エクストリーマーズ(EXTREME HONOR)90分

投稿者: | 2021年1月5日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

DVDジャケットのメインであるダブルマイケルはそんなに登場しない、90年代の雰囲気が漂う、ユルめのアクション!!

米国版DVDジャケット。主役見当たらず、、。

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、洋画未公開作品部門の帝王、マイケル・マドセンマイケル・アイアンサイドが共演するアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

ネイビーシールズのジョン(ダン・アンダーソン)は、ある任務遂行中に人質となった子供を死なせてしまう現場に立ち会い、

その罪を着せられて退役に追い込まれてしまう。

そんなジョンにさらに不幸な運命がのしかかる。

息子がガンに侵されたのだった。

手術を受けるには高額の費用がかかる。

そこで、ジョンはすべてをかけて、かつての仲間を呼び戻し、命がけのミッションを実行に移すのだった!?

この人が完全主演のダン・アンダーソン。ぴちスーツ。

90年代(実際の製作年度は2001年ですが)の香り漂う、ゆる目のアクション作品です。

B級アクションスターたちが(エクスペンダブルズ)並みに使い捨て感覚で登場します。

マイケル・マドセンを筆頭に敵役のマイケル・アイアンサイドオリビエ・グラナー、冒頭にはマーティン・コーヴまで登場します。

その面子を見ているだけでも、90年代B級アクション好きにはたまらない作品となっています。

名バイプレイヤー、マイケルマドセン

ただ、本作の主演はダン・アンダーソンというキン肉マンです。

全然知らない人なので、ちょっと調べてみても、何の情報も出てきません。

本編での演技スペックのあまりの程度の低さと、類まれなる恵まれた体格からすると、プロの俳優ではなく、恐らくどこかの世界のアスリートではないかと思われます。

何故このキン肉マンが主演なのかは謎ですが、そのありえないぐらいに舌っ足らずで、棒読みな演技スキルに、

逆になんとなく、愛おしくさえ、思えてしまいます。

このキン肉マンを盛り上げるために、他のB級スターもなんとなく、いつもより遠慮しがちな存在感で脇役に徹しています。

いつも、濃いイメージのマイカル・マドセンマイケル・アイアンサイドまでが、なんだかあっさり目の薄い印象しか残りません。

マーティン・コーヴなんかは冒頭のみのゲスト出演ですので、観終わるころには、出演していた事も忘れてしまうぐらいでした。

オリビエ・グラナーもラスボス役で、キン肉マンとラストバトルを繰り広げる役柄ですが、

バトルもあっさり目で、ガサガサしている内に、いつの間にか決着がついています

ヌル目の格闘シーン。何をやっているのか良くわかりませんが、、。

これだけ男臭いキャストが揃いながら、このユルさはやはりもったいないですね。

これだけ豪華なキャストなら、物語はいまいちでも燃えるアクションがあれば、しっかりと楽しめる作品にはなったはずなのですが、、。

その物語ですが、こちらもフワフワとユル目の印象でした。

仲間(オリビエ・グラナー)の裏切りで退役する事になった生粋の軍人が、一般社会に馴染んでいこうとした途端に、

息子がガンに侵されて、治療するには高額の医療費がかかる、という事が発覚。

その医療費を得るために、悪党であるマイケル・アイアンサイド正面切って会いに行き

正面切って不正の事実を突きつけて正面切って脅迫

で、当然金の無心は断られて、そこから計画変更。

かつてネイビーシールズだったころのマイケル・マドセンと他1名を呼び寄せて、

マイケル・アイアンサイド宅に押し入り、マイケル・アイアンサイドを目隠しして拘束、

なんだかんだとやっている内に、金庫が開き、まんまと強奪に成功。

名悪役マイケル・アイアンサイド。あんまり出てません。
ネメシス、オリビエ・グラナー。もっと格闘が観たかった、、。

その後、何食わぬ顔で日常生活に戻るが、

当然、キン肉マンに金の無心をされた直後の事件なので、目隠ししても、正体はバレバレで、

後日、一人ずつ復讐され、仲間が殺されていく。

この復讐に逆ギレした主要メンバーは再びマイケル・アイアンサイドの元を訪れるが、

実は仲間を殺していたのは、前半登場以降、印象の薄かったオリビエ・グラナーだった。

そして、善と悪のバトルが始まる!!

という、ブレブレストーリーに、90年代の大らかさを大いに感じる事ができます。

というように、全編ユル目のアクション作品ですが、キャストなどは豪華ではありますし、ゴロ寝しながら観るにはうってつけの作品にはなっていますので、

アクション好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

因みに、本作の日本版DVDジャケットはまるでマイケル・マドセンと、マイケル・アイアンサイドが激突するような、

ちょっとした通りすがりのシーンを最大限に拡大解釈したジャケットになっていて、主演俳優の写真も裏側に小さく映っているのみで、

名前の記載も主演なのに、4番目という大胆な構成ですが、

アメリカ版DVDジャケットは、マイケル・アイアンサイドオリビエ・グラナーが激突するような感じで、

結局似たような構成でした、、。

ここまでくると、なんか、かわいそうですね、、、。

完全主演のダン・アンダーソン

作品情報

2001年製作 アメリカ製作 アクション

監督・脚本 スティーブン・ラッシュ 制作総指揮 ジョン・S・フォールマー

出演 ダン・アンダーソン、マイケル・マドセン、マイケル・アイアンサイド、オリビエ・グラナー、エドワート・アルバート、グランド・L・ブッシュ、マーティン・コーヴ

マイケル・マドセンにはグラサンと銃、ですね。

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