【修行映画!】レディ・シフター 美しき秘密諜報員 (SHIFTER)105分

投稿者: | 2024年2月8日

修行度 🔥●●●●●●●●●

遺伝子増強手術を受けたCIA女性エージェントが、様々な人物に変身できる能力を身に着け、色んな組織に潜入しまくる、美しき秘密諜報員には見えないアラナ・フォックス主演のテレビシリーズの総集編!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、遺伝子増強手術によって、色んな人物に姿を変えられるようになった女性エージェントの活躍を描いたレディースアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

CIAの美しき凄腕エージェント・タラは、CIAが独自に研究した遺伝子増強手術によって、色んな人物に姿を変えることができる能力を得た。

早速、その能力を駆使して、様々な任務をこなしていくタラだったが、やがて、その裏には、CIAの闇の陰謀が隠されている事に気付くのだった!?

2019年から2021年まで放送された、アラナ・フォックス主演のスパイドラマシリーズをまとめた総集編的な作品です。

新規撮影等はあるのかもしれませんが、同スタッフ・キャストで、物語がオムニバスのように、次々と違うミッションに突入しては終了していきますので、ほぼ総集編のような内容となっています。

テレビシリーズ版

監督は、テレビシリーズ(SWEET NOTHINGS)等を手掛けているマシュー・マーダーで、姿がコロコロ変わる最強女性エージェントの漫画のような世界観を、

ちょっとした格闘アクション等を交えながら描いています。

マシュー・マーダー

主演の美しき秘密諜報員役には、ジェニファー・ガーナー主演の(ファミリースイッチ)等のアラナ・フォックスで、

一応主演ながらも、コロコロと容姿の変わる(本当に他のキャストに変わる)主人公を演じています。

アラナ・フォックス
アラナ・フォックス

で、変身した後の凄腕役で、(ネオンデーモン)にモデル役で出演しているサマンサ・グレース・ミラーが登場し、

アンナ・フォックスが動かない分、アクティブに見所を作っていきます。

サマンサ・グレース・ミラー
サマンサ・グレース・ミラー

で、美しき秘密諜報員に指示を与える上司役で、ルーク・ゴス主演の(S.I.U. ロサンゼルス特捜隊)等に出演しているウーゴ・メディナが登場し、

怪しさ満載で、倉庫の秘密基地のような場所で指示だけを出していきます。

ウーゴ・メディナ
ウーゴ・メディナ

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、CIAの腕利きエージェント・タラが任務をこなしつつ、父親に悩みを打ち明けているシーンから始まります。

