セクション8:リベンジミッション(SECTION EIGHT)98分

投稿者: | 2023年5月24日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

ドルフ・ラングレン&スコット・アドキンスが製作総指揮・出演し、ミッキー・ロークやダーモット・マローニーという豪華キャストの共演が実現しながらも、主演の薄さで全て帳消しになる、クリスチャン・セスマ監督作品!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ドルフ・ラングレンスコット・アドキンスが製作総指揮・出演で参加したアクション作品です。

それでは、まずはらすじから、

元海兵隊のエリートジェイクは、今は叔父の経営する自動車修理工場で働いていたが、叔父が借金している地元のチンピラと揉めていたところを助け、チンピラから恨みをかってしまう。

後日、チンピラたちは報復するためにジェイクの留守を襲うが、怒りの治まらないジェイクは、さらに報復し、チンピラの幹部の命を奪ってしまうのだった。

そして、服役することになったジェイクの監房に、ある日、政府の秘密機関(セクション8)を率いる謎の男がやって来るのだった!?

ドルフ・ラングレンスコット・アドキンスの(キャッスルフォール)(詳しくはこちら)コンビが再び製作総指揮と出演もしたアクション作品です。

ただ、それぞれは脇役か、ゲスト的な出演ですので、(キャッスルフォール)のようなガッツリ共演ではなく、実際共演しているシーンもありません。

ドルフは主人公の頼れる上官で、引退してからは、主人公を親身になってかまってくれる家族以外の一番の理解者、

という感じで、善人の方のドルフの安定感が満載の役柄を演じています。

ドルフ・ラングレン

対するアドキンスの方は、(エクスペンダブルズ2)や(ドクターストレンジ)等の大作系に出演している時の役柄のような分かり易い悪役で、

キャラクターの深みなどよりも、主人公を引き立たせる強敵として少ない出番で作品を盛り上げています。

スコット・アドキンス

で、そのビッグな二人を脇に主演をはっているのが、テレビシリーズ(トゥルーブラッド)や、ジェームズ・ワン監督の(デッドサイレンス)、

ロブ・コーエン監督の(ワイルドストーム)、ニコラス・ケイジ出演の(キラーズ)等のライアン・クワンテンで、

謎の組織で翻弄しながら活躍していくヒーローを熱演しています。

ライアン・クワンテン

で、さらに、完全な脇役でのキャスティングですが、(レスラー)で最ブレイク後、(アイアンマン2)や(エクスペンダブルズ)等話題作への出演も増えているミッキー・ロークが、

車の修理工場を経営する主人公の叔父役で、色んな意味で大迫力の佇まいで主人公をサポートしていきます。

(大迫力の)ミッキー・ローク

で、本作の物語で、意外と重要な人物を演じているのが、(コピーキャット)や(ロングタイムコンパニオン)、(キルトに綴る愛)等、

ドラマ系の映画で実力を発揮していたダーモット・マローニーで、善人か悪人か判断の付きにくい微妙な役柄を好演しています。

中盤以降は、このダーモット・マローニーの怪しい魅力が、作品全体を引っ張って行っていると言っても過言ではないぐらいに存在感を発揮しています。

ダーモット・マローニー

で、そんなB級作品にしてはかなり豪華なキャストを束ねる監督が、ヴァル・キルマー主演の(デッドヒート)(詳しくはこちら)や、

ポール・スローン主演の(ハンターVSハンター)(詳しくはこちら)、本作のミッキー・ロークも出演している(レディソルジャー)等、

独特の雰囲気のB級アクションばかりを製作し続けているクリスチャン・セスマ監督で、全監督作品で脚本も担当し、

製作も担当する事が多いですが、本作でも脚本こそ担当していないものの、製作総指揮を担当し、セスマ作品らしさを演出しています。

クリスチャン・セスマ

あと、ついでに、(ハンターVSハンター)主演のポール・スローンが、まるでモブキャラぐらいの勢いで、出演している、、、というか画面に映り混みます。

似ている人が後ろに映っているなぁ、、、と思ってエンドロールを見ると名前が確認できる、というレベルの出演です。

人数が足りないので、友達のセスマ監督を手伝った、という感じでしょうか、、。邪推ですが、、。

で、いつものセスマ作品でしたら、B級作品なのに主要キャストが豪華なため、重要な役割を担う役柄に予算が回らないのか、

ミスキャストも目立つはずなのですが、本作は脇役に関してもいつも以上に豪華で芸達者ばかりなので、

結果的にミスキャスト自体がありえなくなっている、というそこだけはセスマ作品らしさが薄まった作品となっています。

で、そんないつも以上に豪華な作品の物語は、まずは海兵隊の特殊部隊員である主人公ライアン・クワンテンが、

戦地で上官であるドルフの命令をことごとく無視して、無鉄砲を繰り返し、危うくなった所をドルフに救ってもらいながらも、ドルフが足を負傷し、

戦闘に嫌気がさしたライアンと共に退役する、というプロローグ的なアクションから始まります。

で、ドルフは引退して一般人となり、主人公のライアンも引退し、愛する奥さんと子供ために危険な仕事はせず、

ミッキー・ローク演じる叔父の車修理工場で、雇ってもらっています。

無茶苦茶広い家に何不自由なく暮らしているようにしか見えませんが、色んな支払いが滞るぐらいに生活は困窮している(セスマ作品特有のズレ、というか違和感)ようで、

叔父にお金を借りたいけれど、叔父もそこまで余裕はない、という状況の中、チンピラの借金取りにミッキーが責め立てられている場面に遭遇し、正当防衛的に、

大きなレンチを片手に持って、悪漢をすらりすらりと叩きのめしてしまいます。

で、勿論、チンピラに手を出してしまいましたので、報復を受けることになります。

※↓ここから先は、いきなりですが、物語展開に触れていますので、ご注意下さい↓※

で、報復でいきなり家族が殺害されてしまいます

ちょっと喧嘩しただけなのに、、。

で、キレたライアンは、元特殊部隊の血が騒ぎ、組織員がたむろするバーに出かけて行って、、

ライアン『許さんっ!!』

、、、、、

、、、、、

組織員を射殺してしまいます。

ここまで開始から23分。

という事で、(ハンターVSハンター)とほぼ同じ分数で、ほぼ同じような展開になります。

デジャヴ!!

