【レア作品!】兜KABUTO(KABUTO/SHOGUN MAYEDA/ JOURNEY OF HONOR /SHOGUN WARRIOR S)106分

投稿者: | 2023年9月16日

おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

ショー・コスギが製作・主演し、ケイン・コスギも出演、クリストファー・リーや三船敏郎も出演した(シンドバッド黄金の航海)の監督の冒険アドベンチャー活劇!!

作品紹介

1991年4月27日公開

今回ご紹介する作品は、日本が生んだハリウッドスター、ショー・コスギ製作・主演のアクションアドベンチャー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

関ヶ原の合戦の勝利により、銃の重要さを痛感した徳川家康は、家臣のマエダに実子頼宗と共にスペインまで赴き、

最新式の銃5千丁を手に入れるように命じるのだった。

そして、スペイン人宣教師の案内でスペインに旅立った一行は、スペインの地で国王の座を狙うペドロ侯爵の陰謀に立ち向かっていく事になるのだった!?

日本が生んだ100万ドルハリウッドスター、ショー・コスギ製作・主演の歴史アドベンチャー作品です。

監督は、(シンドバッド黄金の航海)や(第27囚人戦車隊)等の規模の大きなアクション作品で有名なゴードン・へスラーで、

本作でも(シンドバッド)のような冒険心を擽る物語展開で娯楽アクションを演出しています。

ゴードン・へスラー

主演のマエダ役には勿論、(燃えよニンジャ)や(ニンジャ)(詳しくはこちら)、(ブラックイーグル)(詳しくはこちら)等、

日本が生んだ100万ドルハリウッドスター、ショー・コスギで、本作でも切れの良いアクションを披露しています。

ショー・コスギ
ショー・コスギ

で、ショー・コスギが仕える若君役で、実の息子であり、後に(マッスルヒート)や(フー・アム・アイ)、(ニンジャアベンジャーズ)等のアクション作品で大活躍し、

アクションスターとして父親の後をしっかりと引き継いでいるケイン・コスギで、まだあどけなさは残るものの、すでにキレのあるアクションを披露しています。

ケイン・コスギ
ケイン・コスギ

で、敵役となるスペインの有力者ペドロ侯爵役を演じているのは、音楽アーティストであり、(マイウェイマイラブ)等俳優としても活躍するデビッド・エセックスで、

イヤミ担当で、最終的にラスボスとなる騎士役を演じています。

デビッド・エセックス
デビッド・エセックス

ヒロイン役には、テレビシリーズ(ローマ)や、(パトリオットゲーム)、(硝子の塔)等の話題作で活躍しているポリー・ウォーカーで、

ケイン・コスギショー・コスギの間で揺れるヒロインを好演しています。

ポリー・ウォーカー
ポリー・ウォーカー

で、スペインの国王役で、(吸血鬼ドラキュラ)等のホラーシリーズや、(ロード・オブ・ザ・リング)シリーズ、

三銃士)シリーズ等の名作、人気作で知られる名優クリストファー・リーが登場し、作品世界を彫り下げています。

クリストファー・リー
クリストファー・リー

で、ゲスト的な出演ではありますが、日本から徳川家康役で、名優三船敏郎が登場し、日本パートの重厚感を盛り上げています。

三船敏郎
三船敏郎

という豪華なスタッフとキャストで製作された本作の物語は、日本の関ヶ原の戦いのシーンから始まります。

その戦場で、徳川家康の家臣である主人公マエダ役のショー・コスギが、敵軍の火縄銃で劣勢の絶体絶命のピンチに、

奇蹟的な降雨によって、劇的な逆転劇を展開した事で、銃の大切さを再認識した徳川家康が、天気状況に関わりなく使用できる銃を求めて、

実子徳川頼宗とマエダをスペインに派遣する、という所から冒険アドベンチャー要素が始まって行きます。

で、この船の船長や船員、そして水先案内人となる神父が全てスペイン人で、さらに不穏な空気を発するマエダの一部の家臣、

