リズム・セクション 復讐の銃弾(THE RHYTHM SECTION)110分

投稿者: | 2020年10月6日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

007シリーズの製作チームによるブレイク・ライブリー主演リベンジアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ドラマ映画で人気のブレイク・ライブリー主演によるリベンジアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

飛行機事故で家族全員を失ったステファニー(ブレイク・ライブリー)は酒と麻薬に溺れ、自堕落な日常を送っていた。

そんなある日、飛行機事故は爆弾によって仕組まれたもので、事件を起こした犯人を知っている、というジャーナリストに出会う。

半信半疑ながらも、行動を共にしたステファニーだったが、外出から帰宅したら、ジャーナリストが何者かによって殺害されていた。

真犯人の存在を確信したステファニーは、復讐を決意し、ジャーナリストの残したメモから爆破事件に関係するB(ジュード・ロウ)という人物に接触するため、地図にかかれていた場所を目指して行動を開始するのだった!?

復讐に生きる決意をする

テレビシリーズ(ゴシップガール)で人気のブレイク・ライブリー主演のリベンジアクションです。

ドラマ作品への出演が多いので、アクション作品の主演は本作が初となっています。

有名スターの初アクション作品が日本劇場未公開はちょっと寂しいですが、アメリカ公開時も評価はあまり良くなかったようで、それに伴って興行収入も振るわなかったようです。

確かに最近レディースアクションも多く、似通った作品もあるので、よほど目立った内容でない限り、飽きられてしまっている流れはあると思われます。

実際の内容ですが、ブレイク・ライブリーはそれまでのイメージを覆すような、麻薬と酒に溺れた、どん底のキャラクターを体当たりで演じていて、見ていて痛々しいぐらいでした。

が、物語自体が割とストレートすぎてお約束通りに進んでしまう、ちょっと新鮮味に欠ける内容となっていました。

それでもファンの方でしたら、楽しめるのかもしれませんが、正直いまいちパッとしない、

というか爽快感がない、というか通して鑑賞してもカタルシスをあまり感じる事ができませんでした。

ついに犯人への復讐の時がくる

これは、おそらく、家族を殺された主人公が底辺の生活を味わい、そこから復讐のために這い上がり、殺しのスキルを習得して、復讐を遂行する、

という基本の物語に沿ってはいるものの、何度となく繰り返される殺しの現場でのギリギリ偶然遂行できた感じが、

トレーニングを積んで事にあたっているのにも関わらず、そんなに強くなったように見えず、

結局なんとなく悪党を倒せた感が強く残るためではないかと思われます。

要するに、酷い目に合って、死に物狂いで這い上がって、殺しのプロの訓練を何か月も受けて復讐を果たしているのに、

強さや、女性特有の華麗さが、まるで感じられない、という事になります。

多分、鑑賞している側は、キレイな人がボロボロになりながらも、最後には華麗に復活して悪党をやっつけるところが見たい

と単純に思うと、思いますので、その期待に応えられているとはいえない内容となっているがために、米国公開時に振るわなかったのではないでしょうか。

それを受けての、日本では劇場未公開という事かと思われます。

それでも、ロケ地が米国ではなく、ヨーロッパの色んな地域を舞台としていて、そこで繰り広げられるアクションは、それを見ているだけでも結構楽しめますし、

共演のジュード・ロウは良い感じに歳を重ねて渋さが増して非常にカッコ良いですし、

ブレイク・ライブリーの違う一面も見れる作品となっていたりと、

そういった見どころに興味のある方は、十分楽しめる作品とはなっていますので機会がありましたらご鑑賞ください。

ターゲットの動きを探る

作品情報

2019年製作 イギリス・アメリカ・スペイン製作 レディースアクション

監督 リード・モラーノ 原作 マーク・バーネル

出演 ブレイク・ライブリー、ジュード・ロウ、マックス・カセラ、スターリング・K・ブラウン

ウィッグ着用で変装、、というほど変装でもないですね。

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