今年もあとわずかですので、今年鑑賞した作品の中から個人的なベスト作品とワースト作品を3本づつ順位をつけて選んでみたいと思います。

あくまで、超個人的な感想ですので、ご了承ください。

という事で、まずはワーストから上げてみたいと思います。

今年は映画館で鑑賞した作品に関してはワーストと感じるような作品は無かったので、DVDで鑑賞した作品から選びました。

まず3位は、

ラクシュミー 女神転生 (WARRIOR SAVITRI)→詳しくはこちら

タイガーシュロフ主演作のような超絶アクションと超絶ダンスが売りの作品が多くなっているインド映画界で、

その観た事のないようなアクションを期待して、また、レディースアクションという、激しさと美しさを期待して鑑賞してみたところ、

物凄くゴツイ体形の運動量の足りなそうなキャストの、もっさりしたアクションと、基本的には実はアクションというよりラブロマンス、

という予想外のサプライズに加えて、アクションの効果音がまるでコントのような効果音で、

最初から最後まで、何かがずっと違う気持ちが拭えなかった個人的には残念作。

続く、2位は、

レジェンド・オブ・ゴッド 封神伝説 (THE LEGEND OF JIANG ZIYA) →詳しくはこちら

個人的に香港映画が好きでひいき目な感想を持ちがちなはずなのに、

そのあまりにチープすぎる特撮やCG、アクション、主人公が被っている鬘のはっきりとした切れ目の存在感など、

元になっている物語自体が有名な物語で、同時期に映像化された他の作品とも比較できてしまうので、

余計にやる気のなさがしっかり伝わってしまった個人的ながっかり感が半端なかった作品でした。

正直、未公開でDVDにもなっていない作品が多い香港・中国映画界でよく、本作がDVD化されたものだとさえ思ってしまいます。

そして個人的今年1番がっかりした作品は、

デンジャラス 見えない殺人者 (RECOVERY)→詳しくはこちら

まず、DVDジャケットに映っている人は全く作品とは関係ない無関係の人、という時点で本作の凄さを表しています。

VHSバブルの時代では、正直そういう事もありましたが、今の情報化時代で、こんなにはっきりと内容と違うジャケットがパッケージ商品化される事自体が、

もう、本作をワースト1位に上げざるを得ない事態となってしまいます。

内容も凄まじく、サイコパスが、限定された空間で一人づつ、人を殺していく物語かと思いきや、

途中であっさり犯人が分かってしまい、口封じのために全員殺そうとして、主人公チームと殺人鬼チームに分かれてバトルを繰り広げる、

という思いつきの連続のような物語になっています。

とても大人が製作したとは思えない作品に、逆な意味で楽しむ事さえできてしまいます。

いや、やっぱり、そんな事はないですね。

という感じで、DVDスルーの作品ばかりですが、選んだ理由としては、どれもそれほど期待せずに鑑賞したにもかかわらず、その低めの期待のさらに下をいく大きな落差があった作品、という事でしょうか。

