【レア作品!香港映画】ニンジャサンダーボルト 裏切りと復讐の暗殺軍団 (NINJA TUNDERBOLT)90分

投稿者: | 2023年10月31日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

和製ドラゴン倉田保昭とカンフースター、ウォン・タオが激突する現代アクションに、いつものリチャード・ハリソンの忍者要素を少しだけ加えたフィルマーク社系列IFD社のニコイチ忍者映画!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ウォン・タオと和製ドラゴン倉田保昭が激突するアクション映画にリチャード・ハリソンパートを加えたニコイチ忍者映画です。

それでは、まずはあらすじから、

影で暗躍する忍者帝国に嫌気がさした忍者リチャードは、正義のために離脱し、刑事のハリーと共に、麻薬組織壊滅を目指していた。

そんなある日、麻薬組織のボス、ジャッカル・チャンの下から高価な美術品が盗まれる事件が発生する。

犯人は忍者のシマで、刑事のハリーは、シマを捕らえるために激しい追跡を開始するのだった!?

和製ドラゴン倉田保昭が大活躍するアクション作品、、、、、のニコイチ映画です。

元ネタになった作品は、(至尊神偷TO CACH A TIEF)という作品で、本作は(ゴールデン忍者)(詳しくはこちら)と同じように、

物語のほとんどを元の映像を活かした形で、ストーリーが進みますのので、忍者怪盗である和製ドラゴンの怪盗アクションに、

それを追うウォン・ラオ演じる探偵が決死の追跡劇を繰り広げる、という元のストーリーそのままにニコイチストーリーも進みます。

その物語を、リチャード・ハリソン演じる忍者が、悪の組織を壊滅させるために、ウォン・タオに命じて捜査させている、

という指令シーン(相変わらず電話も多用)を付け加えて、元ネタの物語が解決したと当時に、オマケ映像的にクノイチとの忍者対決シーンも付け加えて、強引にちょっとだけ改編する、

というニコイチ作品の中でも、比較的元の映像の被害の少ない内容となっています。

ニコイチとしての監督はいつものようにゴッド・フリーホー、製作はジョセフ・ライのコンビで、新規撮影シーンを撮影し、オリジナル部分に埋め込んでいく作業を行っています。

