【配信専用中国映画】孫悟空 地獄からの復活!(大聖伏妖RETURN OF WU KONG)88分

投稿者: | 2022年1月18日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(イップマン)(力王)等でお馴染みの香港カンフースター、ルイス・ファン主演ながらもほとんど見せ場のアクションのない宝の持ち腐れ作品

作品紹介

インターネット配信専用

今回ご紹介するのは、アクションスター、ルイス・ファン主演ながらも何故かほとんどアクションのない相変わらず続く(西遊記)作品です。

それでは、あまずはあらすじから、

孫悟空が仏舎利を飲み込み光となって消えた時代から500年後、

ある旅の僧とその弟子、石生(ルイス・ファン)は西にある大雷音寺に仏舎利を運ぶ旅をしていた。

その旅の道中、妖怪に襲われた師匠は石生の正体を知り、自分を犠牲にして石生を追っ手から守る。

仏舎利を託された石生は、師匠の遺言を守るため、一人西に向かって旅を始める。

師匠との旅の途中(師匠は妖怪の術にかけられて子供の容姿をしています)
ヒロインとの切ない恋もあります

中国映画界で繰り返される有名原作(西遊記)の再映画化作品です。

ただ、今回は(イップマン)シリーズ(詳しくはこちら)や、(力王)、(ブラックマスク武神黒侠)、(カンフージャングル)、(少林寺達磨大師)(詳しくはこちら)などの

香港映画界のカンフースター、ルイス・ファンが主演しているというかなり、売りのある作品となっています。

ルイス・ファン見参!!

正直同じような内容の気のないアクションがおまけ程度に付いているような作品が多かったので、いよいよ香港レジェンドが登場して風穴を開けてくれる!

と、期待して鑑賞したのですが、、、、、

期待のアクションは、、、

実際鑑賞してみると、まさか、まさかのいつものアクションの見せ場はほとんどなく、少ないアクションもカットしまくり、カメラの角度変えまくりの全体的にアクションはおまけ程度のファンタジーでした、、、。

残念です、、、。

ルイス・ファンが主演していて、ここまでアクションスキルを殺して演出されている作品なんて存在しないのではないでしょうか。

個人的には日本で鑑賞できるルイス・ファン出演作品は、ほぼ全部鑑賞済ですが、こんなに出ずっぱりなのに、アクションスターとしての見せ場のない作品は初めてでした。

キメポーズは決まりますが、、

これだけ動けるスターを起用していても、ここまで見せ場のないアクション作品が出来上がる、という部分に今現在の中国映画界の闇が全て現れているようです。

動けないイケメンスターを達人のように見せる(実際は見せれていませんが)意図で、カット割りなどで誤魔化す、というのは分かりますが、

実際に動けるスターを起用しておきながら、同じような誤魔化し方法で撮影してしまって、良さを全て台無しにしてしまう、という本末転倒も甚だしい作品となっています。

こういうのが、もっと見たいんです。

これは実際に動けるシェー・ミャオ主演の(西遊記 孫悟空VS七人の蜘蛛女)(詳しくはこちら)でも同じように良さを殺されていましたので、

もしかすると、この動けるキャストを上手く動かせない、という部分が、今現在の中国映画界の一番の問題点なのかもしれません。

ラスボスですが、特に目立たず、、。そりゃ、ルイス・ファンと武術対決しないので正直誰でも、、

要するに、このスタッフたちが撮影するアクションは、たとえジャッキー・チェンドニー・イェンが出演していても、同じように見せ場のない作品を製作してしまうのだと思われます。

勿論、スターたちが自分たちのちゃんとしたプロのスタントチームを起用しなければ、の話ですが。

孫悟空バージョン。誰か分かりません、、。

ただ、原作が有名ですので、世界観には入りやすく、作品自体がそこまで面白くない、という事はないのですが、やはりルイス・ファンが主演しているのに、、、という思いが常に付いて回る、そんな作品となっています。

物語は孫悟空が活躍していた時代から500年後に、ある修行僧とその弟子が、旅をしていますが、その旅の道程で師匠が自分の弟子、石生が孫悟空の生まれ変わりだという事に気付きます。

で、自分の身を犠牲にして仏舎利をあるお寺に届けるように指示し、後を託します。

いきなり説明なく子供の姿の師匠が登場します。

そこから石生の一人旅が始まり、沙悟浄に出会い、猪八戒に出会い、恋をしていくうちに、だんだんと自分はやはり孫悟空の生まれ変わりでは、と思うようになり、

最後の最後で、、、、

恐らく薄毛という事でキャスティングされていそうな沙悟浄
猪八戒がイケメンという設定も最近ありがち
ヒロインは小鳥の化身。そういう設定も最近どこかで見たような、、、。

という展開で、大筋としてはチャウ・シンチー主演の名作(チャイニーズオデッセイ)シリーズ、そのままです。

見所としては、主人公の人間、石生が本当に孫悟空なのかどうか、という部分で人間のときはそれほど強くないけれども孫悟空として覚醒すると

ほとんど無敵状態で、強敵も余裕で倒せてしまうけれども、人間には二度と戻れない、というシチュエーションが、本家では愛する女性との今生の別れとして描かれていて、

涙腺が緩んでしまうような、非常に切ない展開でクライマックスは名シーンとなっていました。

無敵の孫悟空復活!!!
『捻りつぶしてやる!』

勿論、本作が本家にかなうはずもないのですが、お馴染みのキャラクターが思っていたように(予測通り)に動きいてくれますので、意外性はないものの、それなりには楽しめるようになっています。

という事で、ルイス・ファンのアクションを期待して鑑賞すると残念、としか言いようがないですが、そこを無視して普通の(西遊記)ものと考えると、

多くの作品の中の1本として楽しめる部分もありますので、西遊記好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、今の中国映画界、、ルイス・ファン主演でも、こうなるんですね、、、。

こういうのも出てきますけど全く活躍せず、、

作品情報

2018年製作 中国製作 ファンタジーアクション

監督 ルオ・ラ

出演 ルイス・ファン、ルオ・ミン、ジア・ユンジョー、ワン・シーウェイ、ホー・ランドウ

如意棒が反応しています。孫悟空復活!!

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