【レア作品!香港映画】骸骨キョンシー(艷鬼凶靈THE DEVIL & THE GHOST BUSTER)90分

投稿者: | 2022年5月5日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

お馴染みのキョンシーアクションに(五毒拳)等のカンフースター、ウェイ・パイが登場するドタバタホラーアクション!!

Ghostbusters Wiki:The Devil and The Ghostbuster (艷鬼凶靈 ...

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、(ヤングマスター師弟出馬)等のイケメンカンフースター、ウェイ・パイが主役を演じるキョンシーアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

頼れる兄貴分ウェイ(ウェイ・パイ)は、弟分のトラブルメーカー、タイビーの揉め事に巻き込まれ追われる身となってしまう。

そんな時、逃げ込んだ廃屋で、成仏できない女性幽霊と出会い、その霊力を使って悪党を追い払う事に成功する。

しかし、その出来事を機に、二人の関係は深まり、やがて取り返しのつかないことろまで行ってしまうのだった!?

ウェイ・パイ

ウェイ・パイ主演のキョンシーアクション作品です。

とは言ってもどちらかと言うと、キョンシーアクションというよりも、(チャイニーズゴーストストーリー)や、(霊幻道士)のチン・シュウホウポーリン・ウォンのパートのような

ゴーストと人間の悲恋話がメインのファンタジーホラー的な内容の作品となっています。

キョンシーはゲスト出演という感じでしょうか。

物語は、トラブルメーカーの弟分が、ショウブラザース社作品でお馴染みのクー・フェン率いるヤクザ組織と揉め事になり、

それを解決するために担ぎ出されたウェイ・パイが、結局揉め事を解決しきれずに追われる身となり、逃げ込んだ廃屋で、以前遺骨を埋めてあげた女性の霊の助けを借り、

悪党を撃退するものの、そのまま霊との関係を深めていくうちに、後戻りできないところまで行ってしまう、という大筋になっています。

強面に変装するウェイ・パイ

で、そんな女ゴーストにとりつかれている兄貴分を救おうと、最強の道士の力を借りることになります。

この最強の道士を演じているのが、(ドラゴン忍者)等の独特の雰囲気が渋い、リー・ウィンで、完全に見せ場を攫っていきます。

ウー・ウィン道士登場!

ただ、それほど武術アクションというわけでもないので、爆発などの特殊効果がメインのアクションとなっています。

アクションとしては、それなりにあるのですが、見所といえば、前半にクー・フェン軍団と揉め事になった時のウェイ・パイと悪漢たちのバトルシーンでしょうか。

レジェンド、クー・フェン

ウェイ・パイは、70年代後半から80年代前半ぐらいには(五毒拳)(詳しくはこちら)を始めとしたショウブラザース社製カンフー作品に多く出演し、

その後ゴールデンハーベスト社に移籍してからは、ジャッキー・チェン主演の(ヤングマスター師弟出馬)や、

ユン・ピョウ主演の(ユンピョウinドラ息子カンフー)、サモ・ハンキンポー主演の(燃えよデブゴン7)(詳しくはこちら)等、

看板スター作品の引き立て役、という位置で活躍していましたが、その後出演作品も減ってしまい、テレビ作品へと流れてしまう、

という経緯を辿っている最中の作品ですので、1988年の時点で主演作品として製作されている本作は、意外に貴重な作品となっています。

少なくとも日本でソフト化されている作品で、カンフーシーンのある主演作品としては最後の作品となっています。(今後復活等あれば別ですが、、、)

ただ、大活躍していたころから10年ほどが経過していて、見かけの変わり方も、パッと見て、ウェイ・パイ?と思ってしまうぐらいに

普通のおじさん感が侵食中ですので、アクションが少な目なのも仕方がないのかと思われます。

それよりも、途中参加の(ドラゴン忍者)こと、リー・ウィンの重ねた年齢分、凄みが増した存在感の方が圧倒的に目立っています。

ストーリーは基本的に(チャイニーズゴーストストーリー)、キョンシーはゲスト出演のみ、主演はおじさん、という事で、なかなかこれといった推しが無いのが残念ですが、

その推しの弱さを製作者も理解していたのか、キョンシーが登場するような世界観なのに、やたらとセクシー路線を合間に挿入する、

という香港映画にありがちな強引な推しを創り出そうとしています。

これは、どうも伝統としてあるようで、普通のカンフー作品で、しかも超大作系の(燃えよデブゴン7)なんて一流の作品でも、

強引にセクシー路線を挿入していたりします。

文化の違い、というか、当時の映画作品の常識だったのか、そういうシーンはどこかに入れるのが当然、という風潮があったようです。

で、恐らく本作は、他の推しの部分が薄すぎるので、そういったシーンで中和する(というか誤魔化す)意味合いで、

セクシーシーンを増量していったのではないでしょうか。

という事で、キョンシー度は薄く、他作品のあやかり、主演はおじさん、エロ多め、という事で、この作品をどこがどう(骸骨キョンシー)なのかは分かりませんが、

多数ある迷キョンシー映画の中の一本という事で、キョンシー作品鑑賞コンプリートを目指している方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1988年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 ホー・リェンチョウ

出演 ウェイ・パイ、クー・フェン、ゼン・ワン・ウェン、リー・ウィン、ホン・イーサン

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