おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
タンクトップの女性が悪党を狩るゲームに参加するサバイバルアクション、、、、、ではなく、囚われた移民のゴツイ男性日雇い労働者たちが、命がけの狩りゲームの標的となって山中をゆっくり散策する、主人公が活躍しない緩めの(ハードターゲット)!!


作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、人間狩りのターゲットにされた日雇い労働者たちのサバイバルを描いたアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
元兵士のエリックは、新たな職場に着くまでの間、日雇いの仕事へと向かうが、移民を憎む白人至上主義者の雇い主に睡眠薬を飲まされて捕まってしまう。
目覚めると、首に電流が流れる装置を突けられており、命がけの人間狩りゲームの標的とされてしまうのだった!!

監督は、(ハイドアウト)(詳しくはこちら)や(デッドドロップ)(詳しくはこちら)等のR・エリス・フレッチャーで、
どこかで観た事のあるサスペンスアクションを演出しています。


主人公となる日雇い労働者エリック役は(デンジャラスボディ)や(The Stolen Valley)等のダニー・アローヨで、元兵士とは思えない体術で危機に瀕していきます。



で、主人公が行方不明になる国境付近の保安官パターソン役で、(メモリー)(詳しくはこちら)や(ブロウバック)(詳しくはこちら)等の
ルイス・マンディロアが登場し、いつものように怪しい雰囲気で助っ人に絡んで行きます。



で、行方不明の主人公を捜索するかつての戦友の捜査官キャスリン・ナイト役で、(アクシデントマン)(詳しくはこちら)や(ラストアライブ)等の
エイミー・ジョンストンが登場し、事件の真相に迫ります。



で、主人公を襲う一家の息子役で、(ターミネーター4)や(セックスと嘘とラスベガス)等のクリス・アシュワースが登場し、主人公を追い詰めます。



で、その悪党一家の父親役で、(クロムスカル)(詳しくはこちら)や(沈黙のテロリスト)(詳しくはこちら)等のケヴィン・ケイジが登場し、非道の限り尽くします。



そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、ある山中で、労働者階級の男性が何者かに襲われるシーンから始まります。

その後、その事件が発生した国境地域近隣の住宅街では、何かを決意した面持ちのエリック(ダニー・アローヨ)が、妻に別れを告げてネクタイ姿で新しい職場に出勤、、、、、、、

、、、、、、と思ったら、実は新しい就職先が決まったと妻に嘘をついていたエリックは、そのまま工具店前で集合している日雇い労働者グループの集まりにネクタイを外して参加します。


で、日雇い労働者を必要とする雇い主たちが、数グループ現れてトラックで労働者たちをピックアップしていきますが、
仲間の勧めで、その中でも金持ちと思われる雇い主のトラックにエリックも乗り込み現地へと移動していきます。


で、雇い主の指示に従って6名の日雇い労働者たちと農作業をこなしますが、休憩時間に与えられた飲み物を全員が飲んだことで、事態は急転してきます。

その飲み物には実は強力な睡眠薬が混入されていて、気を失った6名の男たちは、そこから少し離れた森の中でそれぞれ目を覚まします。

身体は無事ながらも、首には何かの装置が取り付けられている事を把握した男たちは、近くの木に備え付けられている拡声器の声から驚愕の事実を知らされます。
〇その首輪を取り外そうとすると、気絶するレベルの電流が流れる事。
〇不法移民はアメリカにとって害悪なので、山の向こう側にある国境のフェンスを越えて、自分の国に帰る事。
〇制限時間は22時間以内だという事。
〇現在時刻から約2時間で日が沈むという事。
を、突然告げられて、強制的に国境へ向こう様に告げられます。


さらに、プレゼントと称した車の鍵が木に吊るされていますが、我先にと鍵をゲットして車に向ったゴツイ二人は、当然のようにライフルで狙撃されてしまいます。

大事な部分の説明が抜け落ちていますが、要するに日雇い労働者を独自に強制送還する事が目的ではなく、国境へ向かうゴツイ日雇い労働者たちを、
雇い主たちが銃火器で仕留める人間狩りが実施されることになります。

