【中国映画】狂刃 残照の剣客(陌路狂刀THE WILD BLADE OF STRANGERS)102分

投稿者: | 2026年3月17日

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

(イップマン継承)(マスターZ)等のマックス・チャン、(サイクロンZ)等のユン・ワー、(イップマン最終章)等のジャン・ルーシャーと豪華キャスティングが実現し、権力争いに巻き込まれた剣士の戦いをアクションたっぷりに描いた戦記ソードアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ハリウッドにも進出したマックス・チャンが、ユン・ワー、ジャン・ルーシャーと共演した戦記ソードアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

次期王の世継ぎ争いに巻き込まれた舞子の聶霊児は、我が子を守るために追手から身を隠していたが、城下町で追い詰められ命の危機に瀕していた。

そこへ偶然通りかかった炭売りの田安鄴と占い師の趙銭孫に助けを求めた事で、2人の男は、朝廷内の陰謀に巻き込まれていくのだった!!

監督は、(除恶:飞车党)等のリー・ウェイで、戦記アクションよりのブレードアクションを演出しています。

主人公となる剣士・田安鄴役で、(テラコッタソルジャー)(詳しくはこちら)や(少林殭屍:天極)(詳しくはこちら)等の

マックス・チャンが登場し、悪と対峙していきます。

マックス・チャン

で、主人公と行動を共にする老人・趙銭孫役で、(サイクロンZ)や(七人楽隊)(詳しくはこちら)等のユン・ワーが登場し、今回はアクションなしのドラマ部分で物語を掘り下げていきます。

ユン・ワー

で、主人公が助ける事になる親子の母親・聶霊児役で(S.W.A.T.)や、ドラマシリーズ(清明上河图密码)等の

シア・メンが登場し、可憐な魅力を振りまいていきます。

シア・メン

で、圧政を強いる斎王に復讐を誓う女性剣士・秦姑役で、(霊幻戦士キョンシーズ)や(帝戦BAD BLOOD)等の

ジャン・ルーシャーが登場し、素晴らしいアクションを披露しています。

ジャン・ルーシャー

で、聶霊児を追う斎王の部下・張雪清役で、(エアストライク)や(1950水門橋決戦)等のル・ゲンが登場し、主人公達を追い詰めます。

ル・ゲン

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、王の死によって世継ぎ争いが発生している朝廷内で、

次期王の第一候補である楊倓王子に謀反を働き、覇権を握ろうとする斎王が、王子の子を密かに生んでいた舞子の聶霊児【じょう・れいじ】(シア・メン)の存在を知り、

暗殺するために、多くの部下を城下町に派遣するシーンから始まります。

自身の邪魔となる者は、情け容赦なく惨殺していく斎王は、部下の張雪清(ル・ゲン)に命じて、街を歩く赤子を連れた母親を捜索していきますが、

武術の心得も無く、赤子を抱いた状態の聶霊児は、次第に追い詰められ、命の危険が迫って行きます。

そこへ偶然通りかかった炭売りの男・田安鄴【でん・あんぎょう】(マックス・チャン)と、占い師の老人趙銭孫【ちょう・せんそん】(ユン・ワー)に助けを求め、

なんとかその場は襲い掛かってきた隠密剣士達を退けます。

その様子を影で見ていた楊倓王子の部下である女性剣士・秦姑(ジャン・ルーシャー)は、仇と狙う斎王を打ち取るため、

親子の前に姿を現して、田安鄴に戦いへの協力を仰ぎますが、人々から隠れ住むように生活してきた田安鄴は、この戦いに関わる事を避けようとします。

しかし、心優しい趙銭孫に促されて、母子を守る事を決意した田安鄴は、さらなる追手を退け、逆に隊を率いる張雪清に直接会いに行き、

母子を守りながら城下街を抜けて脱出する事を宣言します。

その後、戦いの際に不意を突かれ、捕らわれの身となりながらも、なんとか自力で脱出した田安鄴は、自身の宿命を受け入れ、

かつて自身が戦場で愛用していた死神をも倒すと言われる隴西陌刀を再び手に取り、悪党斎王を倒す戦いに身を投じて行く!!

