【レア作品!修行香港映画】ロボ道士 エルム街のキョンシー(THE VAMPIRE IS ALIVE)90分

投稿者: | 2022年7月5日

修行度 🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥

ニコイチ映画で有名な悪名高きフィルマーク社のエルム街の悪夢+キョンシー+忍者+ラストエンペラーな無茶苦茶作品!!想像力との戦いを強いられる、まさに修行映画の真骨頂!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、悪名高きフィルマーク社が製作したキョンシーアクション作品です。

それではまずはあらすじから、

ラストエンペラー溥儀を題材にした映画を製作するためにある島にやってきた脚本家のジョイスとシンディ。

製作者のディクソンと共に製作にとりかかるが、ライバル製作会社の妨害工作により、運転手は殺害され、カメラマンも命を狙われ、

ついにジョイスにも魔の手が伸びるのだった。

既に公開済みの旧作映画の権利を安値で買い取り、そこに新たに撮影したシーンを合わせて編集し、強引に新しい別作品として公開してしまう、

悪名高きフィルマーク社製作のキョンシーアクション映画です。

普段は忍者映画が多いのですが、今回は一応当時の流行に乗ってキョンシー映画として強引に完成させた作品です。

一応、キョンシー映画です

ただ、本作はフィルマーク社のニコイチ映画の中でも、かなり難易度の高い作品で、物語の理解不能度合いもかなり高い作品ですので、

筋の通った物語の整合性などが無視されている部分が多いので、終始訳の分からない展開の連続となっています。

一応の大筋としては、ラストエンペラー溥儀を題材とした映画を製作するために、ある島やってきた脚本家の女性(主人公)とその助手の女性が、

ライバル製作会社の妨害工作で、色々な事件に巻き込まれていき、製作会社もそれに対抗するためにスーパー調査員を雇い、

逆に襲ってくる敵を、バンバン殺害していく、という流れになっています。

スーパー調査員、ジャッキー。バンバン敵を殺害していきます

基本的には映画はまだ準備段階(というか脚本を今から書き始める、という状況なので妨害工作が早すぎる、、、という突っ込みをしだすと本作は3分も鑑賞できませんのでとりあえずスルー)ですので、

映画撮影が開始されるようなシーンはありません。

ラストエンペラー溥儀の映画の脚本を執筆するために泊まったホテルの部屋に偶然設置されている絵、、、

要するにある組織が、敵対する別の組織の妨害工作で次々と仲間が命を狙われる、というシチュエーションさえあれば良かった、という感じです。

その妨害工作を調べる、というパートから権利を買った方の映像に切り替わるようになっています。

恐らくどこかのタイのアクション映画だと思われますが、主人公の女性(役名ジャッキー)が、敵に勇猛果敢に戦いを挑み、

バンバンぶちのめしていきます。

ただの調査員なのですが、、。

情け容赦無く敵を粉砕

で、カメラマンなども命を狙われたりしながら、なんとなくアクションを繰り返していき、

その合間に冒頭に登場し、主人公に脚本執筆を依頼し、ホテルなども用意してくれたプロデューサーである、ディクソンが電話でジャッキーと話しているシーンなどが挿入されます。

まず、最初の被害者は運転手!(を殺害しても映画製作には問題無し!)

フィルマーク社作品の特徴として、二つの別々の世界観をこの新撮パートの登場人物が電話で話す、というシーンで強引につなげていく、という黄金パターンがあって、

その会話シーンを適当になんとなく、物語が繋がるような台詞で繋いで、二つの作品を一つの作品になっているように強引に見せかけていきます。

で、カメラマンや運転手、助手のシンディ、主人公のジョディと狙われ、製作者のディクソンも狙われるのですが、

この時ディクソンを狙ってくるのが何故かキョンシーで、しかも謎のターミーター風のマッチョマンも登場して襲ってきたかと思うと、

ディクソンが木を中心にくるりと回ると突然、忍者に変身し、そのままキョンシーVS忍者バトルが始まる、という問答無用のキョンシーアクションが始まります。

もう、物語の整合性とかの問題ではなく、【これがフィルマーク】と割り切るしかありません。

で、なんとなく勝利した後は、いよいよ主人公のジョイスが本格的にキョンシーに襲われていくのですが、

このキョンシーの登場が、ライバル会社の妨害工作なのか、たまたまそこにいたのか、勿論説明はないので、どちらともいえないのですが、

とにかくジョイスはキョンシーに狙われます。

で、このキョンシー(というよりゾンビ?)、一応溥儀の肖像画から飛び出してきていて、英語音声の台詞ではラストエンペラーと名乗っていますが、

字幕翻訳では、『俺は腐霊泥(フレディ)だ。』となっています。

、、、、、

翻訳家の遊び心ですね。

はなんとなく思いつきそうですが、はなかなか出てこなさそうです。

腐霊泥

で、なんだかんだとありますが、途中でディクソンが乱入してきたこともあり、いよいよラストバトルという感じになります。

で、その間いつの間にか腐霊泥に襲われていたジョイスは、急激にお腹が膨らみ、そこから何かが生まれます。

乗り移られて、、
何かが、、、

で、飛び出したのは、、、、

、、、、、、

僕は、溥儀ちゃんだ!

、、、、、

内容も内容なら、翻訳家も翻訳家、、、、

でも、このシーンに字幕を付けるとしたら、もう色々考えた挙句に、、、

僕は、溥儀ちゃんだ!

これしかないですね。流石プロです。

怒涛の展開に戸惑いつつ、ラストバトルに移っていくと、凶暴な腐霊泥に立ち向かうディクソン、いよいよ忍者に変身するのか?と思っていると、、、

変身!!

!!!!!

あれっ?

ロボコップの子供会バージョン、、、、いや、ロボ道士の登場です!!

手に持っている銃はそんなに役にたちませんが、いつものようにアクション自体は結構キレがあり、なんとなく戦って、なんとなくあっさり勝利します。

銃は飛び道具というより棍棒的な用途
ロボコップ、道士、キョンシー、忍者、、、、溥儀ちゃん。

ラストはホラー映画特有の解決したと思たら、、、、という幕切れでした。

という事で、なかなかに修行覚悟のいる作品となっていますので、もし、鑑賞する機会がありましたら、トライしてみて下さい。

多分数分で鑑賞止めたくなると思いますが、、、。

ヒロインの横を潜水するキョンシー。気付いてあげて、、

あと、本作の主演女優シンシア・ローズですが、(ダーティ・ダンシング)などに出演しているシンシア・ローズとは別人です。

それと運転手役とキョンシー役で、ショウブラザース社の(五毒拳)(詳しくはこちら)などに出演していた足技の名手スン・チェンが登場しますが、

運転手役は登場後すぐに退場となっていまい、キョンシー役ではアクションがあるものの、誰か演じているのかも良く分からないぐらいの起用ですので、

観ていて少し切なくなってしまいます、、。

作品情報

1988年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 エドガー・ジェール 製作 トーマス・タン

出演 シンシア・ローズ、トニー・ジョブ、ハリエット・ブラウン、スン・チェン

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