【アサイラム映画】イモータルコンバット(IMMORTAL COMBAT)89分

投稿者: | 2026年8月29日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

(モータルコンバット)新作にあやかりつつ、歴史上の英雄達をバトルロワイヤルさせるというアイデア一発で乗り切った、実にアサイラム社らしいSFバトルアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、お馴染みアサイラム社の(モータルコンバット)のあやかり作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1429年、合戦中のジャンヌ・ダルクは、敵の兵が射た矢に倒れる寸前、謎の緑色の光に包まれて遠い未来の世界に連れて来られてしまった。

そこには、織田信長やクレオパトラ、アッティラ等、歴史に名を残す他の英雄達も集められていて、バトル大会に参加させ、勝利した者のみが元の時代に帰れるというのだった。

しかし、ジャンヌ・ダルクは非暴力を訴えるものの、策略を巡らすクレオパトラによって、争いは巻き起こり、もはや戦いは避けられなくなっていくのだった!!

監督は、(超大地震)や(Dデイ:-1.0)等、アサイラム作品の常連監督モンロー・ロバートソンで、有名作にあやかったSFアクションを演出しています。

主人公となるジャンヌ・ダルク役で、新作(The Wife They Built)が控えるイブ・フルニエが登場し、物凄い歴史上の人物達を前に何故か中心人物になっていきます。

イブ・フルニエ

で、未来から装置を使って歴史上の人物を集めて回る捕獲者アリア役で、(ロリータ)や(ファイスオフ)の頃が懐かしいドミニク・スウェインが登場し、主人公達と対峙します。

ドミニク・スウェイン

で、日本人からすると違和感しか感じない織田信長役で、(エンド・オブ・ホワイトハウス)や(ザ・ウォーカー)等の

ジョサイヤ・D・リーが登場し、意外に活躍していきます。

ジョサイヤ・D・リー

で、策士のクレオパトラ役で、(エンド・オブ・アメリカ合衆国壊滅)や(Road to the Well)等のロクサーヌ・G.C.ブルックスが登場し、主人公達と対峙していきます。

ロクサーヌ・G.C.ブルックス

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、まずは1429年、百年戦争時のフランスで、兵を率いて戦っていたジャンヌ・ダルク(イブ・フルニエ)が、

川を渡ってイギリス軍を倒そうと躍起になる中、敵兵が放った矢がジャンヌを貫く直前に緑色の光に包まれて跡形もなく姿を消してしまうシーンから始まります。

突然時空を越えてしまったジャンヌが辿り着いた先は、遠未来のアメリカで、そこには既に

織田信長、クレオパトラ、アッティラ、チンギス・カン、シャカ・ズールー、ママ・ワコ、ブーディカ、ハンべ女王等、

歴戦の勇者たちが集められています。

その目的は、シンプルにバトル大会を開いて誰が一番強いかを決め、その勝者だけが再び自身の時代に、お土産にその時代のライバルのその後の情報をゲットして帰れる、

という、

ハイリスク・ローリターン

な大会への参加で、参加を拒むと、銃火器ドローンに吹き飛ばされる、という、もう絶体絶命としか言いようのない状況が説明されます。

その説明役兼勇者たちの捕獲者が、タイムトラベル戦闘局の職員アリア(ドミニク・スウェイン)で、まるでその状況が当然のように上から目線で伝説の勇者たちを手玉に取ります。

で、勿論、勇者たちからは反発されるものの、何故か聞き分けの良い勇者たちは、色んな疑問をそれほどアリアにぶつけることもなく、

指示された通りに、訓練部屋へと移動し、保管されている武器を手に取って、各々戦闘準備を整えます。

素直に訓練に励む勇者たち

しかし、極端に平和主義なジャンヌは、戦う事を拒み、まずは優しそうなママとアッティラと同盟を組んで、お互い争わずに、非戦闘・非暴力主義を押し進めます。

しかし、血気盛んなチンギス・カン等は、戦う気満々で、自身を捕らえた捕獲者を倒して強引に元の時代に戻る等と息巻いていますが、そんな時、訓練部屋に急に何やらガスが充満して行き、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、ジャンヌが気付くとそこは森の中で、近くにブーディカ、チンギス・カンも倒れていて、気付いた二人は、速攻で戦い始めます。

で、その勢いに乗って、今度はチンギス・カンがジャンヌに襲い掛かると、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、

ぱぁああああん!!

