【中国映画】トレジャー・オブ・ドラゴン 失われた黄金の棺(龙骨遗冢THE LOST MAUSOLEUM)95分

投稿者: | 2026年7月11日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

伝説の(龍を操る書)が収められている(不死の墓)を求めて旅に出た一行が遭遇する、ドキドキの冒険アドベンチャー!!、、、、、、、でも、ドラゴンは出ません、、。

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、中国映画の人気ジャンル【盗墓】系のアドベンチャー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

考古学者のガオは、娘のインインと共に伝説の(ヘビを操る書)を求めて、ある洞窟へと入っていたが、そこには書はなく、代わりに猛毒を持つ毒蛇に襲われてしまう。

なんとか難を逃れたインインは、父親の解毒方法を求めて、見つけた手掛かりから、(へびを操る書)が眠る(不死の墓)を目指して風水師のフェイと共に旅立つのだった!!

監督は、(キングダム・ソード 始皇帝の双剣)等のジャン・インリーで、既視感漂う冒険アドベンチャー物語を演出しています。

主人公となる風水師フェイ役で、(七日告白)等のアン・イーシンが登場し、何でも正解を知っている風水師を清潔感たっぷりに演じています。

アン・イーシン

で、ヒロインとなるインイン役で、ドラマ(ロマンスは椿の花のように)や(宝莲灯·浮尘幻灭)等のマオ・ナーが登場し、冒険を繰り広げていきます。

マオ・ナー

で、主人公と冒険を共にする黒風会姉弟の姉アー役でワン・シーが登場し、やたらと胸を強調した衣装で冒険に参加します。

ワン・シー

で、その弟役で、ドゥアン・シャオチェンが登場し、様々な場面で問題を大きくしていきます。

ドゥアン・シャオチェン

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、伝説の(ヘビを操る書)が収められていると思われる洞窟に、風水師のフェイ(アン・イーシン)と父親、

そして冒険家の娘インイン(マオ・ナー)を含む冒険家パーティーが入り、書が収められていると思われる部屋の直前で最後の難関に挑むシーンから

突然始まります。

※↓今回は、物語展開に触れていますので、真っ新な状態で鑑賞したい方は、ご注意ください↓※

で、リーダーであるフェイの父親は、冒険家に近い風水師(のように見える)なので、率先して危険な仕掛けの謎を解き、

ついに書が収められていそうな部屋へと入ることになります。

で、書が収められていそうな棺を開けてみると、そこには書ではなく、無数の毒蛇と、蛇に操られたゾンビソルジャー(勝手に命名)が動き出し、

一行に襲い掛かり、結局は書はゲットできずにその洞窟を後にする事になります。

で、それから四年後、天津のある場所に、父親の稼業(説明がないのでよくわかりませんが、何故か非常に裕福なので、

もしかすると父親は風水師ではなく、なんらかの事業を行う実業家なのかもしれません)を継いだフェイが、ある婦人に呼び出されます。

で、その夫人は黒風会(恐らく表舞台でも色々やっていて社会に影響力のある黒社会)の幹部(っぽい)、アー(ワン・シー)と、その弟サン(ドゥアン・シャオチェン)で、

さらに、そこに冒頭で登場していたインインも加わって、フェイを呼び出した理由が語られます。

で、そこから冒頭の4年前の出来事の後日譚として、、、、

フェイの父親は、あの時の蛇の毒で他界した事、

フェイ自身は書の捜索は止めてしまった事、

書の捜索はその後、考古学者であるインインの父親とインイン、そして黒風会が協力して継続し、またしても書がありそうな洞窟に辿り着いたが、そこにも書はなく、代わりにまたしても毒蛇の大群がわいてきたため、またしてもインインの父親が蛇に噛まれて瀕死の重体なので、毒が回り切る一か月以内ぐらいで、蛇の毒に有効かもしれない事が書いていると思われる(へびを操る書)を手に入れたいので、その書が収められていると思われる(不死の墓)を見つけたい事、

前回の蛇の部屋でゲットした石板の詩が手掛かりになりそうで、風水師フェイなら、その詩の謎を解いて不死の墓を見つけ出せるはず、と、閃いた事、

等の、

映画1本分ぐらいの旅に出る理由を2~3分程で、インインの台詞メインと少しの映像で説明されます。

で、アーとサンの黒風会姉弟は、インインのボディガードして派遣されてきた、という事も分かります。

旅の依頼人のような風貌の妖艶なボデイガード(実際動くのは弟のみ)

