サイコパス 連続殺人犯たちの夜(PSYCHOPATHS)81分

投稿者: | 2021年1月21日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

主だったストーリーはほとんど無しの大胆設定で描く、連続殺人犯たちの殺人シーンの羅列ムービー!!

作品情報

劇場未公開作品

今回ご紹介するのは、連続殺人犯たちがお互いの命を奪い合うサスペンス作品です。

それでは、まずはあらすじから、

有名な連続殺人鬼が処刑される夜に、『俺が死んでも悪の魂は受け継がれる。』

と言い残して処刑された直後。

偶然なのか、必然なのか、連続殺人鬼たちが同じ場所に集結し、お互いの命を奪い合うのだった、、、!?

今回も精神的に病んでいる役柄のアシュリー・ベル

簡単に言ってしまうと、連続殺人鬼たちが、殺し合いをする作品です。

その殺人に至る短いエピソードが次々と羅列されるように映し出されますので、物語の整合性とか基本ラインとかは基本的に無視されています。

ですので、本作は多くの人が楽しめるような娯楽要素は極めて薄い、ちょっと特異な作品となっています。

B級作品も多く鑑賞しましたが、予算の都合で物語がチグハグだったり、出演者がまるでコントのような演技を披露したり、

CGがセガサターンレベルだったり、あからさまに有名作にあやかっていたり、と残念な要素のある作品も色々ありましたが、

本作のバラバラ感はなかなか探しても見つからないレベルのある意味レア作品、といっても過言ではないレベルの作品ではないでしょうか。

仮面を被った連続殺人鬼

とにかく、連続殺人鬼たちの殺人シーンが脈絡なく羅列されていて、シーンの繋がりなどは、まるでなく、ただただ、人が殺されるシーンが形を変えて繰り返されます。

DVDジャケットイメージでは連続殺人鬼たちがバトルロワイヤルで戦うような内容を期待していましたが、

何人かは戦いますが、それは、たまたま戦っただけで、それがメインというわけでもありません。

登場するキャラクターも人となりが分かるような掘り下げもないので、急に出てきて訳の分からない事を話して、誰かを殺す

という感じで感情移入も難しい展開となっています。

唯一の救いは(ラストエクソシズム)シリーズでド迫力の悪魔憑き演技を披露していたアシュリー・ベルが今回も精神を病んだキャラクターを演じている点でしょうか。

このシーンに関しては、お得意の怖さの伝わる演技でそれなりに緊迫感があったりします。

それでも、物語が無さ過ぎて演技だけが浮き上がってしまっているのがやはり残念ですね。

もっとしっかりした作品で、その実力を発揮してもらいたいです。

という事で、なかなかのある意味パワフル(マイナスですが)な作品となっていますので、

もしご興味があるようでしたら、ご鑑賞ください。

でも、やっぱりやめといた方が、、、。

とりあえず、監督のミッキー・キーティングの名前は憶えときましょう。

ジャック・ニコルソン風の連続殺人鬼

作品情報

2017年製作 アメリカ製作 サスペンス

監督 ミッキー・キーティング

出演 アシュリー・ベル、ジョッシュー・エサー、ラリー・フェセンデン、ロス・フランシス、ジェレミー・ガードナー

お人形さん風の連続殺人鬼

その他のサイコキラーと戦う作品

全てのサイコホラーの原点(血を吸うカメラ)はこちら

過去にトラウマを持つ少女が無人島で殺人鬼と激突する(サバイバル・デッド・アイランド)はこちら

名優デニス・クエイドが売却済みの元自宅に狂気的に執着する(侵入する男)はこちら

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

サイコパス 連続殺人犯たちの夜(PSYCHOPATHS)81分」への4件のフィードバック

  1. 映画マン

    こんにちは。映画ブログを運営しているものです。
    最近「悪の教典」をみてサイコパス系の映画が気になっていたのですが、この映画は止めた方がよさそうですね笑 
    ご指摘の通り、監督の名前を覚えるだけにとどめておきます。
    B級ホラー映画って面白い作品が多い気がしますが、やはり全てではないですね。
    カメラを止めるなは面白かったですけど。(ホラーというより、コメディ?)

    応援完了です!

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      映画マンさん、こんにちは、お立ち寄り頂きありがとうございます。本作はなかなかのある意味ハードな作品で、恐らく鑑賞した結構な人が首をかしげるような内容になっています。というか内容がない、というかそれぞれの登場人物が殺戮に至るちょっとした物語をオムニバスのように羅列した、というどう楽しんで良いのか分からないような作品になっています。もう、ここまでくると、逆にこの監督の今後の作品が気になってしまいますね(笑)。(悪の教典)と(カメラを止めるな)は、私も映画館で鑑賞しました。両方とも面白かったですね。(悪の教典)は三池崇史監督の良い意味で暴走ぶりが全開になっていて、突き抜けた感じが良かったですよね。これは同キャストによる前日譚的な(悪の教典序章)というBeeTVで放送されていた全4話の連続ドラマを1枚にまとめたDVDもありますので、まだ鑑賞されていないようでしたら、そちらもご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。(カメラを止めるな)は映画館で鑑賞して、あまりに面白かったのでブルーレイを購入して何度も観返して、シーンのつながりを見つけたりして楽しんでいます。一粒で何度も美味しい奇蹟みたいな作品ですよね。

      返信
  2. 映画マン

    悪の教典序章なんてあったんですね! それは知らなかったです。
    悪の教典は結構ハマっちゃったので、序章も観てみようと思います。
    紹介ありがとうございます!

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      映画マンさん、こんにちは。(序章)は本編のスピンオフで主演、主人公も同じ物語なので、作品世界がお気に入りでしたら、結構楽しめると思いますよ!

      返信

コメントを残す