【レア作品!香港映画】ロボハンター霊幻暗黑團大戦争 (ROBO VAMPIRE)90分

投稿者: | 2022年7月9日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

フィルマーク社製作のロボコップVSキョンシーなニコイチ映画中、随一の有名作品!!しかも、まさかの香港電影博‘88特別招待作品!!

作品紹介

日本劇場未公開

テレビ放映タイトル キョンシー軍団対改造人間ロボハンター/激突!キョンシー軍団対改造人間ロボハンター/ロボ・バンパイアー/ロボバンパイア霊幻暗黒団大戦争

今回ご紹介させていただくのは、ニコイチ映画で有名なフィルマーク社のキョンシーVSロボコップなアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

巷を揺るがす麻薬組織は、敏腕麻薬捜査官のトムを葬るために、キョンシーを操る邪悪な道士を雇う。

計画通り、キョンシー軍団を率いてトムを亡き者にするが、捜査官側はトムの遺体を改造してロボハンターとして復活させ、

犯罪組織を一網打尽にするための作戦を開始する!?

悪名高きフィルマーク社のおそらく一番有名な作品です。

例によって既に公開済みの旧作タイ映画を基に、新撮影したアクションシーンを加えて、勝手に編集し、

上から別台詞を吹き替えし直して一つの別映画のように見せかけて公開してしまう、というトンデモなニコイチ商法で製作された作品です。

今回は、(ランボー)的なタイ製のコマンドアクションに、キョンシー等の(霊幻道士)、そして当時人気だった(ロボコップ)、

さらに(チャイニーズゴーストストーリー)を思わせるような女幽霊も登場する、という相変わらず本当の意味でのごった煮ムービーとなっています。

関係ないコマンドアクションに
キョンシーアクションと
激安ロボコップ要素を勝手にプラスし、
さらに女ゴーストも付け足します(西洋人ですけど)

ただ、個人的には、いつもフィルマーク社作品に絶対入っている忍者要素が少しも入っていないので、何故入れなかったのか少し疑問に思います(ただ、忘れていただけだと思われますが、、)

という事で、その内容ですが、麻薬捜査官と麻薬組織の戦いを描いた作品で、そこに麻薬組織に雇われた邪悪な道士とキョンシー軍団と、

麻薬組織に殺害された麻薬捜査官のエリート、トニーがロボハンターとして復活して大バトルを展開していく、という大筋となっています。

道士は悪役

で、そのザクっとした新撮影のアクションメインパートの合間に、別のタイ映画のコマンドアクションが混ざっていって、

収集がつかなくなる、といういつものフィルマーク社作品の流れになっていきます。

オリジナルの方は意外に迫力のあるまともな作品(とは言え、不必要なグロいシーンがあったりしますので、全編通してまともかどうかは、ちょっと怪しいですが、、、)なのですが、

新撮影シーンは、やはりトンデモシーンの連続で、お馴染みのハリボテロボコップの脱力感を筆頭に、

ビーチを散歩中のハリボテコップが、ビーチに一旦埋まって敵の攻撃を回避し、その後そのビーチに初めから埋まっていたキョンシー軍団とバトルを繰り広げたり、

埋まるロボハンター、しかし、、、
キョンシーも埋まっていた!!
バトル・オン・ザ・、、、
ビーチ!!

その大活躍のハリボテコップが、中盤であっけなくダンボールのように爆破されてしまったり、

『奴を葬れ!!』
ドォォォォン!!
ロボハンター一旦死す!(紙製なので良く燃えます)

しかも、その後電動ドライバーと花火で簡単に復活したり、

プラスとマイナスの機械が光り、、
ボリュームをいじり、、
花火で遊び、、
電動ドライバーでネジを回すと、、、
『ふっ、、、』
『かつ、、、』
『ロボハンター!!!』

最強キョンシーっぽく登場するキョンシーが、ゴリラのマスクを被っただけのゴリキョンだったり、

ゴリキョン登場!!

チャイニーズゴーストストーリー)っぽく、ひらひらと浮遊して登場した女ゴーストが、振り返ってみるとまさかの西洋人だったり、

女ゴーストも登場!!

