【中国映画】ハンター・エンジェルズ(横行霸道RUN AMUCK)92分

投稿者: | 2022年7月22日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

美しい美女がVRゲームの世界でチームを組み、優勝をかけて他のチームと激闘を繰り広げていくカッコ良い要素満載のレディースアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、VRゲームの大会に参加した美女たちがカッコ良く大活躍するレディースアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

高額商品を懸けて行われるVRゲーム大会。

プレイヤーであるシェン・ユエは、そのゲーム【RUN FOR YOUR LIFE】に出場を決意する。

そこでは初対面のプレイヤー3人とチームを組み、他のチームとバトルロワイヤルを展開し、最終的に生き残ったチームだけが勝利を得るのだった。

ゲーム内で出会った4人は、当初いがみ合い、争いを繰り返すが、死線を越えるうちに、少しづつ信頼関係が芽生えていくのだった!?

VRのゲームの世界で、美女がチームを組んで他のチームとのバトルを展開しているレディースアクション作品です。

ゲーム自体はバトルロワイヤル系のゲームで、要するに他のチームを殺傷していって、最後に残った1チームが勝利、という基本的にはシンプルなルールとなっています。

ただ、細かいルールが分からないので、その辺はなんとく、、で進んで行きます。

映画自体もシンプルで、冒頭、現実世界の美女たちのそれぞれのちょっとしたエピソードを足早に描かきつつ、

早速大会開催、という事でゲームが開始されていきます。

ここまでの展開が非常に早く、基本的に主要登場人物である美女4人が全員美女なので、キャラクターの描き分けが追い付かずに、

何かごちゃごちゃやっているうちに、早速ゲームが始まって、速攻でチームメイトが決定し、速攻でゲームが開始されて、速攻でいがみ合ってちぐはぐ、

という本編に突入していきます。

ぼーっと観ていると取り残されます

しかも、美女全員がモデル系の美女、という同タイプの美女たちなので、前半の展開の速さと相まって、誰がどのドラマを背負っているのか?

どういう得意技があるのか?ゲーム内では何と呼ばれているのか?等もカッコ良い演出で速攻で説明が終了してしまいますので、

何がなんだか分からないうちに中盤ぐらいまで行ってしまいます。

ただ、中盤ぐらいまでくると、それなりに人物の人となり等も描かれていきますので、割と感情移入できるようになっていきます。

後半は戦う者同士の熱い友情エピソード等もしっかりと描かれて、アクションもしっかりと描かれていきますので、

クライマックスにかけて非常に盛り上がる展開となっていきます。

慣れてきたぐらいで衣装チェンジするので、またリセット、、、

(前半、ついていけなかった方は、一度鑑賞後に、もう一度前半部分のみだけでも鑑賞し直す事をお勧めします。

意外に細かいキャラクターのひととなりを表すような表現が、目茶苦茶足早に説明されていますので、実はちゃんと説明すべきことは最初の一瞬で全て説明してることが理解できます。

ただ、本当にさっさと描きすぎて、初見で、それがキャラクターの状況を表しているとすぐ理解できる人は少ないのではないでしょうか)

で、そんなVRゲームでのバトルが展開していくのですが、これが一応ライフ性になっているようで、現実世界では即死してしまうようなダメージを受けても、

【HPが急激に減っている】というような警告のメッセージが出るだけで、ポーションを飲むとまた復活できるようになっています。

ライフゲージは恐らく色でも程度があるようです。多分赤が一番危ないです。多分ですが、、。

この設定がドラマも生みますが、結構曖昧なので、どの程度のダメージなら大丈夫なのか?即死するキャラクターとの違いはどこにあるのか?

等の細かい説明はありませんので、要するに主人公達がダメージを受けた時は、回復するチャンスはあるが、モブ的なキャラクターの時は即死、という事になるようです。

普通は絶体絶命のピンチですが、主人公達なら、そうでもありません。

そうすると、主人公達は、基本的に絶対に死なないという事になってしまい、妙な安心感がでてしまいますので、

ジュマンジ ジュマンジ・ウェルカム・トゥ・ジャングル)(続編、詳しくはこちら)のように3回死んだらゲームオーバーというルールの方が良かったような気もしますが、どうでしょうか。

とはいえ、基本的にはゲームを描く映画というよりも美女たちが、他のメンバーをカッコ良くやっつけていく、という事が主題の作品ですので、これはこれで良いのかもしれません。

ただ、ラストの終わり方が一瞬ではありますが、結構衝撃的な表現だったのですが、、、。

このカッコ良いアクションですが、とにかくカッコ良く表現されています。

基本は武術系のアクションはほとんど無く、カッコ良く銃を撃ったり、カッコ良くバイクを走らせたり、カッコ良く車を運転したり、

という感じで何かを使ったアクションが多いので、身体自体を動かして素手で戦うアクションは少ないのですが、流石にこれだけのスラっと手足の長い均整の取れた体型の女子が、

