おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
道士役のラム・チェンイン自らが監督し、チン・シュウホウ等、シリーズお馴染みのキャストが集結したゴールデンハーベスト社製作による(霊幻道士)シリーズ第5弾!!



作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、道士役のラム・チェンイン自らが監督した、ゴールデンハーベスト社による(霊幻道士)シリーズ第5弾です。
それでは、まずはあらすじから、
中国の山奥にあるその村では、奇妙な出来事が多発していた。
村長の依頼でその事件の捜査を開始した高名な一眉道士は、災いの原因が、ある廃屋となっている教会で大量発生している蝙蝠にあると突き止めるが、
その蝙蝠たちの背後には、邪悪な吸血鬼の影が存在しているのだった!!

監督と一眉道士役で出演もしているのは、シリーズ一作目(霊幻道士)(詳しくはこちら)の道士役でブレイクし、その後も(イースタンコンドル)(詳しくはこちら)等、
多くのアクション作品で活躍し続けたラム・チェンインで、本作でも安定の道士役を好演しています。



で、その弟子の一人ホウ役で、同じく(霊幻道士)でブレイクし、その後(マスター・オブ・リアルカンフー大地無限)や
(霊幻道士XII)(詳しくはこちら)等、現在でも活躍しているチン・シュウホウが登場し、華麗なアクションを披露しています。



で、もう一人の弟子フォン役で、(霊幻道士3)や(傷だらけのメロディー)(詳しくはこちら)等のルイ・フォンが登場し、笑いを誘います。



で、警察隊の隊長役で、(霊幻道士)や(霊幻道士2)、(鬼打鬼之黄金道士)(詳しくはこちら)等、キョンシー・道士系映画には欠かせないキャストの一人である
ビリー・ロウが登場し、相変わらずのイヤミっぷりを発揮しています。



で、その婚約者役で、(霊幻道士ラストアクションキョンシー)(詳しくはこちら)や(ちびっこキョンシー危機一髪)(詳しくはこちら)等、
ずっこけ演技が笑いを誘うサンドラ・ンが登場し、ビリー・ロウと名コンビぶりを発揮しています。



で、村にやって来たシスター長役で、(ペディキャブドライバー)や(タイガー・オン・ザ・ビート2)等のマリア・コルデロが登場し、ドラキュラと激闘を繰り広げます。



で、同じくシスター役で、(レディスクワッド)(詳しくはこちら)や(男たちの挽歌2)等のレジーナ・ケントが登場し、可憐な魅力を発揮しています。



で、ドラキュラ役で、パメラ・ヤン主演の(皇家飛鳳)やシンシア・ラスターこと大西由加里主演の(先發制人)等の
フランク・ユハスが登場し、ラム・チェンインと激闘を演じています。



で、女幽霊役で、(レディスクワッド2)(詳しくはこちら)や(チェイス・フロム・ビヨンド)(詳しくはこちら)等の
ティファニー・ラウが登場し、チン・シュウホウと絡んでいきます。



そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、高名な一眉道士(ラム・チェンイン)の二人の弟子、ホウ(チン・シュウホウ)とフォン(ルイ・フォン)が、
師匠の教え通りに、月の光を骨壺に当てないように作業しつつ、可愛い弟分のように一緒に暮らすベビー・キョンシーとふざけ合っている所に、
一眉師匠が登場し、いつも通りに説教されるシーンから始まります。


で、そうこうしているうちに、近隣の村人(チン・ユッサーン)がやって来て、近くの農園で奇妙な出来事が多発し、弟も行方不明になっているので助けて欲しい、
という事で、人眉道士一行が現場に向かってみると、どうも木の精霊が悪さをしている事が判明します。


これはいかん、という事で、精霊を誘い出すために二人の弟子達を使って婚礼の儀式を偽装することで、まんまと精霊は姿を現しますが、
結局は弟子達では倒す事が出来ないため、調度良い所に登場した師匠の強力な法力を使って事件を解決します。


しかし、このところ村では同様の良くない出来事が多発していて、事件を捜査するために村長に呼ばれた一眉道士が、水源を調査してみると、
大量の蝙蝠の亡骸を発見し、この蝙蝠こそが全ての災いのもとだと確信します。