既に腕利きとして重宝されているタラですが、この度、CIAが実験と研究を重ねた結果、遺伝子を増強する技術を開発し、

手術を受けた上で、ある薬品を投与(その都度の注射)すると、増強した遺伝子と反応し、容姿が遺伝子基と全く同じになる、という物凄い技術で、

上司から指示されているその手術を、受けるかどうかで迷っている様子が描かれます。

タラ『どうしようかなぁ、、、。』

父親には勿論止められますが、迷った挙句に手術を受ける事にしたタラは、無事手術は成功しますが、手術前のちょっとした期間の記憶を失っていて、

目を覚ました当初は、自分がどういう過程を経て、その手術を受ける事になったか、等の大事な記憶が抜け落ちている事に気付きます。

タラ『手術完、、、、』
タラ『了!!、、、、どこっ!?、、、ていうか、、、』
タラ『私はだぁれ?』

サスペンスが盛り上がりそうな出だしですが、、、、、

上司『君は美しき秘密諜報員タラ、これが過去の活躍シーンだ。』
タラ『あ、思い出した。』

、、、その数秒後に、さっさと記憶はほぼ回復し、速攻で手術の成果を見せる実験に入っていきます。

で、手術で獲得した変身能力は、色分けされた薬品入りの注射器(色は特に意味無さそうですが、、、)を変身したいと思った時に注射する事で、

手書きで記名されていますが、全部(TARA)と書いてあるので、タラ専用という意味のようです。

その直後にふぁぁぁんと、(ウィロー)の時代のモーフィングシーンのように変身し、全く違うキャストが、変身後のタラを演じる、

という感じで、変身する度にキャストが入れ替わっていきます。

別人が演じているので、勿論外見や話し方、アクション等全て全く似ていませんが、基になっているのが美しき凄腕の秘密諜報員なので、

基本的には、頭脳明晰で、格闘や銃火器を使ったアクションにも長けた役柄を大勢で表現していく事になります。

で、変身能力が上手く機能している事を確認したウーゴ・メディナ演じるCIAの上司は、殺風景な倉庫のような秘密基地で、早速タラにミッションの指示を出していきます。

上司は、
倉庫から
動かない

それが、ロシアが発見したコンゴの、ある地域で発見された新しい鉱石を得るために、ロシアの大使館とは思えないような大使館に忍び込んで機密ファイルを盗んだり、

鉱石を発掘するための労働力を手に入れるため、人身売買組織と接触しているコンゴ人の取引現場に潜入したり、

北朝鮮の工作員に命を狙われている韓国人外交官を警護するためにセレブパーティに忍び込んで、知り合い(多分ドラマ本編では友人関係になるエピソードがあると思われます)と出会って、

逃げる手助けをしたり、という感じで、国際色が色濃く出ているような任務(エピソード)を次々とこなしていきます。

セレブパーティに
潜入し、
見晴らしの良い屋上の高級レストランで、
堂々と変身する美しき秘密諜報員

スパイものと言えば国際色、という感じで、その状況に応じて、本作の売りである美しき秘密諜報員の変身能力が勿論見所となるのですが、

一応設定上は15の遺伝子を組み込んだという事で、格闘スキルの高い金髪女性、コンゴ人を安心させるための黒人女性、

かなり血の気の多い野獣系の金髪女性、アジア人のセレブ韓国人女性、という感じで、まさに国際色豊かな女性に変身する、

レディシフター美しき秘密諜報員

としての活躍が描かれるのですが、その中に一回だけ、それがいけるなら、なんとなくいろんなルールが崩れてしまいそうな、仲間外れの変身が混ざっています。

タラ
タラ
タラ
タラ

それは、、、、、

ゴツめのマフィア部下!!

男が混ざっています。

『へ!!、、、』
『ん!!、、、』
『、、、、しん!!』

ルールが良く分かりませんが、良いんでしょうか、、、。

で、本作そんな調子で、次から次へと任務が舞い込んでくるために、その都度別な状況で活躍する物語が描かれて行くのですが、

総集編的な繋ぎ方であるために、その都度別人が演じるミッションを連続で観ていく、という流れで、

ミッションが変わる度に、タラがどの人物に変身しているのか分からない(のが魅力でもありますが)ので、

新しい任務になる毎に、誰がどのような活躍をして、どんな今任務をこなしている最中なのか、良く分からない、という状況が何度も訪れてしまいます。

物語が盛り上がり、実際にピンチになれば、それぞれのアクション等をこなしたりするのですが、ピンチにならない限り、どの人物に変身しているのか、観ている側も分からないので、

格エピソードでタラの変身だと分かる頃には、そのエピソードはもうすぐ終わって、その姿の主人公とはお別れする事になる、というパターンの連続となっています。

で、その合間に登場する本体であるアラナ・フォックスは、美しき凄腕秘密諜報員のイメージを連想しにくいので、

それなりにアクションや諜報戦等が描かれる作品ながらも、一人の美しき凄腕秘密諜報員が活躍するスパイレディースアクションを鑑賞している感覚は極めて薄い作品となっています。

という事で、

けだるい系の独特のテーマ音楽がずっと流れ続け、アラナ・フォックスの、のそっとした、どすこいアクションとブレカメラショットの連続にやられそうになります

アラナ・フォックス自身のアクションは、単純なグーパンチとかの喧嘩系

が、色んな女性キャスト(+男一人)が演じる変わった設定の主人公が活躍するレディースアクションとなっていますので、

変わった作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、日本版DVDのジャケットの完成度は本国を完全に凌駕していますね。

AIとかでしょうか、、、。

作品情報 

2023年製作 アメリカ製作 レディースアクション

監督・製作・脚本 マシュー・マーダー

出演 アラナ・フォックス、ウーゴ・メディナ、サマンサ・グレース・ミラー、リチャード・リベラ、ジュフン・リー

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