レジェンド・オブ・ゴッド)などはレンタルではなく購入して鑑賞しましたので、痛さは映画館で鑑賞するよりも数倍です。

それでも、面白いと思えない作品でも、気持ちを切り替えて、

全く面白いと思えない作品を鑑賞るために貴重な自分の時間を割いている

というある意味、修行のような状態を楽しんでしまう、つもりで挑めば、

デンジャラス)のような危険な作品でも意外と楽しめてしまいます。

いや、やっぱり、そうでもないですかね、、。

という事で、そんな残念な作品とは真逆の、非常に楽しめた作品のベスト3位ですが、

まず3位は、

ウルフズコール(THE WOLF‘S CALL)→詳しくはこちら

予備知識なしで、映画館で潜水艦ものを鑑賞するのが久しぶりなので、なんとなく鑑賞しに出かけたところ、

潜水艦ものの王道である、男の対決ドラマが非常に熱く、国を愛するまじめな軍人であるがゆえに、

その愛国心が後半、逆に敵として対峙しなければならない、という男泣き展開が久々に熱い男のドラマを見た、といった感じで非常に楽しめました。

本作は前半はまるで特殊能力を持った若者の物語のような展開が続きますので、正直あまり乗り切れなのですが、

その分後半のまさかの展開の連続による盛り上がりは凄まじいので是非ともご鑑賞頂きたい作品となっています。

因みに本作は、フランス映画界初の本格的潜水艦映画です。

続いて2位は、

9人の翻訳家(THE TRANSLATORS)→詳しくはこちら

予告編で大体の物語展開は予測できますが、実際に鑑賞してみると、

予測以上にスパイ映画を見ているようなエンターテイメント満載の展開の連続で、

まるで(オーシャンズ11)や(ミッションインポッシブル)を鑑賞しているように終始ワクワクしながら鑑賞できました。

物語展開も意外の連続で、ちょっと先の展開が全く先読みできない意外などんでん返しの展開が非常に観ていて心地よかったです。

ダヴィンチコード)出版時のエピソードに基づいている物語ですので、ミステリー好きの方にもお勧めですね。

そして、今年鑑賞した作品で一番楽しめた作品は、

イップマン 完結 (IPMAN4 THE FINAL)→詳しくはこちら

個人的には、前作の(イップマン継承)では、アクションは度肝を抜かれた見せ場が多かったけれども、

物語的には子供の学校に纏わる地域の地上げ屋とのこじんまりとした戦いに、1作目2作目ほどの熱さを感じる事ができませんでした。

ですので、今回も正直あまり期待はしていませんでしたが、ここへきて、アメリカ軍というさらに強大な敵と戦う事になり、

また成長したブルース・リーの活躍するシーンも増えて、イップマンの活躍は、その後ブルース・リーの諸作に受け継がれていったように描かれていますので、

ついに(ロッキー・ザ・ファイナル)のように親しみのあるキャラクター(実在の偉人ですが)とのお別れの時がきてしまった、と、ぐっときていまいました。

ラストは、素直に今までありがとう、イップマンといった感情で溢れてしまいました。

ドニー・イェンの世界的な出世作シリーズの完結篇として相応しい内容となっていたのではないでしょうか。

という事で3本選んでみましたが、ベスト3本のうちフランス映画2本香港映画1本という事でアメリカ映画は1本もありませんでしたが、同じぐらいに面白いアメリカ映画も沢山ありました。

個人的に感じたのは、今年は大作の公開が控えめだったので、予算は少な目だけれど、設定や物語展開が面白い作品で、目を引く作品が特に多かったという事です。

特に単館系での公開の多かった独立系の製作会社【A24】や、ジェイソン・ブラム率いる【ブラムハウスプロダクションズ】の作品などが特に目立ったのではないでしょうか。

作品としては、

【A24】

〇ディック・ロングはなぜ死んだのか? (THE DEATH OF DICK LONG)→詳しくはこちら

〇WAVESウェイブス (WAVES)

〇ミッドサマー (MIDSOMMAR)→詳しくはこちら

〇ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ (THE LAST BLACK MAN IN SANFRANCISCO)

〇フェアウェル (THE FAREWELL)

〇ミッドナインティーズ (mid90s)

など、規模は小さめだけれども、ちょっとおしゃれ感のただようような単館の作品が多く公開されました。

新作(キルチーム)も公開されますので楽しみですね。

【ブラムハウスプロダクションズ】

〇マー サイコパスの恐怖の地下室(ビデオスルー) (MA)→詳しくはこちら

〇ブラッククリスマス(ビデオスルー) (BLACK CHRISMAS)

〇ドント・レット・ゴー 過去からの叫び(ビデオスルー) (DON`T LET GO)

〇透明人間 (THE INVISIBLE MAN)→詳しくはこちら

〇ストックホルムケース (STOCKHOLM)→詳しくはこちら

〇ザ・ハント (THE HUNT)→詳しくはこちら

という感じで、ビデオスルーがちょっと目立ちますが、いずれも予算の少なさを逆手に取ったような変わった設定の魅力的な作品群となっています。

新作も(ザ・スイッチ)が劇場公開されますので、今から期待ですね。

という感じで、メジャースタジオ作品が元気がなくても、独立系の製作会社の作品が頑張っている映画業界ですので、

来年も面白い作品と沢山出会えそうですね。

それでは、日記形式では今年最後となりますので、慣れない駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

来年からは、映画好きの方の作品選びに、少しでもお役に立てるように、見やすく改善していきますので、また宜しくお願い致します。

それでは、良いお年をお迎えください。

あ、でもブログの記事更新自体は明日以降もしますので、宜しくお願い致します。

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個人的な今年ベスト作品とワースト作品」への2件のフィードバック

  1. 映画マン

    初めまして。映画ブログを運営しているものです。
    ランクイン作品の中でも、「9人の翻訳家」がとても面白そうです!
    ミッションインポッシブルもオーシャンズも大好きなので、楽しめるにきまってますね。
    予告編ですでに面白いし。
    絶対見ます!

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      映画マンさん、こんにちは、コメントわざわざありがとうございます!(9人の翻訳家)は私も予告編を見て、かなり興味を惹かれたので、映画館に観に行ってみたら、予想以上、というか思っていた内容+別のミッションもののような要素が加わってきて、鑑賞している間ずっと面白い、というハリウッド大作映画にも引けを取らないフランス映画界の底力を感じた作品でした。個人的にはフランス映画って得意ではなかったのですが、色々他の作品なども観てみたくなるようなきっかけになる作品ですので、是非観てみてくださいね。あと、個人的には同じフランス映画で2月12日公開予定の(私は確信する)という作品が非常に気になっています。ご興味おありでしたら、また予告編など見てみてくださいね。

      返信

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