流石、セスマ作品、という感じですが、本作に関してはリベンジムービーではありませんので、ここからが別の展開になっていきます。

愛する家族を失い、人生に絶望したライアンは、勿論服役することになりますが、そこにある組織の男が面会にやってきます。

その謎の組織の男を演じているのがダーモット・マローニーで、海兵隊時代のライアンの凄腕を買い、政府が秘密裏に運営している、ある裏組織のエージェントとしてスカウトに来た、というわけです。

ただ、ライアンには、もう戦う理由がないので、この誘いを断ります。

それでもあきらめきれないマローニーは、結局強引に脱獄、というか、誘拐して、組織に招き入れます。

強引過ぎるスカウト、、、という寄り拉致、誘拐

で、その組織が行っている任務の詳細を聞いて見ると、どうも政府が表でできないような汚い仕事(要するに暗殺等)を政府筋の独自の機関で行っている、

という事で、類まれなる戦闘スキルを買われてのスカウトという事が分かります。

で、それでも悪人と判断された人物の命だけを奪う、という事で、ライアンもしぶしぶ任務に参加する事になりますが、

戦闘をこなすうちに、どうも、本当の悪人をターゲットにしている、という事自体が怪しくなってきます。

メンバーの偽エバ・メンデス

で、色々と反発し、衝突を繰り返していると、作戦会議室に、ある人物が、、、、

という感じで、ちょっとした捻りを加えつつ、終盤はその謎の組織自体が戦う相手となっていく、というスパイものの、

良く言えば(ミッションインポッシブル)のような展開へと突入していきます。

偽メンデスも戦います

で、作品の大きな魅力の一つであるスコット・アドキンスですが、殺し屋役として中盤2分30秒ぐらいしか登場しないので、残念に思っていたら、

巨悪を倒し、物語は終わっているのに、はぐれ殺し屋アドキンスが、平和を取り戻したライアンに、

一度受けた任務は、たとえ依頼者が存在しなくなっても、評判を落とさないために必ず依頼は遂行する、という謎の美学で襲い掛かってきて、ラストバトルの延長戦を繰り広げます。

物語上は、この蛇足的なオマケのようなラストバトル+αが、アクション的には、一番の見せ場で、スコット・アドキンスが一番輝いているシーンとなっています。

勿論、動けるアドキンスと非アクション系のライアンですので、アドキンスの凄まじい独り相撲を、アドキンス一人の動きだけで、

ちゃんとした二人相撲に見せられるアドキンスの技術力の凄さが際立ちますが、

この超絶アクションを繰り出すアドキンスと、その凄いアクションに翻弄している華奢なライアンのラストバトルを展開しつつ、

物語冒頭の無鉄砲な海兵隊エリートのライアン、チンピラを大きなレンチですらりすらりと撃退するライアン

脱獄されてまで闇の戦闘組織にスカウトされるライアン、組織に反旗を翻すライアン、、、、

そして、肉体派スコット・アドキンスと互角にラストバトルを繰り広げるライアン、、、

とそれまでのライアンの大活躍を観ながら、恐らく多くの人が感じ続けていたであろう違和感、そしてこれぞセスマ作品だと思える決定的な違和感の正体が明らかとなります。

それは、、、、、

、、、、、、、、

、、、、、、、

主役がミスキャスト!!!

ズルッ

ただ、先日、ドルフががん闘病生活を送っていた、という記事が出ていて、それ以前には、本作の主人公役をドルフが演じる予定という記事も出ていましたので、

恐らく、本来はドルフが演じるはずだった主人公を、ドルフの体調を考慮して急遽ライアンが演じる事になった、という事ではないでしょうか。

結果的にセスマ作品らしいミスキャストが主人公で成立してしまっていますが、これは、そういう理由がもし本当にあったのだとしたら、しょうがないですね。

ドルフが主演を演じたバージョンも観たかったですが、、、。

という事で、説明されないと、元特殊部隊のエリートには全く見えない主人公が、その類まれなる戦闘能力を活かした活躍を見せる、

という設定と実際の活躍ぶりの違和感が終始気になる作品ですが、豪華キャストの活躍も堪能できる作品ではありますので、

アクション好きの方や、ドルフ、アドキンスファンの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

家族の思い出を振り返るシーンがしつこいです(10回ぐらい)
ミッキー・ロークは正面を向いてしか話さないので、実際には他のキャストとは共演していないと思われます

作品情報

2022年製作 アメリカ製作 アクション

監督・製作総指揮 クリスチャン・セスマ 製作総指揮 ドルフ・ラングレン、スコット・アドキンス

出演 ライアン・クワンテン、ドルフ・ラングレン、スコット・アドキンス、ミッキー・ローク、ダーモット・マローニー、ポール・スローン、

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