【配信専用中国映画】タイム・トラベル 謎の古代都市(五龙镇棺传FIVE DRAGON TOWN COFFIN BIOGRAPHY)85分

投稿者: | 2022年2月16日

おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

中国で人気の冒険小説をしっかりとしたロケとアクションで映画化した中国版(インディジョーンズ)的なアドベンチャー作品!!

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Five Dragon Town Coffin Biography (2020) - IMDb

作品紹介

インターネット配信専用

今回ご紹介するのは、中国で人気の冒険小説を映画化したアドベンチャーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1000年前、栄華を極めた西摩国は、暴虐の限りを尽くした王に反乱する王后と将軍によって一夜にして滅び、地下宮殿に封印されることとなる。

その1000年後、先祖から代々盗掘を生業とする丁彦昌(チョン・ジュオ)たちは、宮殿に眠る秘宝を求めて砂漠にあるとされる宮殿に向かうが、様々な困難が待ち受ける!?

人気小説の映画化

中国で人気のある小説の映画化作品です。

設定だけですと最近連発される(鬼吹灯)シリーズと何ら変わりがないように見えますが、本作の特徴としては、

鬼吹灯)シリーズの主人公のキャラクターとキャスティングが一貫してむさい(言葉悪く言うと薄汚い)イメージで統一されていたのに対し、

本作の主人公は、とにかく陽性で明るく、相棒的な太めキャラも見かけのわりにには意外とコミカルで愛嬌があり

意外に愛嬌のある太め相棒

さらに、嫌みキャラとして登場したキャラクターでさえ中盤以降は愛嬌がでてくる、という非常に親しみの沸く、

感情移入のできるキャラクターが登場する作品になっています。

意外に後半親しみが湧いてくる嫌みキャラ

物語の大筋はほとんど変わらないながらもこの素直に感情移入できる登場人物が描かれている中国作品は逆に珍しいとも言えますので、

娯楽作品をちゃんと意識できる製作者によって製作された作品である、と言えるのではないでしょうか。

親しみの沸くキャラクター像

物語も1000年前の悲劇の物語を継承する、という中国作品にありがちな悲劇のお涙頂戴ストーリーを軸にしながらも、

その物語を湿っぽい物語に逃げることなく、一貫して明るく楽しい冒険アドベンチャー作品へと展開させています。

ちゃんと冒険アドベンチャー作品になっています

この本作を包む明るく楽しい雰囲気の大きな要因として、やはり主演チョン・ジュオのキャスティングは非常に大きいと思われます。

2017年から活躍している、まだまだフレッシュな若手といった感じで、香港俳優ニコラス・ツェー似のイケメンですが、

非常に存在感があり、誰が見ても好青年に見えて、しかも結構なアクションも自身でこなす、という貴重な存在ですので、

これからの活躍には大いに期待できそうです。

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好青年、といった感じの主人公。(盗掘者に見えない、とも言えますが、、、)
程琢(演员) 简历- 名人简历
イケメンなチョン・ジュオ
程琢_TV36
ニコラス・ツェー似ですね

ヒロインのフーホー・アンチーとは本作以前にも武侠作品(金山伏魔传)で共演しているようですので、

本作での再共演は前作が好評だったために実現したようです。

五龙镇棺传演员表男主程琢女主付赫安琪个人资料曝光
謎の都市の王女フーホー・アンチー
付赫安琪个人资料、剧照写真- [超级卡司]
フーホー・アンチー
程琢搜索结果- 好看美剧

こちらはまだ日本では鑑賞できない作品ですが、最近の中国武侠作品の大量リリース状況を観るとそのうち日本でも鑑賞できる日が来るのではないでしょうか。

そんな武侠アクションでも活躍する期待のチョン・ジュオ主演の本作ですが、これが意外にもちょこちょこと入る格闘シーンがしっかりしていて、

よく見かけるワイヤーでスタッフに吊られまくっている操り人形アクションではなく、しっかりと自分自身でちょっと激し目のアクションをこなしています。

ちょっとした格闘アクションもあります。

正直、キャラクター的にはそれほど武術アクションを必要とするようなキャラクターではないと思われますが、

しっかりと格闘アクションと呼べるスタントをこなしています。

五龙镇棺传- 快懂百科
とりあえずワイヤーアクションではないアクションが観れます

この特に武術ができる必要のないキャラクターなのにとりあえずカンフーができる、という懐かしい香港映画のようなキャラクター設定が、また本作の娯楽度を上げています。

さらに、伝説の古代都市を求めて旅立つ展開で、実際に砂漠(実際はどこかの砂浜っぽくもありますが、、)に行ってロケしています。

なんとなく砂浜っぽいですが、ちゃんとロケしています
冒険感があります

冒険アドベンチャー作品なので、ロケ撮影は本来当然の事なのですが、近年の中国作品では、(鬼吹灯)シリーズでさえ、

まさかの背景がフル合成、というコントかバラエティ番組のような作品(詳しくはこちら)まで普通に製作されてしまいますので、この実際にロケで撮影された映像は、

改めて冒険感が盛り上がります。(当たり前なのですが、、)

人皮を脱いだら、、、
着ぐるみ怪人登場

というような感じで、本作は内容こそ(鬼吹灯)シリーズと変わらない作品ではありますが、そちらのシリーズ中の何作かにあるコントのような作品とは一線を画するちゃんとした娯楽作品となっていますので、

アドベンチャーものを鑑賞するなら本作の方をお勧めします。

終わり方もハリウッドの楽しい娯楽冒険アドベンチャーのようにまたシリーズで観たくなるような、愛着の沸く作品となっています。

因みにタイムトラベル設定は、なんとなく行って、なんとなく帰って来る、という適当な設定ですが、そこはこの際スルーするのが大人の観方という感じでしょうか。(本当は大事な要素なのですが、、、)

作品情報

2020年製作 中国製作 冒険アドベンチャー

監督 ホワン・ハ

出演 チョン・ジュオ、フーホー・アンチー、チェン・ユーヨン、ガオ・ハイロン、ワン・ジアシー

その他の中国製作冒険アドベンチャー作品

首無し山での冒険に挑戦する主人公を描いた(レイダース・オブ・ムージン失われた財宝)はこちら

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