スレイヤー7日目の煉獄 (THE SEVENTH DAY)87分

投稿者: | 2021年10月29日

お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

少年に取り憑いた霊を祓うために型破りな神父と新米神父がバディを組んで悪霊に挑むガイ・ピアーズ主演のオカルトホラー!!

作品紹介

今回ご紹介するのは、ガイ・ピアーズが型破りな神父を演じるエクソシストを描いたオカルトホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

悪魔祓いの訓練学校を優秀な成績で卒業した新米神父ダニエルは、伝説の神父ピーター(ガイ・ピアーズ)と共に各地を回り、

悪魔祓いの実地訓練が行われる。

壮絶な現場にも果敢に立ち向かうダニエルだったが、それは、ある邪悪な計画の始まりを意味していた!?

バディを組んで悪払いを行う

ガイ・ピアーズ主演のオカルトホラー作品で、セガール作品やドルフ・ラングレン作品(ノッている時期の)など一定の水準以上のB級作品を多く製作している

ヴォルテージピクチャーズ製作のしっかりめのB級ホラーとなっています。

本作の特徴としては、エクソシストものにバディ要素を入れている、という点で、熟練の伝説の不良神父と訓練学校を卒業したての新米神父という、

刑事ものでおなじみのような設定がオカルトホラーで展開されていきます。

で、熟練不良神父、ピーターを(メメント)などのガイ・ピアーズが演じていて作品に深みを与えていますが、それほど不良というわけでもなく、

破天荒に見えて、実は思慮深く心根の優しい神父役を好演しています。

と見せかけて、実は、、、というのが後半のメインストーリーになっていきます。

一方新米のダニエル神父の方は、結構な自信家で、何にでも対応できると思っているような優等生的なキャラクターとして描かれています。

勿論、悪魔と対峙するオカルトホラー作品ですので、その自信の隙間を突っ込まれて悪魔に襲われることになるのですが、、。

という新人とベテランのバディがエクソシストの経験値を上げるための修行として各地で起こるオカルト現象を解決していくのが本筋となります。

ピーター神父の教育方針は、100%実地訓練のみ、で自身は現場には一緒に向かいますが、悪魔祓い自体には一切手を出さず、

助言を与えるのみで、ダニエルに悪魔祓いを実行させます。

訓練学校出たての新米には結構なスパルタともいえますが、どうしようもないピンチには自分も悪魔祓いに参加するという方針をとっています。

風変わりな方法で悪魔祓いを遂行していくガイ・ピアーズ

で、悪魔憑きの相談のある所に武者修行的に出向いていくのですが、繰り返していくうちにやはり実践ではうまくいかないダニエルも自身を喪失していきます。

そうなってくるとピーター神父も優しく励ましたりなどのシーソーゲームをやりながら、ダニエルは段々と自分の使命に目覚めていくのですが、

実はピーター神父には、どうしてもダニエルにこのエクソシストという職務を続けてほしい、ある理由があるのですが、

それを書いてしまうと楽しみが半減してしまいますので、割愛させていただきますが、大どんでん返しといっても良いぐらいの理由になっています。

とは言ってもホラー好きの方でしたら、冒頭(ピーター神父の若い時代)からの流れで、大体予想はついてしまうかもしれませんが、、。

ホラーの表現としては、本当の怖さを追求したような名作(エクソシスト)のような恐怖感は薄く、どちらかというと少々漫画チックな表現で、

悪魔にとり憑かれている状態の少年が話すときは、わかりやすくエコーがかかっているような表現の仕方なので怖がらせるというより、

バディエクソシストものの物語世界を魅力的に見せることに主眼が置かれているように思われます。

そのわりにはピーター神父の方の過去は細かく描かれますが、ダニエル神父の方の人となりの詳細が語られないので、

それほど感情移入しにくいのが、ちょっとした難点といえば難点かもしれません。

という事で、エクソシストものの物語としてはあまり新鮮味はありませんが、そこへバディもの要素を加えるというアイデアが魅力となっている珍しい作品ですので、

ホラー好き、サスペンス好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても悪魔に取り憑かれている人って、そんなにあっちこっちにいるのでしょうか、、。怖いですね、、。

今回は落ち着いた雰囲気のガイ・ピアーズ、実は、、、。

作品情報

2020年製作 アメリカ製作 オカルトホラー

監督・脚本 ジャスティン・P・ラング

出演 ガイ・ピアーズ、ヴァディール・デルべス

ピーター神父の真意とは!?

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