エリート・スナイパー (ONE SHOT)95分

投稿者: | 2021年5月26日

お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

B級アクションの名手ジョン・ライド監督による、地球外という事をそんなに感じさせない他惑星での、主演マシュー・リーブスによる、そこそこ楽しめる俺様ミリタリーアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、(オゾンビ)などのジョン・ライド監督によるミリタリーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

2034年、人類は汚染された地球を捨て、軍による他の惑星への侵略戦争を進めていた。

そんな中、侵略中の惑星セルリアンで、地球軍の特殊部隊員カイル(マシュー・リーブス)は、スナイパーとしてセルリアン兵を次々と倒していくが、

現地のセルリアン人の女性を助けた事で、自らの命を危険に晒すことになるのだった!?

腕利きのスナイパー、マシュー・リーブスは製作も担当
マシュー・リーブス、薄着になるとちょっと貧相になってしまいますね、、。

B級アクション(サバイバー)(ミラ・ジョボビッチ主演作ではない方)の監督ジョン・ライドと同作に出演しているマシュー・リーズスのコンビニよるB級SFアクション作品です。

SFとはいってもかなり予算が限られているようで、CGなどを使った特殊効果的なシーンは合間に少しある程度で、その見せ場のほとんどは製作も兼ねる

主演のマシュー・リーブスによる、俺様ミリタリーアクションです。

一応、地球外の惑星で、エイリアンと戦っている、という設定ではありますが、そのエイリアンもモンスター的な異形の存在ではなく、人間と全く変わらない容姿で、

目の色だけが青い、というカラーコンタクト処理的な描き分け方なので、ほとんどエイリアンバトル、というよりずっとマシュー・リーブスの俺様ヒーローっぷりを堪能する作品となっています。

イメージ的には、まだ動いていた時期のセガール作品のイメージが一番近いと思われます。

青い目の敵兵士のリーダー。後半良い味だしてます。
本作のヒロイン。セルリアン語と英語のバイリンギャルです。

ただ、マシュー・リーブス、それほど格闘アクションに優れている、というわけではありませんが、それなりの決めポーズは決まるので、B級アクションヒーローとしては、そこそこ魅せるアクションは楽しめます。

そこそこ、ですが、、。

そのそこそこのアクションも、エリートなスナイパーな割に、狙撃シーンでの見せ場は少なく(原題もONE SHOTとスナイパーっぽい意味合いのタイトルがついていますが)、

それよりも、至近戦で周りに十人以上の敵兵士に囲まれているのに拳とピストルっぽい拳銃一丁で切り抜けてしまう無敵超人っぷりの方が際立つ、という、

設定よりも、とにかく製作者でもある自分自身をカッコ良く魅せたい、という思いが前面に出てしまっているようなアクションシーンの連続となっています。

でも、何故か、そこそこは楽しめてしまえるんですが、、。

で、本作は一応エイリアンとのバトルを描いた作品で、敵の容姿も人間とほとんど変わりないために、見落としがちですが、その作品世界の設定を吟味してみると他の作品とは違う、一風変わった設定を採用している事に気づきます。

設定年代としては近未来の2034年

そのころには地球は汚染されてしまって人類が生きる環境ではなくなってしまい(という設定だったら、もう少し遠未来の方が良さそうですが、、、)、

地球を放棄して、人類が生き残るための環境を求めて、作品の舞台となる惑星セルリアンを見つけ出し、そこに移住するために、地球軍による侵略戦争を開始した。

という設定になっています。

これは、、、人間が完全に侵略者ですね。

主人公は正義のヒーローを気取っていますが、完全に他人の土地を略奪中の侵略者ですね、、。

という事は、まるで悪者のように見えた青い目のエイリアンは、奪われそうになっている故郷を命がけで守ろうとして戦っているヒーローですね。

正義の地球軍の司令官としてたびたび登場していた(ワイルドタウン2)と(ワイルドタウン3)などの人気テレビスター、ケビン・ソーボも侵略軍の司令官、という事になってしまいますね。

これは、流石にちょっと設定的に厳しいですね。

セルリアン人が地球に攻めてきて、戦争状態に突入して、膠着状態になって、その状況を打破するために適地である惑星に攻め入った、

という展開ですと、近年でも(スカイライン逆襲)(詳しくはこちら)で、ありましたし、説得力もありますので、何の問題も無くて良いのですが、

人間側が侵略中、となるとなかなか物語の屋台骨が崩れてしまうように感じてしまいますが、どうでしょうか、、。

という事で、ちょっと設定的には厳しいですが、アクション的にはそこそこ楽しめる作品となっていますので、何かの合間の息抜きにでもご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

マシュー・リーブスの微妙なヒーロー像もそこそこ良いですよ。

そこそこですが、、。

スペシャルゲスト的なケビン・ソーボ

作品情報

2014年製作 アメリカ製作 SFアクション

監督 ジョン・ライド 制作 マシュー・リーズ

出演 マシュー・リーズ、ケビン・ソーボ、ニシェル・エイデン、スコット・ハングス

激しい戦闘が行われますが、基本無敵系のアクションです

その他のミリタリーアクション作品

イラク西部の危険地帯を舞台にISと女性兵士だけで編成された特殊部隊の活躍を描く(レッドスネイク)はこちら

スコットイーストウッド主演で描くアフガニスタンの前哨基地で実際に起きた作戦の映画化(アウトポスト)はこちら

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す