とトンデモ要素が盛りだくさんで、この作品が、何故【香港電影博‘88】で特別上映されたのか、疑問に思ってしまうぐらいのいつものフィルマーク社作品となっています。

というより、作品か?ぐらいのレベルです。

そんな突っ込み要素満載の作品ではありますが、新撮影パートで西洋人以外のキャストは実は、また本格派が揃っています。

麻薬組織側に雇われる邪悪な道士役で、(バカ拳)(詳しくはこちら)や、(真説少林寺)等の実力派カンフースター、スン・コクミンが登場して、

スカスカの内容を埋めていきます。(ちょっと、やっつけっぽい悪役ぶりですが)

スン・コクミン

フィルマーク社作品では、本作の他に(必殺!ムーンウォーク拳 キョンシーマン)(詳しくはこちら)でのキョンシーマン役や、

ギャンブルキョンシー霊幻襲撃)の主人公の弟でしかも忍者役で、キレのあるアクションを披露しています。

一応、本作でもアクションあります

その他には、同じく麻薬組織に雇われる部下で、恐らく道士の弟子っぽい役柄で、(五毒拳)(詳しくはこちら)などのスン・チェンが登場して、

少しですが、キョンシーアクションや、マシンガンアクション等を披露しています。

スン・チェン
これが、あの?という感じですが、、、

フィルマーク社作品では、(ロボ道士 エルム街のキョンシー)(詳しくはこちら)でさっさと殺害されてしまう運転手役や、キョンシー役などでアクションを披露しています。

一応、本作でもアクションあります

その他には多くのカンフー作品などで活躍し、フィルマーク社作品では(ギャンブルキョンシー霊幻襲撃)でキョンシー道士役を演じていたチャン・タオが、

同じような役柄で悪党役を演じています。

チャン・タオ。
冒頭で登場しますが、なんとなくフェイドアウトします

ただ、このカンフー映画で大活躍していたスター達は、基本全員ノンクレジット出演で、作品自体にはハリー・マイルズ、ジョー・ブラウン、ダイアナ・バーン等の

誰(?)という感じの西洋キャスト(画面に映るどの人が、どの名前なのか分かりません、、、)の名前が列記されています。

悪党。

おそらく、フィルマーク社作品基本的には、海外セールスを目的として製作されている作品なので、海外向けに受けが良いように西洋人キャストが完全主演の作品、

という、ていでアピールされていたためだと思われます。

ゴリキョンに襲われる一応主人公

ですので、おそらく、悲しいかな往年のカンフースターは、ノンクレジットのアクション要因的な、ほとんどスタントマン的な意味合いでの起用だったと思われます。

いつもフィルマーク社作品を鑑賞していて思うのですが、アクションに関しては実力者が参加していますので、

ニコイチ要素を配して、その手作り感満載の新撮影アクションパートだけをもっと増やして、

ちゃんとした尺を確保して完成させれば、トンデモではあるけれども、ある意味別な価値を見出せるような作品になっていたような気もしないでもない、、、、

という事もやっぱりないですね、、。

ないです!

という事で、いつものようにトンデモ要素全開な作品となっていますので、機会がありましたらご鑑賞してみて下さい。

ただ、例によって全体的に整合性がない作品(当たり前ですが)ですので、わけが分からなくなって鑑賞中に寝落ちしてしまう確率は高いと思われます、、、。

街に繰り出すゴリキョン
ゴリを追って夜の街へ
二人の戦いは続く、、、

作品情報

1999年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 ジョー・リビングストン 製作 トーマス・タン

出演 スン・コクミン、スン・チェン、チャン・タオ、ハリー・マイルズ、ジョー・ブラウン、ダイアナ・バーン、ニック・ノーマン

そして、ゴリキョンを倒し、
夜の街に消えていくロボ、、、

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【レア作品!香港映画】ロボハンター霊幻暗黑團大戦争 (ROBO VAMPIRE)90分」への2件のフィードバック

