【中国映画】セブンソード 黄泉がえりの七情花(七剣下天山之七情花SEVEN LOVE FLOWERS IN THE HEAVENLY MOUNTAIN UNDER THE SEVWN SWORDS)93分

投稿者: | 2021年9月28日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

前作と同監督ながらも、七剣にまつわる別主人公を描いた新たな剣士の物語!!今回は物語も分かり易く、意外性のある展開もあって楽しめます!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、人気の原作小説を映像化した最新武侠ファンタジー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

幼少期から病を持ち、記憶を失っている青年剣士、石仲明は、女医である冒浣蓮と共に旅を続けていた。

旅の途中、邪悪集団、江北三魔の部下たちと戦いになっていたところを剣士、納蘭との出会いで救われる。

それをきっかけに共に旅をすることになった三人は、万病に効くとされる七情花の噂を耳にする。

旅をする二人
仲間となる納蘭

セブンソード修羅王の覚醒)(詳しくはこちら)に次ぐ、有名原作小説の映画化作品です。

監督は前作と同じくフランシス・ナムという事で、正直前作の出来を考えるとあまり期待できそうになかったのですが、、、。

という事で、本作も例によって、物語は開幕早々に、既に急ぎ足で始まっています。

最近の中国作品にありがちなのですが、作品が始まって間もなく、まだタイトルやスタッフ名が表示されている途中で、

早速台詞を話し始めて物語を進めていくパターンが多かったりしますが、上映時間の規制などがあるのでしょうか?

下手すると、スタッフ名表記中にアクションを始めて終わってしまうぐらいに駆け足な作品もあります。

全体的に短い作品も多く70分台という劇場公開作品にしては、あまりに短すぎる上映時間の作品も多く存在します。

いきなり物語が始まるので全然感情移入できないのはいつもの通り

その昔、香港映画には上映回数を少しでも増やすために作品は基本的に100分以内に収める、という暗黙のルールがあったので、

ほとんどの香港映画の終わり方は事件が解決すると、あっさりスタッフロールが流れてさっさと終わる、というパターンが多かった時期がありました。

最近の中国作品を観ているとそんな上映形態の規制か何かがあるような気がしてしまうのですが、どうでしょうか。

作品によってはWEB公開のような公開のされ方をしている作品もあるようなので、色々な制約があるのかもしれません。

三人の出会いもあっさり目

という事で、本作も前作に引き続き、説明不足気味で、いきなり物語が進んでいるので、前作からの続きかと思ってしまいますが、

前作とは全く違う主人公の物語ですので、基本的に登場人物の引継ぎはありません。

有名な剣を持つ、別な剣士を主人公にした物語となっています。

もしかしたら、(アベンジャーズ)のようにそれぞれの主人公が最終的に一堂に会する作品が製作されるのかもしれません。

四人目のキャラクターも森でフッと出会います

という事で、本作の内容ですが、本作も前作同様に端折っている感じはあるものの、意外にシンプルに分かり易い部分だけを抜き出しているのか、

本作に関しては、割と物語に入り込みやすいような描き方がされています。

ヒロインの切ない恋も描かれます

幼少期に患った離魂症(物凄い病名ですが、結局どういう疾患か良く分かりません)に悩まされる主人公が、記憶も失いながら、

愛するヒロインである女医と旅をしつつ、自身の出生の秘密と万病に効くと言われる七情花を得るために秘境の山を目指す、という物語となっています。

その旅の道中、妖しい剣士に出会ったり、(スウォーズマン)シリーズに登場した東方不敗のような女性ボスが登場したりと、

なかなか娯楽路線の冒険アドベンチャー的な要素を持った作品となっています。

東方不敗を思わせるキャラクター。それほどのカリスマ性はありませんが、、。

その中で、意外な展開や、裏切り、など面白みのある要素もプラスされて、ラストでは意外にホロっとくるような展開もあるな等、

前作に比べるとかなり楽しめる作品となっています。

また、主演キャストを始め、脇に登場するキャラクターを演じるキャストもしっかりと見栄えのするキャストで、ちゃんと感情移入のできる演技を披露しています。

ラストのからくり要塞など、冒険アドベンチャー要素もあります

アクションに関しては、例によってカット割り満載、ワイヤーで吊られているだけ漢満載ではありますが、それでもそれなりに何をやっているかぐらいは分かる程度にはなっていました。

少しづつ、経験値が増えている、という事でしょうか。

ワイヤーアクション!!

という事で、前作がいまいち楽しめなかったという方でも、本作は結構楽しめる要素もある作品になっていまので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

でも、同じ監督でシリーズ化するなら、もう少し前作からの引きも欲しかったところですが、、。

それとも気づいてないだけで、どこかに引きがあるのでしょうか。

だとしたら、それももっと分かり易くして欲しいですね。

作品情報

2020年製作 中国製作 武侠ファンタジー

監督 フランシス・ナム

出演 アンディ・チェン、チャン・ヤージュオ、シュ・ジェングオ、ジャン・ジュンジェ、シュー・ヤン

このシーンで流れている挿入歌の歌詞が右端に出る、という自国製作作品ではあまり見た事のない場面(カラオケ除く)

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少林寺映画と思いきや完全にVFX満載の武侠映画(少林寺 阿羅漢VS鬼神羅刹)はこちら

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