G.Iジョー漆黒のスネークアイズ (SNAKE EYES:G.I.JOE ORIGINS)121分

投稿者: | 2021年10月23日

お薦め度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

G.I.ジョーに登場する人気キャラクター、スネークアイズが、日本を舞台にニンジャ組織の内部で試練に挑む格闘アクション満載のスピンオフ作品!!

作品紹介

2021年10月22日公開

今回ご紹介するのは、人気アクション(G.I.ジョー)シリーズのスピンオフ作品です。

それでは、まずはあらすじから、

殺された父の復讐を誓うスネークアイズは、ある闇組織から狙われていた若者トニーの命を救う。

その事が原因で兄弟の契りを交わした二人はトニーが所属する日本のニンジャ組織【嵐影】に招かれ、その一員となるための3つの試練に挑戦することになる。

しかし、【嵐影】の一員となる事は、敵対する闇のニンジャ組織と国際テロ組織【コブラ】との戦いの始まりでもあった!?

格闘と銃火器両方使いこなすスネークアイズ

人気シリーズ(G.I.ジョー)に登場した謎多きキャラクター、スネーク・アイズを主人公にしたスピンオフ作品です。

本編の(G.I.ジョー)シリーズは、1作目の主人公チャニング・テイタムたちが2作目にも登場しながら早々にブルース・ウィリスドゥエイン・ジョンソンにバトンタッチする、

というブレブレぶりがある意味魅力の一つとなっているように感じますが、スピンオフである本作も期待通りのブレ設定の効いた作品となっています。

まず、スピンオフということで、本作のメインキャラクターであるスネークアイズストームシャドーの過去については本編の方ですでに語られていますので、

スネークアイズの少年時代からの物語が描かれる本作でも時代背景は当然重なってきます。

内容も勿論重なってくるはずですが、これを本作では本編で語られた過去の因縁話は全く無かった事にして、

本作独自の二人の出会いとその後の因縁に至る物語として描き直す、というかなり自由度の高い内容となっています。

ですので、本編に登場した二人の表面上の大体のキャラクター設定は共通しているけれども、掘り下げた部分は完全に無視する、という鑑賞する側の歩み寄りも若干必要となっています。

という事ですので、本編との相違点とかを考えるレベルではなく、完全にオリジナル作品と考えた上で鑑賞するのがベストかと思われます。

独自の世界観のスネークアイズ

という事で、純粋な格闘ヒーローアクション、スネークアイズですが、物語としてはシンプルと言えばシンプルな、父親を殺された一人の男の復讐物語となっています。

幼いころに父親を殺されたスネークアイズは、地下格闘技などのファイトマネーで生計をたてながら、父親殺しの犯人を捜す人生を送っていたが、

ある漁港で仕事中に知り合った青年トニーが、トラブルに巻き込まれ、それをかばった事で闇組織を敵に回す事になります。

で、そのままトニーと兄弟の契りを交わして、トニーの所属する日本のニンジャ組織に迎えられて、その入団(?)試験として3つの試練を与えられる、

という物語の基本的な流れとなっています。

日本の名城で撮影された貴重なシーン満載

その組織内には、(ザ・レイド)、(スカイライン奪還)や(トリプルスレット)(詳しくはこちら)などのイコ・ウワイスなどの腕利きも交じっていますのでアクションシーンの見せ場を盛り上げてくれます。

で、その3つの試練に挑みつつも、実はスネークアイズにはもう一つの目的があって、、、

というように同時進行で別角度のスネークアイズも描かれていきます。

この辺の単純な勧善懲悪なキャラクターになっていない点がスネークアイズの特徴といえば特徴なのかもしれません。

ただ、見方によっては、どっちつかずで感情移入がしにくい、ともいえそうなので、ヒーローものではある意味異色のキャラクターとなっています。

日本のニンジャ組織の試練に挑む

そんなスネークアイズの活躍を描きつつ、後半はいよいよ助っ人としてG.I.ジョー本体から派遣されてきたスカーレットが登場してのラストバトルへと繋がっていきます。

スカーレットを演じるのは(レディ・オア・ノット)(詳しくはこちら)や、(ビルとテッドの時空旅行)(詳しくはこちら)、(ガンズアキンボ)(詳しくはこちら)など、

絶好調なサマラ・ウィーヴィングです。

出番はかなり少なめの完全なゲスト出演ですが、登場するだけで、見せ場を完全にさらってしまうほどの魅力が満載ですので、作品に華を添えています。

できれば次回作はスカーレットのスピンオフが見たいところです。

大活躍中のサマラ・ウィーヴィング

という事で、ラストバトルでは結局主人公が善で敵が悪、という分かり易い位置にはなりますが、そこまでのスネークアイズの行動にはなかなか感情移入できない展開も多々あり、

また本編で敵対する事になるストームシャドーの後半の行動理由もいまいち薄かったりと、それぞれのキャラクターに感情移入する要素が削がれがちですが、

アクションに関しては(燃えよデブゴンTOKYOMISSION)(詳しくはこちら)や(モンスターハント王の末裔)(詳しくはこちら)の谷垣健治監督らしく、

アクションを繰り広げるシチュエーションを立体的に最大限利用した超絶アクションの連続となっていますので、かなり楽しめる作品となっています。

という事で、ハリウッド作品ながらも日本の姫路城岸和田城で撮影された貴重なニンジャアクションとなっていますので、

格闘アクション好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

やはり谷垣健治監督参加作品にハズレなし!(物語部分は除く、、、)

後半は全員集合的なアクションもあります

作品情報

2021年製作 アメリカ・カナダ製作 アクション

監督 ロベルト・シュベンケ アクション監督 谷垣健治

出演 ヘンリー・ゴールディング、アンドリュー・小路、イコ・ウワイス、サマラ・ウィーヴィング、ウルスラ・コルベロ、ピーター・メンサー、安部春香、平岳大、石田えり

なかなか腰をいれた構えが本格的です

↓前作です↓

その他のヒーロー格闘アクション作品

マーベル屈指の格闘ヒーローの活躍を描く(シャン・チー)はこちら

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す