で、村長からこの蝙蝠の巣を探す事を命じられた警察隊隊長(ビリー・ロウ)は、婚約者(サンドラ・ン)と共に蝙蝠の巣を探し始めますが、
どうも、宣教師が失踪したことで廃墟と化している教会が怪しいという事で、教会へと向かいます。

しかし、その教会には、調度失踪した宣教師の後を継ぐ形で、新任のシスター(マリア・コルデロ)と若い見習いシスター達が布教活動のために着任したばかりで、
ひと悶着ありますが、駆け付けた一眉道士のおかげでなんとか事なきを得て、開かずの間を調査した結果、前任の二人の宣教師のうち、一人の遺体が発見されます。


しかし、もう一人は依然として行方不明で、宣教師も、何か邪悪な存在と戦った痕跡が見つかります。
その後、新たな水源を求めて調査が開始されますが、その際にルビーの着いた剣に封印された邪悪な存在の遺体が発掘されてしまい、
欲をかいた警察隊隊長と婚約者の工作によって、誤って邪悪な存在は復活を遂げてしまい、人々に襲い掛かる!!
、、、、、、という、流れが中盤あたりまでの大体の大筋となっています。


ラム・チェンインが道士役を演じた本家(霊幻道士)シリーズの第5作目となるキョンシーアクション作品です。
4作目の(霊幻道士・完結篇 最後の霊戦)までがサモ・ハンキンポー製作で、本作からは製作を離れていますので、直径のシリーズ作ではないかもしれませんが、

4作目までと同様にゴールデンハーベスト社が製作して、製作もチャイ・ラン、主演も勿論ラム・チェンイン、弟子役でチン・シュウホウとルイ・フォン、
隊長役でビリー・ロウ、その婚約者役でサンドラ・ン、武術指導にトン・ワイ、端役でチン・ユッサーンとお馴染みのメンバー勢ぞろいですので、
しっかりと(霊幻道士)とサモ・ハン作品の雰囲気を味わえる作品となっています。


監督もいよいよラム・チェンインが兼任して、内容的にも一作目の雰囲気に立ち戻ったようなストーリーという事で、
実にキョンシー映画らしい世界観を持った作品となっています。

ただ、若干説明不足というか、一本筋が通っていないような物語展開が続くため、それぞれの出来事がそれほど関係しているようには思えなかったり、
関係しているような説明が薄めだったりと、オムニバスのブツ切りエピソードの羅列的な印象を受けてしまいます。

ついでに、チン・シュウホウの髪型がシーンによってコロコロ変わる(毛量自体が増えたり減ったり)のも、それぞれのエピソードのちぐはぐさに拍車をかけてしまっています。


バラバラに進んでいたはずのドラキュラ復活と悲しい女性幽霊の遺体発見エピソードも、後半になって弔うために発見した遺体をドラキュラの恋人(奥さん?)の遺体と間違えたために、
不意に怒りをかってしまうという、取り違えエピソードがありますが、他の香港映画ノリだと、そんな面白くなりそうな設定は、

繰り返しのドタバタギャグ展開に織り交ぜるのが常ですが、本作に限っては、取り違えている事もパッと見では気付かないぐらいの一瞬の描写ですので、
全体を通しての、盛り上がりそうでイマイチ盛り上がらない雰囲気は、この要所でのあっさり感が、大きな要因の一つと言えそうです。

それでも、やはりこれだけのアクションレジェンドが参加している作品ですので、アクション自体は素晴らしく、また、オリジナル一作目の時期とは違い
(チャイニーズゴーストストーリー)の大ヒットによって、ワイヤーワークを使った武侠アクションが主流になりつつある時期の作品ですので、
リアルよりもワイヤーを使ったふわり系のアクションが中心となっているところで、香港アクションの流れを垣間見ることができます。

という事で、物語展開自体はちょっと薄味な感じですが、シリーズゆかりのキャスト総登場と、ドラキュラという新しい敵との激突が楽しめる作品となっていますので、
キョンシー映画好きの方や、香港映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。


作品情報
1989年製作 香港製作 ホラーアクション
監督 ラム・チェンイン 製作 チャイ・ラン 武術指導 トン・ワイ、リー・チーキット
出演 ラム・チェンイン、チン・シュウホウ、ルイ・フォン、ビリー・ロウ、サンドラ・ン、レジーナ・ケント、チン・ユッサーン、マリア・コルデロ、フランク・ユハス、ティファニー・ラウ


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