ウォーハント魔界戦線(WARHUNT)93分

投稿者: | 2022年10月14日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

戦時中に墜落した輸送機を捜索するためにドイツ森林地帯に足を踏み入れた兵士たちを襲う恐怖を描いた戦争アクションに、オカルトホラー要素を融合したミッキー・ローク、ちょい役出演作品!!

https://youtu.be/N3Yhw9Z99GI

作品紹介

2022年5月27日公開

今回ご紹介するのは、戦時中に墜落した輸送機を捜索するためにドイツの森林地帯に足を踏み入れた兵士たちを襲う邪悪な存在の恐怖を描いたバトルホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

第二次世界大戦中の1945年、墜落した輸送機の捜索のため、ドイツの森林地域へ兵が派遣された。

ドイツ兵とも交戦しながら、奥地へと進む兵士たちに、得体の知れない邪悪な存在が忍び寄る。

森の奥深くで、謎の存在に追い詰められ、兵士たちは、一人また一人と正気を失っていくのだった!?

ミッキー・ロークが主演、、、、、ではなくある程度出演しているアクションホラー作品です。

ミッキー・ロークは前半に少しと、後半になって強引に少し活躍するだけなので、ちょっと役割が大きいゲスト、ぐらいの扱いの作品となっています。

ミッキー・ローク(普通に歳をとった以上の変化もありますが、、)

で、物語は第二次世界大戦中に連合軍輸送機が墜落したため、捜索隊が結成される、というところから始まります。

その現場が敵軍であるドイツの森林部だったために、ジャングルでのサバイバルを前提とした作戦が遂行されます。

戦争映画+オカルトホラー

で、そのチームを本部で指揮しているのがミッキー・ロークで、その作戦には、何らかの秘密がありそうなそぶりを見せてのミッションスタートとなります。

基本的には本隊とは後半まで別行動

で、歴戦の勇士である小隊長の下、ジャングルに分け入る事になりますが、

その任務にはミッキー・ロークの息のかかった直属の部下も同行することになります。

要するに、本来ならミッキー・ロークがやるはずの役目を、この同行者である若者が全部引き受ける事になります。

ミッキー・ロークがすべきことは若手が代わりにやります

で、結局最終的にミッキー・ロークは、ラストに登場して、まるでずっと存在している主人公のようにやりたい放題やりますので、恐らく、完全に予算の都合での中抜けかと思われます。

ずっと、不在だったのに、後半急に主役級に躍り出るミッキー

本作の見所としては、戦争ものとして始まりながら、ジャんグルの奥地で、何か正体不明の存在を感じ、

一人また一人と犠牲者を出しながら、やがてその存在の超自然的な邪悪な存在を目の当たりにする、という戦争ものから、オカルトホラーへとジャンルの路線を変えていく部分がポイントとなっています。

戦争ものからホラーへ

他の作品で例えるなら前半部分は、森に足を踏み入れた兵士が、何者かに次々と命を狙われていくウォルター・ヒル監督の傑作スリラー(サザンコンフォート/ブラボー小隊恐怖の脱出)、

中盤以降はPOVではない(ブレアウィッチプロジェクト)、あるいは超自然的な(13日の金曜日)という感じでしょうか。

言い換えると、有名作品の良い所取り、という言い方もできそうですが、、、。

で、もう一つの見所としては、ジャンルも前半と後半で趣を変えますが、主役級の隊長として出演している(プリズンブレイク)や(HEROES)等で有名なロバート・ネッパーも、

前半と後半で結構な立ち位置の変更がある、という点が挙げられます。

ロバート・ネッパー

あまりに詳細を説明してしまうと、楽しみが半減してしまいますので、割愛させていただきますが、なかなかの様変わりとなっています。

ただ、やはりそこも予算の都合があるのか、ミッキー・ロークと一緒になるシーンが最初の一瞬だけですので、

一番盛り上がるクライマックス時に活躍できないのが残念です。

主要登場人物が、そこで一堂に会して、バトルに参加すれば、もっと盛り上がったような気がするのですが、どうでしょうか。

クライマックスは、それまでの見えそうで見えない、というオカルト系の恐怖は薄れて、完全にバトルホラーと化していき、

最後にはホラー映画お約束のシーンで終幕となりますので、鑑賞後の感覚としては、

ゆっくりじんわりと盛り上がる、フリが長めのバトルホラーといった感じの作品となっています。

という事で、暗いシーンが多く、出演者も同じ制服、同じ西洋人、景色はずっとジャングル、という事で、

物語の停滞感や、閉塞感を感じる時間も存在しますが、後半はそれなりのバトルホラーへと様変わりする娯楽ホラー作品となっていますので、

ホラー好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、本作、勿論ミッキー・ロークが出演している、というのは多きなセールスポイントなのですが、

逆にミッキー・ロークの存在が、作品世界の流れをおかしくしてしまっているのは、なんとも難しいところですね。

散々苦労して、邪悪な存在の巣窟を見つけ出した本隊に、独自の方法で速攻で合流してくるミッキー・ロークに唖然としてしまいます、、、。

ミッキー・ロークの出演が鑑賞の動機になるのに、ミッキー・ロークの存在が作品自体を無理矢理感満載にしているという矛盾、、、。

作品情報

2022年製作 アメリカ アクションホラー

監督・製作・脚本 マウロ・ボレッリ

出演 ロバート・ネッパー、ミッキー・ローク、ジャクソン・ラスボーン、アンナ・パリガ

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