というなかなかの濃いメンバーで冒険を繰り広げていくことになります。

ただ、往路は、ちょっとした嵐の描写以外は割とあっさり目で、メイン展開となるスペインへと到着します。

で、クリストファー・リー演じるスペイン国王は友好的な人柄ながらも、その家臣的な位置にいるデビッド・エセックスが、

かなりのイヤミキャラで、やたらと無理難題を吹っ掛けてきて好戦的な態度を取ってきます。

この点が少々残念なポイントで、武士道と騎士道の激突、というワクワクする要素ながらも、騎士道を司るキャラクターが、

かなり心の小さい完全なイヤミキャラクターで、クライマックス近辺では騎士道の道を踏み外したような卑怯な戦法まで使ってきますので、

できれば公平な描き方で、武士と騎士の友情展開なども見て見たかったところです。

で、そのイヤミに無理矢理嫁がされそうになっている女性としてポリー・ウォーカーが登場し、ショー・コスギと恋仲になっていきます。

で、なんだかんだと揉め事があり、さらに、国王が何者かの武装集団に襲われている所を得意の武術で颯爽と蹴散らす、

という奇蹟の武士アピールぶりで、国王の信頼を勝ち取り、最新式銃をゲットする事に成功します。

で、銃を船に積み込み、希望を持って日本へ向けて出航して暫く後に、モロッコからの海賊に襲われ、捕らえられてしまい、

まさかのモロッコに連れていかれる、という形で、今度はモロッコが冒険の舞台となります。

そこではショー・コスギケイン・コスギも、船員たちも奴隷として労働させられますが、ケイン・コスギだけは、強制労働を免れて小間使い的な事をさせられる(多分幼いという判断)という

特別扱いで、割と自由なので、色々と動き回ってショー・コスギ救出作戦を決行しそうになりますが、

結局は、ケイン・コスギに頼る事なく、ショー・コスギは独自の機転で逆襲に転じ、戦いを繰り広げていきます。

さらに、ポリー・ウォーカーを引き取るためにお隣スペインからやってきたデビッド・エセックスと、

成り行きで、決闘する事になり、ラストバトルは、鎧を来た騎士と、鎧を来た武士の西洋と東洋の大激突となっていきます。

という流れで、分かり易い東洋と西洋の激突や異文化交流、豪華なキャストやセット、美麗なロケーション、さらにゴードン・へスラー監督らしい海洋アドベンチャー要素も加わり、

非常に娯楽要素溢れる見所の多い作品となっています。

ただ、本作は、ニンジャアクション等の格闘系アクションの多かったショー・コスギのソードアクションをメインにしたアクション作品で、

基本的に敵となる相手役は西洋人で、西洋のソードとのアクションがメインとなっていますので、

ショー・コスギのそれまでの魅力だった、キレのある格闘アクションとは、また違ったタイプのアクションとなっています。

作品の規模も大きくなり、アクションの規模も大きいので、色々と変更が加えられ、その分アクションの魅せ方も変わっていますので、

なんとなくアクションが大味に感じてしまうシーンもありますが、

クライマックスで、武士と騎士のラストバトルを経た後に、最終的に日本刀を失ってから繰り広げる、複数の敵を相手にするアクション展開で、

いつものキレのある格闘アクションも、しっかりと堪能できるようになっています。

という事で、日本、スペイン、モロッコと大ロケーションを観光し、西洋の騎士と東洋の武士の大激突という夢のような展開が楽しい作品となっていますので、

冒険アクション好きの方等ご鑑賞されてみては、いかがでしょうか。

作品情報

1991年製作 アメリカ・イギリス・日本製作 歴史アクション

監督 ゴードン・へスラー 製作・原案 ショー・コスギ

出演 ショー・コスギ、ケイン・コスギ、デビッド・エセックス、ポリー・ウォーカー、ジョン・リズデイビス、三船敏郎、クリストファー・リー

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