VHSの時代とDVDの時代のレンタル店の陳列

投稿者: | 2020年8月24日

皆さんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。暑い時期ってニュースとかで観測史上最高気温、とかを目にすることが多いですが、逆に冬場に最低気温更新、ってあんまり聞かないような気がするんですが、やはり温暖化の影響なのでしょうか、、、。

さて、昔(VHSとかが主流の時代)のレンタル店は、色々な商品陳列方法がありました。

ジャンル別主演俳優別監督別催事コーナー、という感じで、各店での陳辣責任者の個性や性格なども出たりして、

それぞれの店舗の見せ方の腕の見せ所でもありました。

これが、DVDの時代になってくると、ほとんどがジャンル別の陳列のみで、監督別や、主演俳優別の棚はなくなってしまいました。

これは、単純に既に在庫量が増え過ぎて、色々分けて陳列すると探しにくいし、ジャンル別だけであいうえお順に並べるほうが探しやすい、というのが大きな理由かと思います。

それと、インターネットで誰でも気軽に大抵の事は調べられる時代になったので、それほど監督別、俳優で並べて、情報を提供する意味がなくなったということもいえると思います。

情報が多様化して、余暇の時間に費やす時間や手段も多様化して、欲しい情報はピンポイントで直接入手できるようになりました。

映画などの娯楽に対しても、自分が欲しい情報だけを、すぐに入手できるようになりましたので、特にその作品の監督や出演者に興味がなければ、割と情報を得る事なくスルーしていってしまいます。

そういった流れの結果として、映画自体にそこまで、掘り下げて熱心に情報を得ようとする人も減っていってしまいました。

そういうところにも時代の流れを感じますね。

というような借りて鑑賞する側の時代の流れもありますが、お店側としても監督や俳優別に分けて陳列するより、ジャンル別のみで陳列する方が管理し易いというのも、そういう陳列になった原因として大きくあると思います。

レンタル店の大事な作業の一つに返却された商品を棚に戻しに行く返却作業があります。

この作業で、スタッフが返却された商品を棚に戻すのに、分けて陳列してしまっては返却するのに時間がかかってしまう、という店側の都合が大きくあります。

返却作業は慣れるまで非常に時間がかかってしまうので、ジャンルごとに分けていると非常にスムーズに返却できます。

それは、店の都合じゃないか、という感じですが、早く迅速に棚に戻さないと、次の人が借りる事ができないので、楽をしたいというより、早く棚に戻して、次の人がすぐに借りれる状態にしたい、というのが本質の部分としてあります。

その商品が目当ての人にとっては、借りたい商品が貸し出し中であれば、当然借りれないですし、その状態が続けば、在庫が少ない店、というイメージがついてしまいます。

お店にとってはマイナス意外のなにものでもないので、やはり、いろんな場所に分かれて陳列するよりもシンプルな陳列の方がお店にとっても、利用する側にとってもWINWINになる、ということですね。

この大事な返却作業を隙をみて、スタッフが忍者のようにサッ、サッと迅速に棚に商品を戻していけている店舗は商品の回転率も上がるので売り上げも良い(それだけではありませんが)店舗の事が多いです。

多分カウンターで接するときぐらいしか接点がないので、愛想が良いかどうかでしか良いスタッフかどうかの判断はつきにくいとは思いますが、

実際は忍者くノ一どうかが結構大事な要因だったりします。

言い換えるとそのお店に忍者くノ一が何人いるか?ですね。

ゆっくり、ゆっくり散歩のように棚に返却しているようなスタッフしかいないお店は残念ながら今一つ、といったところでしょうか。

今度、レンタル店にいったときにでも何人忍者、くノ一がいるか数えてみてください。

それと、もう一つ、陳列方法が変わった別な見方として、VHSが主流でレンタル店に勢いがあったときは、まだまだ色々成長して模索している時期で、

どの方法や、陳列の仕方が正解か、まだはっきりと分かっていなかった、という事もあると思います。

まだ、VHSが主流だった時期は、大手のレンタル店もあまり店舗数が無い中で、脱サラしてレンタル店を経営する個人オーナーが群雄割拠し切磋琢磨していた時期です。

色々なディスプレイに凝っている店や、商品構成に凝っている店レンタル店の主力であるアダルトは一切仕入れない店、逆にほとんどアダルト商品で一般作は飾り的に仕入れる店置いてはいけない商品を勢い余って置いている店等、、、。

今のようにどのレンタル店にいっても、ほとんど同じような商品が同じようにおいている店とは違い、各店舗で、様々な個性があって、店そのものがお宝が眠っている宝箱のような個性的な存在感を発揮していました。

その勢いにのってVHSバブルの時期にリリースされた作品は、誰もが知るメジャーな作品からなんとも怪しげなわけのわからない作品までが勢い余ってリリースされていて、そんなお宝を発見するのもお店を訪れる一つの要因になっていました。

今は、どんなに怪しげな作品でも、だいたいどこの店舗にも入荷されているので、その店舗にいかないと、その作品が借りれない、という事はほとんどありません。

〇〇先行レンタル、とか〇〇独占レンタル、とかは意味合いが違ってくるので、また別の話ですが、、。

というような感じで、VHSの時代から、DVDの時代に代わって、さらに現在では配信の時代に代わっていって、レンタル店でもそれに合わせて陳列方法も変わっていきました。

レンタルして鑑賞する側も、あまり俳優別や、監督別では映画を鑑賞しなくなっていきました。

そこで、あえて今の時代に、気になった俳優(主演の俳優でなくても)や監督の過去やその後に活躍した作品などに絞ってさかのぼって、あるいは鑑賞した作品が古めの作品なら、その後を年代順に追いかける鑑賞の仕方なんていかがでしょうか。

今のインターネット時代、気になった俳優の過去作ぐらいは簡単に調べられると思いますので、あえて、主演ではないが、ちょっと良い輝きをはなっている俳優や、他とはちょっと違う切り口の作品を残している監督など、少し前の時代から注目して追いかけてみると、意外などころで大活躍している発見があるかもしれません。

個人的に注目した俳優が後にブレイクすると、なんとなく、勝手に『分かってたよ』的な感じで、密かに嬉しくなったりします。

そんな、楽しみ方もできますので、もう一度、俳優や監督別で作品を選ぶ、という鑑賞方法も良かったら試してみてください。

何か新しい発見があるかもしれません。

それでは、本日はお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

8月も後半ですので、夏風邪に気をつけて頑張りましょう!

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