で、風水頼りの捜索方針で、怪しい地域を割り出し、その地域に向かうための列車に乗り込みます。

この列車への乗車にはもう一つの目的があって、なんだかんだと会話による情報が飛び交う車内で、(不死の墓)へと繋がる情報も聞き出したい、という事で、

アー姉さんが妖艶ウォークで回りの目を引き、着席するや否や、石板を見せびらかす

という目立ちたがり作戦を実行する事で、早速周りのチンピラの眼を引いて、速攻で乱闘に発展します。

アー姉さんは、この恰好で冒険に出てます。

で、散々サンが格闘で暴れた果てに、チンピラ連中のボス、ファン親分が登場してみると、まさかのフェイと知り合いという事で、

速攻で仲間に加わります。

ファン親分が仲間になった。

で、ファン親分も、(不死の墓)に眠る財宝を狙っていて、その怪しい地点に向かう途中だったという事で、怪しい地点の怪しい村も判明します。

で、馬に乗り換えて山奥に分け入り、ついに蛇伝説が根付く(拝蛇村)という、地図で見たら速攻で目的地と分かりそうな村に辿り着き、

そこで迫害されている女性を

速攻で仲間に加えて

迫害されている女性が
仲間になった。

禁断の地への入り方を唯一知っているといわれる老人バトーを

速攻で仲間に加えて

バトーが仲間になった。

ついに、目的の(不死の墓)に辿り着く、一向に、またしても蛇の、、、、、、、、

、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

鬼吹灯)シリーズで人気となった(盗墓)系のアドベンチャーアクション作品です。

ストーリー展開や、登場人物等、ほとんどの作品が同じような流れですので、本作も似たような展開で既視感が満載ですが、

本作は、一応オリジナリティというか、他の作品との差別化を強調したかったのか、

単純に旅の目的となる過去の冒険エピソードを冒頭15分間で二回分も駆け足で語ってみたり、旅の仲間となる登場人物をやたらと増やしてみたり、

という、あまりに単純な嵩上げ方式で、パワーアップを計っています。

ですが、その嵩上げに見合った説明は、本来の説明不足に加て全然足りていませんので、サクッと台詞だけで説明される重要な事柄などが印象に残りません。

ですので、ゆったり鑑賞していると、過去の一回目の冒険と二回目の冒険のメンバーが違う事や、一回目の冒険では父親の助手みたいな立場だった青年が、

実は主人公で、主人公みたいな態度していた父親は、亡くなったシーンさえ描かれない、という非常に混乱を招くような描かれ方が開幕早々に連続します。

主人公感満載の脇役の父親
脇役感満載の主人公

で、重要な旅の目的である父親の解毒方法を探すという要素も、主人公の父親ではなく、ヒロインの父親の方、というややこしさで、

とにかく始まって15分から20分ほどで、何のために何をやっているのか理解できなくなるので、いきなり出足払いを喰らってしまいます。

ストレートに言うと、鑑賞意欲がどんどん薄れていく感じでしょうか。

で、実際の旅に出ると、次から次へと仲間が増えていって、キャラクターを深掘りする余裕も何もありませんので、人物像等は、ほとんど観ている側の想像にゆだねられる事になります。

黒風会とどういう組織?ファン親分と黒風会はライバル組織ではないの?アーとサンの兄弟は善人?動かないアーは強い?ヒロインは何をしている人?主人公は風水師であって冒険家ではないけど、リーダーみたいな位置で大丈夫?

等、嵩上げし過ぎて、それぞれがスカスカになってしまったがために湧き出る疑問が無数に存在しますが、もう後半ぐらいには、そんな疑問にさえも興味が薄れてしまいます。

という事で、少々説明不足で詰め込み過ぎな印象の作品ではありますが、逆に言うと処理できないぐらいに色んな要素がつまっている、、、、、、

と言えなくもない、、、、、、事もないかもしれませんが、なんとなく箱庭冒険映画的な雰囲気は楽しめますので、

冒険映画好き、中国系映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

因みに、ドラゴンは一切登場しませんが、中国では蛇の事を(小龍)等と言い換えたりして蛇と関連付ける事もあるようですので、

それが原題に反映されて、そのまま邦題にもなったようです。ややこしいですね、、、。

あと、本作は人気小説(五龍鎮棺伝)の映画化という事で、本国のデータベースでも(タイムトラベル謎の古代都市)(詳しくはこちら)の続編のような表記(五龍鎮棺伝2)となっていますが、

物語的には関連性はありませんので、同じ原作の二度目の映像化という事のようです。

作品情報

2024年製作 中国製作 アドベンチャーアクション

監督 ジャン・インリー

出演 アン・イーシン、マオ・ナー、ハン・ドン、ワン・シー、ドゥアン・シャオチェン

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