【B級監督列伝!】有名シリーズ作の第1弾にこの人あり!ロブ・コーエン監督

投稿者: | 2020年10月5日

皆さん、こんにちは、まぁくです。

先日(映像研には手を出すな!)を鑑賞しに行ってきました。

(妖怪人間ベラ)の英勉監督の新作という事で(ベラ)が非常に楽しめましたので、楽しみにしていました。

実際鑑賞してみると、始まって早々、なかなかのハイテンションで、それが終わりまで続きますので、結構体力のいる作品でした。

原作であるコミックは未読で、作品の世界観の予備知識なく鑑賞したので、その独特の世界について行くのに精いっぱい、といった感じでした。

それでも、内容自体は面白く、CGなどで空想世界を描く表現も独創的で面白かったです。

続編などいくらでもできそうな内容ですので、製作されたらまた鑑賞してみたいところです。

とりあえず原作コミックは読んでみようと思います。

さて、今回の【B級監督列伝!】ですが、後に続く有名シリーズ作品の第1弾を多く監督しておきながら、いまいちメジャーな存在になっていない監督ロブ・コーエン監督の作品を年代別に少し、振り返ってみたいと思います。

ロブ・コーエン監督

因みに、製作者としての参加や、テレビ作品の監督作品は除外して劇場映画の監督作品に絞って振り返っています。

それでは、まずは日本では未公開の作品ですが、監督デビュー作の

〇1980年 A SMALL CIRCLE OF FRIENDS 珍しくドラマっぽい作品のようですが、この時期はテレビドラマの監督等で多く活躍していたようなので、その中の1本という感じでしょうか。

〇1993年 ドラゴン/ブルース・リー物語 当時劇場で鑑賞しましたが、主演のジェイソン・スコットリーの似てなさに驚愕。しかも、夢の中で息子であるブランドン・リーを邪悪な存在から守るために戦う、というエピソードが後のブランドン本人の事故にシンクロしていてまた驚愕。

〇1996年 ドラゴンハート 今現在も続編が続いている人気ファンタジーアドベンチャー。1作目はドラゴンの声をショーン・コネリーが担当。主演はデニス・クエイドという豪華な作品。

〇1996年 デイライト ディザスターパニックの主演をヒーロースターが演じるという当時意外になかった発想のアクション作品。スタローンも戦う相手がいなくなってついに自然災害と戦う事に。でも、意外とディザスターもののツボを押さえていて泣けるポイント結構あります。今だとドゥエイン・ジョンソンとかがやりそうな作品ですね。

〇2000年 ザ・スカルズ骸骨の誓い 後にスタッフ・キャストが入れ替わって、一応3作目まで製作されたシリーズ作。でも、主演のポール・ウォーカーが本作つながりで次作の(ワイルドスピード)にキャスティングされている事を考えると結構重要な作品。(2本同時契約なのかもしれないですけど)

〇2001年 ワイルドスピード 記念碑的な大ヒットシリーズの第一弾。でも、恐らく当時はそれほど続くシリーズになるとは、、。途中の3から6まで監督したジャスティン・リン、や7を監督したジェームズ・ワンなんかは結構有名になってジャスティン・リンは最新作でシリーズに復帰しているのに、ロブ・コーエンが復帰する事はないですね、、。

〇2002年 トリプルX こちらも(ワイルドスピード)つながりのヴィン・ディーゼル主演シリーズ作第1弾。目を見張るエクストリームアクションが見どころ満載な作品。近年まるでヴィン・ディーゼルが創造したシリーズかのように第3弾が公開。2作目は主演がアイス・キューブに変わってしまったが3でヴィン・ディーゼルが復帰。でもロブ・コーエンの復帰は無かった、、。

〇2005年 ステルス 主演俳優はさておき、ジェイミー・フォックスとジェシカ・ビールが共演している戦闘機アクション。少し先の未来を舞台にしている。日本びいきの監督いわく戦闘機アクションシーンは日本のアニメ(マクロス)を参考にしている、らしい、、。

〇2008年 ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘宝 ブレンダン・フレイザー主演シリーズの第3弾。ジェット・リーとミシェル・ヨー、アンソニー・ウォンなどの香港スターが多数出演している作品。監督もオリジナルのスティーヴン・ソマーズから交代し、奥さん役もレイチェル・ワイズからマリア・ベロに交代してしまったちょっと残念作品。

〇2012年 バーニングクロス こちらも(コレクター)、(スパイダー)と続いたアレックスクロスシリーズ第3弾。でも、同じ主人公が活躍する別な原作の映画化、という感じで製作会社も違うので、同じシリーズ感は薄い。ヤングアレックスクロス、という感じ。正直、1と2のモーガン・フリーマン版と比べるところまでいっているとはいえない、キャラクターが生かされていない作品。

〇2015年 ジェニファーロペス戦慄の誘惑 少ない予算で多数の娯楽作品をヒットさせているジェイソン・ブラム率いるブラムハウスプロダクション製作作品。主演のジェニファー・ロペス自身も製作に参加して製作されたサスペンス作品。日本では劇場公開されずにDVDストリートでリリース。

〇2018年 ワイルドストーム (96時間)、(ロックアウト)と助けられる側の役で有名なマギー・グレイスが助ける側として大活躍するディザスターもの+それに乗じた悪党と戦う(イコライザー2)や(フラッド)などと似たような内容のアクション。個人的には、結構楽しめましたが、全米公開時の興行収入はロブ・コーエン作品で拡大公開された作品中では一番低かったようです、、。

というように、振り返ってみてみると(ワイルドスピード)や(ドラゴンハート)、(ザ・スカルズ)、(トリプルX)等、後にシリーズ作が多数製作された作品の第一弾を多く監督していたりします。

製作当時に後のシリーズ化を想定していたかどうかは、わかりませんが、少なくとも続編を製作していけるだけの世界観を創造している事は間違いありませんので、物を生み出す才能は豊富な監督なのではないでしょうか。

にもかかわらず、有名になったシリーズのその後の作品に参加する事はなく、シリーズの生みの親であるはずのなのに、

作品ばかりが有名になってロブ・コーエン監督自体にスポットがあたる事はほとんどありません。

何かの記事でアジア文化に造詣が深く、禅など精神世界に非常に興味がある、というようなインタビュー記事を読んだ記憶がありますので、

もしかしたら、独自の世界を追求するために、メジャーになる機会はあるのに、あえて断っているかもしれません。

と、言いつつ、監督作品を観るかぎりは、物凄くエンターテイメントのツボを上手く突いた娯楽作品ばかりなので、やはり、ただ単に機会に恵まれてないだけのような気がしますね、、。

製作として参加した作品もマイケル・J・フォックスの(ハードウェイ)やメル・ギブソンの(バード・オン・ワイヤー)、

ジュワルツェネッガーの(バトルランナー)、ジャック・ニコルソンの(イーストウィックの魔女たち)など、どれも直球の娯楽作品ばかりですので、

やはりただ、有名になる機会を逃しているだけ、といった感じでしょうか。

というような流れで、監督作品は数年おきに劇場で観れる状態は続いていますので、

いつかまた大ヒットシリーズを生み出して、その続編なども監督してシリーズの顔として大活躍して欲しいですね。

それでは、本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

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