高らかな銃声と共に、織田信長(ジョサイヤ・D・リー)が現れ、攻撃を受けそうになっていたジャンヌを助け、チンギス・カンはそのまま命を失ったか、、、、

、、、、、と思うと、タイムトラベル戦闘局の白い部屋にワープに、アリアに何やら薬を注射されます。

プスッ

そんな事も知らないジャンヌは、何故か、全武器の中で確実に一番攻撃力の高い銃を捨てて、わざわざ刀に持ち変える織田信長を、

なんとなく部下のように従えることになります。

何故刀に、、、、

で、その後ジャンヌと信長は、アッティラと再会して再び同盟を結び、さらに、リンゴとバナナと、、、、

人参

を、山盛り籠(はどこでゲットしたのかは謎)に詰め放題していたママとも合流し、リンゴをかじりながら行進を進めます。

りんごとバナナは木になっているのでわかりますが、人参は、ちょっと畑が違うような、、、

で、アベンジャーズの基地みたいなタイムトラベル戦闘局が

意外に歩いて数分の距離

にあるようなので、徒歩でそちらに向かいます。

耐震的に心配なデザインの偽アベンジャーズ基地

で、一方、策士クレオパトラ(ロクサーヌ・G.C.ブルックス)は、悪知恵を働かせて、草花の中から毒草を発見し、すりつぶして計略を練ります。

大きいお姉さまが昼下がりの午後に可愛い花を摘んでいるのではなく、人を殺めるための毒草をむしっています。

そんなクレオパトラに、チンギス・カンとの戦いで傷ついていたブーディカが合流、さらにシャカ・ズールーも合流してこちらも悪の同盟を結び、

どの角度からみても目立つタイムトラベル戦闘を目指します。

比較的ヒールな同盟チームも
やっぱり、ここを目指します。

そして、二つの同盟チームが偽アベンジャーズ基地で出会う時、全てを巻き込んだ大きな戦いが巻き起こる!!!

、、、、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

あやかり作品でお馴染みアサイラム社が、今回は(モータルコンバット)の新作にあやかって、その登場人物を歴史上の英雄達に置き換える、

という、相変わらず、さっき休憩中に思いついたような、軽くてぬるい、スカスカ設定のSFバトルアクション作品となっています。

歴史上の英雄がバトルロワイヤルで激突する、という設定は、ペラくとも、意外に面白くなりそうなアイデアではありますが、

やはりそこはアサイラムですので、しっかりしたドラマなんかは皆無で、結構な人数がいるのに、どらえもんみたいなタイムゾーンを潜り抜けて未来へやってくるシーンが描かれるのはジャンヌ・ダルクのみで、

台詞も少ないキャラクターも多かったりしますので、要するにジャンヌ・ダルク以外は結構な脇役扱いとなっています。

メインであるはずのアクションも、【ドタッ!】【バタッ!】【ドキャッ!】という、どん臭そうな効果音と共に、温めのアクションが点在する程度ですので、

アクションシーン自体がスタントマンも加わった見ごたえのある格闘が連発する、という本家の売りのような展開もありません。

では、ドラマもアクションも、キャラクターもほとんど描かれなければ、何が描かれるのか?という感じですが、

それが、もしかすると本作の隠れた見所なのかもしれませんが、かつてエロティックな役柄で、セクシーでちょっとあぶない女の子的なイメージの強かった

ドミニク・スウェインの、物語内のまさかの成長

が、本作の、、、もしかするともう一つの魅力となっています。

主人公達を勝手に未来に連れて来て、脅して戦わせる張本人の成長?という感じですが、中盤まで完全な悪役だったはずのドミニクが、

中盤、シャカ・ズールーによって、

シャカ『お前は、自分の未来を予測できなかっただろう、狂暴な戦士よりも恐ろしい自分自身の姿を。』

と辛辣で的を得た一言を浴びせられて、ショックを受けたのか(そういう感情を表現したシーン自体はありませんが、、、)、

何故か急に正義の心に目覚めて、主人公達に協力して、元の時代に返してあげようとするところを、他の仲間の二人に咎められて、

何故かその二人対ドミニク含めた残り全員みたいになる、という、ある意味、予想外の展開となっていきます。

何故かラスボスみたいになる職員二人

ですので、中盤以降は、ドミニクのドラマが加わって来るので、他の勇者たちのドラマがさらに薄まる、という、

冷静に見れば、本末転倒なストーリー

となっています。

これぞ、アサイラムクオリティという感じでしょうか。

という事で、設定一発のあやりアサイラム作品ですが、意外な展開のある作品といえば、そうとも取れる作品ですので、

アサイラム映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2025年製作 アメリカ製作 SFアクション

監督 モンロー・ロバートソン

出演 イブ・フルニエ、ロクサーヌ・G.C.ブルックス、チャーリット・デイ、サミュエル・セルマン、ドミニク・スウェイン、ジョサイヤ・D・リー

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