【レア作品カンフー映画】デブゴンの太閤記/燃えよデブゴン出世拳(臭頭小子THE FILTHY GUY)90分

投稿者: | 2020年8月4日

カンフー映画としてのお薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

サモ・ハン・が明朝の初代皇帝、朱元璋を演じたカーター・ワン共演のカンフーコメディドラマ!!

少林寺への道が印象に強いカーター・ワン

作品紹介

日本劇場未公開 

ビデオ題 デブゴンの太閤記 テレビ放映題 燃えよデブゴン出世拳

今回ご紹介するのはお馴染み、サモ・ハンキンポーが珍しく明朝初代皇帝、朱元璋を演じた歴史カンフーアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

貧しい農家で生まれた朱元璋(サモ・ハンキンポー)は、元朝による政治混乱のせいで、両親を飢えでなくし、天涯孤独となっていた。

ある日、出会った皇覚寺の和尚に、将来を期待され、寺で住み込みで働くこととなる。

しかし、そこは皇帝の座を狙う陳(カーター・ワン)が支配する地域だった。

強欲で嫉妬深い陳は、朱元璋の才能をいち早く見抜き、その存在を疎んでいた。

やがて、その嫉妬は殺意へと変わり、朱元璋暗殺のための刺客を送ることとなる。

サモ・ハンとカーター・ワンのバトル!

本作はサモ・ハン作品の中でも異色作となっていて、いつものカンフーメインの物語ではなく、明朝起こした朱元璋という歴史上実在する人物の立身出世物語となっています。

とはいえ、そんなに難しいストーリーではなく、基本はいつものカンフーコメディ作品です。

ただ、今回は(一応)歴史ものでもあるため、カンフーアクションシーンだけがメインではなく、志を同じくする仲間を募って、

行動を起こして、宿敵を打ち破る、という壮大そうな物語を描いた作品となっています。

この時代のカンフー作品お約束の修行シーン

ただ、物語自体は、結構なハチャメチャ感がありますので、ほとんど創作したストーリーではないかと思われます。

ですので、歴史ものっぽい雰囲気は少しは香りますが、結局なんだかんだとストーリーよりもお笑い要素や、カンフーアクションがメインの魅力となっています。

女子に変装中のおじさん。誰が見てもおじさんです。

で、期待のアクションですが、本作の製作年度は1978年で台湾製作という事で、後に生まれるサモハン監督の傑作群の直前ぐらいに製作された作品ですので、

まだ少し模索気味というか、キレのあるサモ・ハンアクションのまさに発展途上中と、いった感じのアクションとなっています。

頭頂部を武器にします、、。

共演がカーター・ワンという事で(スカイホーク鷹拳)や、(アンジェラ・マオの女活殺拳)などでも共演のあった間柄での出演で、

その当時のスタントマン的なアクションから、サモ・ハン独自のアクションに発展していっている、最中での本作の対決、といった感じになっています。

朱元璋と結構簡単に集まった仲間たち

そういった状況プラス、歴史ものという事でこの時期のサモ・ハン作品としては最も異色作品と言えるのではないでしょうか。

カーター・ワンとのバトルは前半、中盤、ラストちょっと前と合計3回ありますので、アクション的にはそこがメインの魅力になってくると思われます。

カーター・ワンの力強い技が炸裂します!

ただ、散々引っ張っていたカーター・ワンとの最後のバトルが作品としてのラストバトルではなく、

その戦いのあとに仲間内にいた女スパイと尊敬していた将軍とのちょっとしたいざこざ的な戦い(生き死にの戦いですが)が何故かラストになっていますので、

せっかっくの激闘がなんとなく、後味の悪い結末となってしまっています。

何故か主人公以外がラストバトルに、、。

別にその戦いをサモ・ハンカーター・ワンとの戦いの前に描いていても全く問題ないような気もしますので、ちょっと不可解なラストとなっています。

それでも、いつもお馴染みのディーン・セキのおバカ演技が観れたり、その後は共演のなかったカーター・ワンとの貴重なバトルが3回もあったり、

珍しい歴史ものでのサモ・ハンカンフーアクションが観れたり、と本作特有の魅力も多々ある貴重な作品となっていますので、

カンフー映画好きの方や、香港映画好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

ディーン・セキも相変わらずです

作品情報

1978年製作 台湾製作 カンフーアクション

監督・製作総指揮 カム・ヨン

出演 サモ・ハンキンポー、カーター・ワン

事実上のラストバトル!
様々な武具を使用してのバトル

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