  1. S原

    まぁくさん、こんにちは。「あなたの知らないワゴンセールの世界」のS原です。

    今回は、「ロボハンター霊幻暗黑團大戦争」ですか!素晴らしすぎるチョイスです。今回もハリケーンマックスな紹介で、大笑いしましたよ。

    これ、昔にレンタル店にあって、ずっと気になっていたんですよ。借りようかどうか散々迷った挙句に、確か「欲望の翼」を借りたんですよねえ(しかも「欲望の翼」は途中で寝てしまった)。タイムスリップ出来るとしたら、あのときの自分に「ロボハンターを借りろって!後悔するぞ!」と説教したいですよ。
    ちなみに、ぼくは「片腕サイボーグ」も見逃してるんですよ。こうやって、自分が見逃した映画を後で紹介してくれる人がいるなんて、世の中まだまだ捨てたもんじゃないですよ、本当に。

    それにしても、このロボコップ…じゃなかったロボハンターは、格好良すぎです。このデザインとチープさも最高なんですが、砂に埋まっているキョンシーとロボコップ…じゃなかったロボハンターのアクションも味がありますし、バズーカで燃えてしまう紙質感が、もうハリケーンマックス級でたまりません!

    今回の動画を観る限り、「ロボハンター」はニコイチ映画にしては、わりとちゃんと作られているような気がしますが……たぶん気のせいなんでしょうね…(笑)

    ところで、昔「エリミネーターズ」というバカ映画があったのを覚えているでしょうか??
    この映画でも、しょぼいロボットが大暴れしてたんですが、「ロボハンター」はそれに匹敵しますね。あ!いま思い出しましたが、たしか「エリミネーターズ」には忍者がでていたはず!こっちの製作者は、忘れなかったんですね、忍者を出すのを(笑)

    ぼくは観ていないんですが、「ロボフォース 鉄甲無敵マリア」という映画もありましたよね。こっちもすごく気になっています。たしか「ザク」みたいなロボットが出ていたような気がしますが、思い違いかもしれません。このブログで、いつか取り上げてください。

    そして恐るべきことに、「鉄甲無敵マリア」と「エリミネーターズ」ともDVDが出ていることですね。同じようなバカ映画’(ほめてます)なのに、「ロボハンター」は何故DVDになっていないんでしょうね?
    え?もしもDVDになったら?、、、、いや買いませんけどね(笑)

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      S原さん、こんにちは!いつもコメントありがとうございます!(ロボハンター霊幻暗黑團大戦争)もかなりハリケーンマックスな作品でした!(笑)(欲望の翼)と(ロボハンター)でしたら、確かに当時なら(欲望の翼)を選んでしまいますよね!とにかく、ウォン・カーワイの勢いは凄かったですよね!後から振り返ると雰囲気重視の作品が多いような気もしますが、確かにあの時代でも(ロボハンター)は気にはなっても、なかなか手を出すには勇気のいるタイトルでした!(ロボハンター)も含めてほとんどのフィルマーク社のニコイチ映画当時鑑賞しましたが、内容はほとんど覚えていません(笑)。この作品を置いているお店もなかなかのレア店舗ですね(笑)(ロボハンター)に関しては割と元の作品との整合もとれてなくもないような気がしますが、最近見返してみると、フィルマーク社作品、結局戦っている理由さえ分かれば、特に細かい部分は無視してもそれなりに把握できてしまう、という事が分かりました(笑)ですので、動画の部分は元の部分はほとんど無視して戦っている部分だけに注目してみるとそれなりに筋が通っているように見えるんですね!実際全編通して観ると無茶苦茶なのですが、、、。(エリミネーターズ)良いですね!今度ブルーレイが出るみたいですね!確か(龍の忍者)に主演していたコナン・リーが出ていたのを覚えています。(ロボフォース 鉄甲無敵マリア)はツイ・ハークのロボットものですよね。確か映画館でも公開されていたような、、、。確かにザクぽいのが出てましたね。確か似たようなポンコツ系のロボットが(悪漢探偵2)にも出ていたような、、、。やっぱりポンコツロボットは魅力的ですね!(ロボハンター)の脱力感と良い勝負です(笑)

      返信

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