ライフルを構えたり、バイクに乗ったりしているだけで、絵になりますので、どのシーンも超絶アクションをこなしているわけでもないのに、超絶カッコ良く見えたりします。

見栄えがする、という感じでしょうか。

着ている衣装もカッコ良く、世界観にバッチりあった衣装で、途中お色直し等もあったりしますので、そのカッコ良い容姿をさらに盛り上げていきます。

最近の中国作品、この衣装で結構滑っている事が多く、ジャングルを舞台にしたアドベンチャー作品なのに、

登場する女子はやたらとへそ出しルックになったり、気合が入ると変な肩当て等のプロテクターを装着して超人や聖戦士のようになったり、

という感じで、センスを疑う衣装も少なくないのですが、本作は見栄え的にもカッコ良く、おしゃれ感もあり、しかもある程度セクシーという

絶妙なバランス感覚で設定を盛り上げていきます。

そんな魅力的な登場人物を演じているキャストですが、まずはチームを率いていくリーダー的な存在を演じているのは、

デンジャラスベイビーズ)(詳しくはこちら)でも、本作同様にちょっとお姉さんな役柄を演じているユェン・リンイェンです。

今回も、超絶アクションを披露するような役柄ではありませんが、銃火器を使ったそれなりのアクションを披露しています。

どうも、本作のような姉御肌の美人お姉さん、という役柄が得意のようです。

ユエン・リンイェン

そして意外にコメディリリーフ的に天然ぶりが炸裂しまくりで、ずっとチームを危機に晒し続ける(途中までは裏切り者なのか?と思えるぐらいに危機しか招きません)役柄で、

アイドル歌手としても活躍し、本作以外にも(デンジャラスベイビーズ)の第二弾に出演しているチャン・モンルーです。

常に物語をひっかき回す、ある意味重要なキャラクターを演じています。

チャン・モンルー
センターがチャン・モンルー
チャン・モンルー

そして、一匹狼的なキャラクターでありながら、最終的には人間味が全開になっていく、孤高のスナイパー女子役、

という実は一番深みのあるカッコ良いキャラクターを演じているのは、テレビドラマをメインに活躍しているチャン・ハオユエです。

クライマックスに向けてどんどん存在感が増してく、という美味しい役どころをカッコ良く演じています。

チャン・ハオユエ
チャン・ハオユエ

そして、一番影は薄いですが、その分途中で大ダメージを受けて、復活すると何故か衣装とヘアスタイルが変わっている、

という説明のない仕様で、二通りのパターンを披露するのは、(バララフェアリー巴啦啦小魔仙)というお子様女子向け作品で、

割と重要そうな役柄を演じているチャン・ユーウェイです。

本作では、凄腕女性ドライバーを演じていて、カーチェイスシーン担当となっています。

チャン・ユーウェイ
チェン・ユーウェイ
バララフェアリー
バララフェアリー

以上4人、、、、

なのですが、DVDジャケットには5人映っています。

しかも、センター、、、

この人はいったい誰なんだ?という事ですが、正体は、前半の駆け足気味に作品世界を説明している時に主役のように登場して一瞬でゲームオーバーになってしまう(ギャグではなく、そういう厳しいゲーム世界という表現)というキャラクターを演じていた特別出演のクララ・リーです。

唐人街探偵)のテレビシリーズ等で大活躍しています。

ただ、ラストで、このクララ・リーが再び帰ってきて、本作の主演4人合流、5人そろって、『さぁ、行くわよ!

クララ・リー
『さぁ、行くわよ!』

【パート2 now loading,,,】

という感じで、続編では本当に主要メンバーに入りそうですので、続編に期待ですね。

逆に、また早々にゲームオーバーになったりすると面白そうですが、、、。

クララ・リー

という感じで、今が旬の美女が集結し大活躍する秀作レディースアクションとなっていますが、逆に言うと

ほとんどを美女の活躍だけに絞ってしまってしまっていますので、

美女チーム以外のチームの雑多感が酷く、魅力的なライバルが登場せずに、わずかにいるライバルは、非常に不快感の募るキャラクターとなっています。

汚い戦略で勝利をもぎ取って、勝利の証に、厭な腰降りダンスを踊りまくる、という男性キャラクターと、

後半になって突然登場する、メンバーの最低な元カレ、というどうしようもない、誰が見ても悪役で、絶対に優勝するはずのないようなキャラクターしか登場しませんので、

敵チームとの激しいバトルの末に優勝をもぎ取る、というようなハラハラ感は一切ない構成となっています。完全に善と悪の戦いですので。

ただ、これも美女たちの活躍だけをメインで描く、という趣旨を考えるとしょうがないのかもしれませんが、あと20分上映時間を長くして、

その辺のライバルチームとの攻防なども描かれていくと、もっと深みがでたように思えるのですが、どうでしょうか。

イケメンチームや筋肉チーム、他の美女チームや、インテリチーム等が登場したりすると作品世界が広がりそうです。

という事で、DVDジャケットに期待するアクションは、実際の内容でもしっかりと堪能できる秀作レディースアクション作品となっていますので、

レディースアクション好きの方や、中国映画好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

やはり、レディースアクションジャンルに外れはないですね。

作品情報

2019年製作 中国製作 レディースアクション

監督 リウ・シャオ、チン・パンフェイ

出演 チャン・モンルー、チャン・ハオユエ、クララ・リー、ユエン・リンイェン、ジャッキー・リー、チェン・ユーウェイ、ファンヤン

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します。↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す