10ミニッツ(10 MINUTES GONE)96分

投稿者: | 2020年6月21日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

マイケル・チクリス、ブルース・ウィリス共演作は、やっぱりウィリスがあまり物語に関係せずに強そうに見えない女殺し屋に追い掛け回される犯罪アクション!

作品紹介

今回ご紹介するのは、(ファンタスティック・フォー)などで活躍するマイケル・チクリス主演のアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

銀行強盗計画当日、チーム内の何者かの裏切りによりフランク(マイケル・チクリス)は弟を殺害された上に自身も襲われ、気を失ってしまう。

復讐を誓ったフランクは裏切り者と意識を失っていた10分間の真実を求めて警察の追跡をかわしながらチームメイトを探し求める。

一方強盗計画の黒幕であるレックス(ブルース・ウィリス)は自らの手下を使い事態の収拾を図ろうとする。

果たして真の裏切り者は誰なのか?

フランクはレックスの放った手下の追跡をかわしながら裏切り者を見つけ出し、真実にたどり着く事ができるのか!?

ほとんど電話で指示を出すシーンのみ。

ファンタスティックフォー)のザ・シング役やテレビシリーズ(ザ・シールド)などが有名なマイケル・チクリス主演作品です。

監督がブライアン・A・ミラーという事で、もう分かってはいましたが主演のフリしてブルース・ウィリスは実際少ししか出てきません

最近でも(バックトレース)でスタローンが正味10分ぐらいしか出ていない「主演作品がありました。

ブライアン・A・ミラー監督はそういった作品専門監督のようです。

それでも作品自体が面白ければ良いと思うのですが、そういう有名俳優のパートタイム出演作品は、

物語上それほど重要ではない役柄なのに、ヘンに有名俳優を立てようとした内容になっていて総じてバランスが悪い物語が多く、なかなか秀作が存在しないのがほとんどです。

本作も例にもれずブルース・ウィリス自体はほとんど動かないわりに合間で頻繁にキレながら電話で指示を出しているシーンが挿入されます。

少しでも多く出演しているようにしたいのかもしれませんが、正直指示を実行している部下と主人公の攻防がメインであって指示を出している側のシーンはそれほど重要とは思えません。

要はたいして重要ではないようなシーンがちょこちょこと入るため盛り上がりかけている主人公の逃避行のリズムがその都度悪くなってしまいます

正直『そんなことならブルース・ウィリス出演シーンいらないんじゃあ、、。』とさえ思ってしまいます。

まぁ、それだとブルース・ウィリス目当てが本作の鑑賞の一番の理由なので本末転倒なんですが、、。

という感じで本作も【THE有名俳優パートタイム作品】といった感じで少々流れに乗り切れない部分はありますが、

マイケル・チクリスがムチムチのおじさん体形で若手のアクション俳優並みに頑張って走り回っている姿が見れる貴重な作品ですので応援せずにはいられない作品となっています。

お時間があるときにでもご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

恥ずかしいくらいお約束の後ろで爆発しながらのスロー歩き。

作品情報

2019年製作 アメリカ製作 アクション

監督 ブライアン・A・ミラー

出演 マイケル・チクリス、ブルース・ウィリス

同じような客演の多いウィリス

スタッフ・キャスト

監督のブライアン・A・ミラーはブルース・ウィリスの出演している(デス・ショット)、(デッド・シティ2055)、(コードネームプリンス)と最近の出演シーンの少な目のアクション作品の監督を多く担当している。

主演のマイケル・チクリスはテレビシリーズ(ザ・シールド)や(ファンタスティックフォー)の旧シリーズの岩男ザ・シング役で知名度を上げた後、ジェイソン・ステイサム主演の(パーカー)や(イーグルアイ)などのアクション作品で活躍している。

今回は出演シーンの少ないブルース・ウィリスは近年同じようなタイプの役柄が増えたがその合間に完全主演作(デスウィッシュ)や(バッドウェイヴ)などや、印象的な役柄だったM・ナイト・シャマラン監督の(ミスターガラス)などで精力的に活躍している。

元ファンタスティックフォーの岩男、マイケル・チクリス

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