突然の事に驚く残りの4名ですが、実はエリックは元軍人でサバイバルには長けていますので、自然にグループのリーダーとなっていき行動を開始します。

その頃、帰宅しないエリックを待つ妻は、エリックに連絡しますが、連絡がつかず、就職している先にも、面接で不採用になっていると告げられ途方に暮れてしまいます。
警察に連絡しても48時間経過しない限りは捜査を行えない、という事で、困った妻は、ついに、エリックの元婚約者で、軍人時代の同僚でもあるキャスリン(エイミー・ジョンストン)に助けを求め、
キャスリンは、2日間の休暇を申請して、現地に向かって捜査を開始する事になります。


で、現地で多発する行方不明者の捜索を担当していた保安官パターソン(ルイス・マンディロア)と合流し、本格的な捜査を進めていきます。

そんな中、捜査官の派遣を知った日雇い労働者の雇い主たちは、証拠隠滅も含めて、エリックたちを本格的に追い詰めていく!!
、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

日雇い労働者が、金持ちで白人至上主義者たちの人間狩りの標的となる(ハードターゲット)のような設定のサバイバルアクション作品です。
日本盤DVDジャケットだと、タンクトップの女性が人間狩りと行う、か、逆に人間狩りの標的にされて後半逆襲するようなサバイバルアクションを連想しますが、

実際の内容は、ゴツい男性日雇い労働者が逃げ惑う物語に、女性捜査官が少しづつ事件の真相に迫るエピソードが要所で挿入される、
といった感じで、あくまで女性はお助けキャラとして登場します。

それも、後半の最後の最後の終わりかけにやっとたどり着く、という感じですので、あくまで本編にはそれほど絡まないサブストーリー的なお助け要素がメインとなっています。

ですので、エリックを演じるダニー・アローヨが完全に主人公設定で物語は進んで行くのですが、これが元軍人で、悪党側もその事実を知って以来、
その軍人としてのスキルに恐れおののくという描写が多い割には、ほとんどその軍人スキルを披露するシーンはなく、
わずかに格闘シーンで、滅茶苦茶頑張ったらなんとか勝てた、程度の活躍しか披露されません。

危機的な状況で、リーダー風を吹かせる割には、特に専門的な知識もなく、結局は他の日雇い労働者たちと同じぐらいのリアクションで、なんとなく逃げ惑うシーンが続きます。

その頼りなさげな態度を見せれば見せる程に、女性捜査官の活躍への期待度が高まりますが、これがなかなか合流する事無く、
こちらも格闘術を披露して悪党をなぎ倒すほどの爽快感はなく、結果ヒーロー側の活躍がそんなに描かれることなく終幕を迎えてしまう事になります。

しかし、この活躍の薄さ、というかヌルさは、ヒーロー側だけではなく、極悪で理不尽な事をしている雇い主側も、人間狩りゲームを仕掛けている割には、
特に急いで武器を持って追いかける事もなく、国境を目指す日雇い労働者たちを放っておいて、家族で庭でビールを飲んだり、
リビングで一家だんらんを楽しんだりしていますので、全く緊迫感が伝わってきません。



このヌルさに関しては逃げている側も同じで、夜間、逃げ隠れしている身分にも関わらず、焚火をして自身の身の上話を披露したりしますので、
全体を通して、人間狩りという命のやり取りが現在進行形で行われている雰囲気が薄く、鑑賞中、観ている側は何度も『ん?今、何の時間?』と思ってしまう瞬間が多々あります。

という事で、そういう雰囲気が全体を包んでいますので、狩る側も、狩られる側もバランス良くヌルい(変な表現ですが)という、
世にも珍しい人間狩りサバイバルアクションとなっていますので、アクション好きの方や、サスペンス好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。


作品情報
2024年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション
監督 R・エリス・フレイザー
出演 ダニー・アローヨ、コリン・ネメック、ルイス・マンディロア、ケヴィン・ゲイジ、エイミー・ジョンストン、クリス・アシュワース、ゲイリー・ケアンズ

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