、、、、、、、、という流れが大体の大筋となっています。

イップマン継承)でのブレイク以降、アクション俳優として円熟味を増してきたマックス・チャン主演による時代アクション作品です。

日本のDVD販売元の宣伝文句には、【武侠アクション!!】とありますが、武侠映画のような呪術を使用して敵を攻撃したり、空を飛んだり、傷を治したり等、

精神的な内効を鍛えて敵と渡り合うようなファンタジックな世界観ではなく、朝廷内の世継ぎ(権力)争いに巻き込まれたある母子と

その母子を助けた剣士の戦いを描いたリアルな世界観の物語となっていますので、ジャンル的には戦記もの等に近いですが、

あくまで個人の戦いに焦点が当てられているため、戦記ソードアクション、という表現が一番近い内容のアクション作品となっています。

ジャケットの主人公が甲冑を着て剣を構えている時点で、戦記物っぽいですが、本国のビジュアルだと武侠ものに見えますね、、、。

ただ、一点だけ武侠的な要素として、マックス・チャンが、戦闘中のここぞという時に、剣を振り回しながら、

マックス『ホン・バー・ロー、ミー、ロン、ハー、、、、、、。

と耳慣れない呪文を唱えながら、無敵の剣を振るうという、なかなかにワクワクする技が数回登場し、さらにその呪文を使えるのは、

戦場で無敵の強さを誇った一部の英雄だけが使えた、という都市伝説的なエピソード設定まで着いていますので、

あくまでリアルな世界観ではありますが、若干ファンタジックな要素も含まれていたりします。

かと言って剣が光ったり等の派手な演出はありませんので、見た目にはマックス・チャンは呪文を唱える唱えない関係無しにすっと強いですが、、。

そんなかつての英雄、でも今は名もない炭売り、という舐めてた相手が実は強かった系主人公が活躍する設定だけでも、グイグイと物語に引き込まれますが、

基本的には、寡黙で感情を露にするような役柄ではありませんので、物語展開に積極的には関わりませんが、その寡黙な感情面を、相棒であるユン・ワーの温和なキャラクターが補っていきます。

あの超絶アクションで、ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウ等、スーパーアクションスター達と激闘を繰り広げてきたユン・ワーが演技面でキャスティング?

という感じではありますが、年齢を重ねたユン・ワーの円熟味を増した演技が、武骨なイメージのマックス・チャンと素晴らしく相性が良く、

能動的に物語に関わらない主人公のドラマ部分を、サポート的ではありますが、十分に補って主人公を正義の戦いへと導いていきます。

誰もが、最後にちょっとぐらいアクションを、、、、という期待感を持って鑑賞する事になると思いますが、

演技面だけでも十分に作品の世界観に奥行きを与える存在感を発揮しています。

それに加えて、ジャン・ルーシャー演じる顔を隠した女性剣士の存在感は、やはり本作の大きな魅力の一つとなっています。

個人的には、前情報無しで鑑賞しましたので、その顔を隠した女性剣士を誰が演じているのか分からずに、

最後の最期でやっと判明するという感じでしたが、顔が見えそうになるシーンが数回存在しますが、本当にはっきり映るのは最後の一瞬だけ、

という徹底ぶりに、もしかすると特別出演、あるいはカメオ出演的な扱いのサプライズなのかと思って調べてみると、

本国のポスターでは、無茶苦茶はっきりと顔と名前が載っている上に、良く見たら顔に傷があるというバリバリのネタバレデザインに、のけ反ってしまいます。

アクションに関しては、アクション無しのユン・ワーはさておき、マックス・チャンジャン・ルーシャーが共演して、

後半には、直接対決も存在するという香港アクションファン感涙の対決が実現していますので、期待度はMAXまで上がりますが、

本作は、なんだかんだと香港側主導の香港映画というわけではく、あくまで中国映画に香港映画の人気者が出演した作品ではありますので、

非アクション系の顔面キャストが演じているようなスローモーション過多、カット割り過多気味のアクションがメインとなっていて、

パンパン変わるカメラの画角に肉眼が追い付けずに、結果的にアクションとアクションの繋がりが把握しにくい、

要するに、何をやっているのか良く分からない撮影方法がメインとなってしまっています。

それでも、主演二人のアクション自体が素晴らしいので、十分楽しめるアクションにはなっていますが、

正直、2人の魅力を十分には引き出せていないような内容となっています。

それでも、巨大な刃を振り回して構えるマックス・チャンのカッコ良さや、珍しく女性的な魅可憐さをアクションの合間に魅せるジャン・ルーシャーの魅力も堪能できる、

見所は多い戦記ソードアクションとなっていますので、香港映画好きの方や、剣劇アクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2024年製作 中国製作 戦記ソードアクション

監督 リー・ウェイ

出演 マックス・チャン、ユン・ワー、シア・メン、ル・ゲン、ジャン・ルーシャー、リウ・ホア

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