未DVD化のレア作品 【ホラー編 其の弐】

投稿者: | 2020年12月7日

皆さん、こんにちは、まぁくです。毎日寒いですねぇ。日中動いていると結構温かいですが、朝起きた時などは、なかなか体が動いてくれませんね、、。

さて、先日某ネットショップでブルーレイのセールが実施されていたので、以前から迷っていた作品のブルーレイを購入してしまいました。

タイトルは、、

吸血鬼ゴケミドロ】です。

誰にでも想像できてしまうように、タイトル通りの邦画のホラー作品です。

1964年松竹で製作された古い作品ですが、ブルーレイの綺麗な画質ですので、最近製作された作品と比べても、それほど遜色なく楽しむことができました。

作品内容としては、吸血鬼、というより、洋画の(ヒドゥン)などのような寄生エイリアンもので、本体はドロッとしたゼリー状の軟体生物、といった感じです。

そいつが寄生した人間は、額が縦にザクっと割れて異様な表情で、他の人間の首筋に噛みついて、血を吸います。

ですので、(吸血エイリアン、ゴケミドロ)といった感じでしょうか。

本作の面白いところは、この吸血エイリアンと人間の戦いを描く舞台として、限定された空間を選んでいる、という点です。

しかも、その限定された空間は、航空機の墜落事故現場で、数名の事故の生き残りを、次々に襲っていく、という航空パニックものプラス、エイリアンもの、という二重構造になっていたります。

で、この生き残りの乗客のそれぞれが、非常に個性的で上手くキャラクターが描かれています。

その個性的な面々の中心に主人公がいるのですが、主人公も分かり易く善人で、昔ながらの正義感のあるキャラクターで物語を引っ張っていきます。

見せ場の一つである特撮シーンは(マグマ大使)などで有名なピープロダクションが担当していますので、

東宝作品などとはまた違った、ちょっとB級感の漂う味のある特殊効果が魅力となっています。

上演時間84分というタイトな時間では正直物足りないぐらいにテンポ良く終わってしまいますので、あと2.30分ほどは観ていたい感が残りますが、

当時の、恐らく本作のような特撮を用いたような娯楽作品は、一般的に短め、という流れがあったのではないでしょうか。

味のある特撮と、テンポの良い物語で、今鑑賞しても色あせない内容となっていますので、もし機会がありましたらご鑑賞ください。

ブルーレイでの鑑賞がお薦めですよ。

さて、そんなカルト的な人気を誇る作品ならDVD 化、ブルーレイ化もされますが、

世の中にはバブル期にVHS化はされたものの、その後DVD化もされずに、人知れず忘れ去られていってしまった作品が多く存在します。

そんな不遇の作品群の中から、前回の続きとしてホラー作品に絞って、10本選出して少しご紹介してみたいと思います。

それでは、まずは、有名ホラーのパロディ作品から、、

〇新・14日の土曜日 (SATURDAY THE 14TH)  (デスストーカー)シリーズなどのハワード・R・コーエン監督作品。ジェイソンは登場しないがバンパイアやゴーストなどいろんなホラー映画のパロディが満載のB級ホラー。フレッド・デッカー監督の(ドラキュリア)などに近い感じです。昔、よくテレビで放映されていました。

〇ヘキサゴン (SOMETHING EVIL) まさか、まさかのスピルバーグ監督作品。テレビ映画ですが、世界的な評価を得たテレビ映画(激突!)【後ほど劇場公開されましたが】に比べて不遇すぎるちゃんとした監督作品。後の(ポルターガイスト)に通ずるようなオカルトホラー。(悪魔の棲む家)などのゴーストハウスホラー系の作品。

〇バーグラント (THE VAGRANT) (グレムリン)や(レイダース)、(スターウォーズ)などの特殊メイクの達人で本作以外にも(ザ・フライ2二世誕生)の監督作を持つクリス・ウェイラス監督作品。懐かしのゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭でも話題なったサイコスリラー。念願かなって購入したマイホームに近所のホームレスが侵入してくる、という夢に毎夜悩まされる男の物語。主演はビル・パクストン、マイケル・アイアンサイド。製作総指揮はコメディ王メル・ブルックス。

〇ウィッチストーリー (WITCH STORY) 東京国際映画祭のファンタスティックビデオグランプリ部門で話題になった作品。1930年代の魔女狩りで火あぶりにされた魔女の呪いが現代に蘇り、、、、結局その地を訪れた若者たちを殺しまくる、というスラッシャー映画。その合間を縫ってジャケットの謎の少女が登場します。