ゴッド・フリーホー
ジョセフ・ライ

元ネタ部分の監督は、俳優としても活躍し、ヤン・ホイサン主演の(レディニンジャ2夜霧の忍び凧)(詳しくはこちら)や、

本作と同じく倉田保昭、ウォン・タオ、そしてルー・シャオフェン主演の(黒玫瑰)等の監督としても有名なトミー・リー(カム・ミン)で、

テンポの良い現代アクションを演出しています。

トミー・リー

主演は(セイントスティック怒りの聖拳!)(詳しくはこちら)や(南拳北腿)(詳しくはこちら)、(少林の鉄爪 鷹拳)(詳しくはこちら)等のウォン・タオで、

清潔感満載のキャラクターと、キビキビとした動きでアクションヒーローを好演しています。

ウォン・タオ
ウォン・タオ

で、怪盗忍者役には、勿論(無敵のゴッドファーザードラゴン世界を往く)(詳しくはこちら)や、(激突!キング・オブ・カンフー)(詳しくはこちら)等の、

傑作カンフー映画に多く出演している和製ドラゴン、倉田保昭で、本作でもキレのありまくるアクションを華麗に披露しています。

倉田保昭
倉田保昭

で、保険会社のレディドラゴン調査員として、ヤン・ホイサン主演の(レディニンジャ セクシー武芸帳)(詳しくはこちら)や、

ブラッディナイト)(詳しくはこちら)等のイン・シューリが登場し、激しいアクションを繰り広げていきます。

イン・シューリ
イン・シューリ

さらにゲスト的な登場ですが、(至尊威龍)(詳しくはこちら)等のチェン・フォーホンや、

チェン・フーホン

醉馬拳クレージーホース)(詳しくはこちら)等のハン・クォチョイ

ハン・クォチョイ

死霊のニンジャ)(詳しくはこちら)等のニコイチ映画お馴染みのチャン・タオ

チャン・タオ

妖怪奇兵)(詳しくはこちら)等のパン・ルイリー等も登場し、物語を盛り上げていきます。

パン・ルイリー

(サンダーアーム龍兄虎弟)等で外角人枠で活躍しているジョン・ラダルスキ

ジョン・ラダルスキ

そこに、いつものように新規撮影パートとして、(カンフー東方見聞録)等のリチャード・ハリソンの忍者パートが、本作では控えめに挿入されていきます。

リチャード・ハリソン
リチャード・ハリソン

で、本作、オリジナル部分をほとんど活かしているために、いつものニコイチ作品よりは、分かり易く、

ストーリー自体も、無理矢理リチャード・ハリソンが割り込んでくるシーンはありますが、無視できるレベルですので、

ウォン・タオと和製ドラゴン倉田保昭の現代アクションをしっかりと楽しめる内容となっています。

ストーリー部分は、シンプルですが、注目なのは、その激しいアクションで、豊富に用意された主演二人の格闘アクションは勿論のこと、

カーアクションや、スタントアクションが、かなりの危険度で、チェイスシーンでは、二台の車が上下重なって走行する、

という漫画みたいな物凄いシーンも登場しますし、チェイス後の爆破シーンでも、当然のように火だるまになったスタントマンのシーンがサラっと描かれます。

さらに、イン・シューリ演じる保険会社のレディドラゴン調査員が、怪盗忍者倉田保昭が盗んだ盗品事件を調べるために登場しながらも、

やたらと積極的に悪党組織に潜入したり、悪漢と格闘を演じたり、と言う感じで、保険会社社員の枠を大きく飛び越えて、

凄腕エージェント級の活躍を見せ、しかも活躍を見せるだけに留まらずに、

スカート姿で登場して、まるでズボンをきっちり履いているかのように、下着もバンバン見せながら、超絶アクションを決めまくります。

はっきり言って、本人含めて一緒に戦っている主演二人のアクションの邪魔になるレベルにアンダーウェアを見せびらかします。

シンシア・ラスロックも真っ青、といった感じでしょうか。

アクションは本格派で凄いのですが、、、。

2対1のラストバトルでも、、、
こういう感じで飛び込んできます。

という感じで、本編のアクション映画としての完成度が高いので、最後に用意されているニコイチ忍者要素が非常に悔やまれますが、

逆にオリジナル部分を尊重しているために、最後の忍者対決もアッサリ気味で、忍者に変身して山を登って、

山頂で『にんじゃぁーーーーーーーー!!』と叫んだハリソン忍者が、クノイチと決闘を行い、少しだけチャンバラを繰り広げた挙句に、

ハリソン君『にんじゃぁーーーー!!』
クノイチ『へんしんッ』
スッ、、、
ハリソン『にんじゃぁ~~』
ハリソン『へ』
ハリソン『ん』
ハリソン『し』
ハリソン『ん!!』
眉忍見参!!
戦闘開始ッ!!!  『キンキンキンキンッ』
サクッ!!    クノイチ『えっ!?』
『、、、、、、、、、、、』

あっさり、顔を覆っていた布を切られたクノイチが、

あまりの実力の差にびっくりして切腹してしまう、

という忍者の厳しい世界をアッサリ描いたオマケ映像で、終幕となっていきます。

という事で、ニコイチ作品なのに、忍者要素は薄めですが、そのおかげで他のニコイチ作品より楽しめる内容となっていますので、

アクション映画好き、香港映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

(ニコイチ以外の)アクションシーンは、かなり楽しめますよ。

日本ロケのスキーアクションもあります

作品情報

1984年製作 香港(台湾)製作 忍者アクション

監督 ゴッド・フリーホー オリジナル部分の監督・武術指導 トミー・リー(カム・ミン)

出演 ウォン・タオ、倉田保昭、イン・シューリ、リチャード・ハリソン、チャン・タオ、ジョン・ラダルスキ、ハン・クォチョイ、パン・ルイリー

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