〇デビルアイランド (BAY COVEN) 若いカックプルがボストンの沖合の島に移り住むことになるが、その島に住む住民はどことなく異様な雰囲気が漂い、やがて恐るべき島の秘密が明らかになる、という村八分ならぬ島八分ストーリー。主人公が島の異様性を力説しても、やっぱり今回も彼氏は聞き入れてくれません。製作総指揮にピーター・グーバーとジョン・ピータースのティム・バートン版の(バットマン)や(レインマン)を製作したコンビが参加。

〇ホラースコープ (976-EVIL) 日本劇場公開作品。(エルム街の悪夢)のフレディ役で有名なロバート・イングランドの初監督作品。特殊効果はまさかの(チャイルドプレイ2)や(スターシップトゥルーパーズ)のケビン・イェガー。いじめられっ子がある日、【976EVIL】と書かれたカードを拾い、その番号にかけてみたところ、悪魔の声が聞こえてきて、悪魔の力を手に入れる、といういじめられっ子リベンジ物語。続編はブリジット・ニールセン主演の(デビルコール)。監督はジム・ウィノスキーに変わってしまいましたが。

〇ガールフレンド・フロム・ヘル (GIRLFRIEND FROM HELL) HELLとなっていますが、宇宙生物遭遇もの。宇宙から飛来した内気な女の子が急にセクシーになって繰り広げるドタバタコメディ。そこに、その宇宙生物を捕らえるためにチェイサーが飛来して捕物帳が始まる、という(ヒドゥン)のコメディ版。主演はテレビドラマ(ツインピークス)の不良少年役が好調だったダナ・アッシュブルック。

〇ブラッド・ライトニング呪いの稲妻 (THE LIGHTNING INCIDENT) マイケル・J・フックス主演の(リトルキャンプ)で共演していたナンシー・マケオン主演のオカルトホラー。生まれてくる子供に中米の呪術師の呪いがかけられ、生まれて早々に中米に誘拐される、という(ローズマリーの赤ちゃん)プラス(赤い影)のような作品。

〇スティーブン・キング アーバン・ハーベスト (CHILDREN OF THE CORN3) 日本劇場公開作品。スティーヴンキング原作の(トウモロコシ畑の子供たち)の無数にあるシリーズの3作目。製作総指揮は(ヘルレイザー3)などのこの時期の娯楽作品で大活躍中だったアンソニー・ヒコックス。監督はその弟ジェームズ・ヒコックス。クリーチャー製作に日本が誇る特殊効果マンスクリーミング・マッドジョージ。特殊メイクは巨匠ケビン・イェガーという豪華スタッフのバトルホラー。本作から娯楽色強くなっています。因みに本作の続編(アーバン・ハーベスト2)の主演はまさかの無名時代のナオミ・ワッツ!

〇幽霊伝説 フランケンシュタイン誕生秘話 (HAUNTED SUMMER) エリック・ストルツ主演、ローラ・ダーン、共演の【フランケンシュタイン】で有名なメアリー・シェリーの原作が誕生するきっかけとなった物語の映画化。どちらかというとホラーというより人間ドラマに近い作品。当時売り出し中だった主演二人の若々しい魅力が売り。ローラ・ダーンは最近(マリッジ・ストーリー)でついにアカデミー賞取りましたね。エリック・ストルツ、、、も頑張って欲しいです。最近(ビルとテッドの時空旅行)で復活のアレックス・ウィンターも出演しています。

というB級感満載の作品群ですが、中にはまさかのスピルバーグ製作作品や、クリス・ウェイラス監督作品スティーヴンキング原作のシリーズものなど、DVDソフト化したら、結構売れそうな作品などもそのまま忘れ去られてしまっています。

最近の流れとしてDVDを飛び越えていきなりブルーレイの特典満載でソフト化、というパターンもありますので、それを期待して待つしかなさそうですね。

チルドレン・オブ・ザ・コーン)のシリーズなんかは無数に続編製作されていますので、それをまとめたボックスなんかが発売されれば、意外と売れるかもしれません。

という事で、今回ご紹介させていただいた作品以外にも、まだまだ無数にDVD化されていないレア作品存在しますので、また改めてご紹介させていただきたいと思います。

それでは、本日もお立ちより頂き、ありがとうございました。

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す