おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
(96時間)のピエール・モレルが監督し、ジョン・シナが主演した、小さな独立国家での簡単な警護任務のはずが、大規模なクーデターに巻き込まれ散々な目に合うボディガードを描いた、程良く軽妙なコメディアクション!!


作品紹介
2025年1月31日公開
今回ご紹介する作品は、ピエール・モレル監督、ジョン・シナ主演のアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
特殊部隊員を引退し、家族のために弁護士としての生活を送っていたメイソンに、かつての上司からある小国の大統領にインタビューをする女性記者クレアの警護任務の依頼が舞い込む。
引退後の生活に目的意識を見出せないでいたメイソンは、高額の報酬にもつられて任務を受ける事になるが、
独裁者へのインタビューを行う前にクーデターが発生し、メイソンとクレアと大統領は、ジャングルの奥地へと逃げ込む事になるのだった!?

監督は、(96時間)や(アンブッシュ)等のアクション派、ピエール・モレルで、軽妙なテンポのコメディチックなアクションを演出しています。


主人公のボディガード役は、(ザ・スーサイドスクワッド)や(プロジェクトX トラクション)(詳しくはこちら)等の
ジョン・シナで、相性の良いコメディアクションジャンルでパワフルなアクションを披露しています。



で、守られれる側の女性記者役で、(プロミシングヤングウーマン)(詳しくはこちら)や(スクリーム4ネクストジェネレーション)等の
アリソン・ブリーが登場し、ツンデレ系のキャラクターを好演しています。



で、狙われる側の小国の独裁者役で、(マークスマン)や(ライリーノース)(詳しくはこちら)等のフアン・パブロ・ラバが登場し、
悪党かと思いきや、違う一面を見せていきます。



で、主人公の雇い主である警備会社の経営者役で、(ガンズ・アンド・ストレンジャー)(詳しくはこちら)や(インビジブル2)等の
クリスチャン・スレイターが登場し、物語世界を深めていきます。



で、結構一方的な意見を言う主人公の奥さん役で、(ダブルスナイパー)(詳しくはこちら)や(ジャッジアイズ)等の
アリス・イブが登場し、ジョン・シナを責め立てます。



で、問題を起こす黒幕役で、(リヴ・アンド・ダイ)や(イコライザー)等のマートン・ソーカスが登場し、主人公達を追い詰めていきます。



そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、元弁護士から特殊部隊員になったメイソン(ジョン・シナ)が、ある小国での任務中に敵組織の襲撃にあい、
自身は負傷しながらもなんとか助かったものの、多くの仲間が命を落とし、それを機に特殊部隊から離れて再び弁護士に戻り、
愛する妻と娘を得て数年が経過した、幸せながらも平凡な生活の日々から本題に入っていきます。


特に弁護士の職に生きがいを感じられないメイソンは、悶々とした日々を過ごしていますが、そんなある日、かつての特殊部隊員時代の上司(クリスチャン・スレイター)から呼び出されると、
実は民間の警備会社を手広く出がけて大成功を収めていて、かつての任務での遺恨のある小国での女性記者の警護任務を受けて欲しいと依頼されます。


さらに、その記者の取材相手が、かつて仲間を死に追いやった元締めである大統領という事で、勿論その依頼は一度は断りますが、
高額の報酬につられて、結局は嫌々任務に就く事になります。

で、その警護対象相手の記者が、かなりツンデレな女性クレア(アリソン・ブリー)で、全然かみ合わない相性のまま小国へと旅立ちます。

到着早々に、大統領(フアン・パブロ・ラバ)の気さくなプレイボーイぶりに、圧倒されるアメリカ人二人ですが、
インタビューを行うために、警護付きの専用車で、緑豊かな国内を若干観光も兼ねて移動します。




しかし、ある山奥の陸橋を渡っている際に事件が突然巻き起こります。
前方から武装した車両に塞がれ、後方も裏切り者によって塞がれてしまい、RPG弾を撃ち込まれる、という、規模の大きいクーデターがまさかのタイミングで勃発してしまいます。

前方も後方も塞がれるという絶体絶命のピンチですが、偶然乗り合わせていたのが、元凄腕特殊部隊員のジョン・シナですので、勿論、機転を利かせて敵を全滅させてしまいます。


一旦困難を乗り切った3人ですが、ジョンの任務はアリスを守る事のみで、大統領は無関係、しかも、かつて仲間を死に追いやった張本人という事で、
なんとなく微妙な関係のまま、山林地帯を進むと大統領の生まれ故郷である村に辿り着きます。


そこで、大統領と昔馴染みの村人たちとのやり取りを見ていたジョンは、自分が抱いていた大統領のイメージとは違った一面を目の当たりにし、
少しずつ二人の関係性が変化し始める中、クーデターを影で操る諸悪の根源が率いる武装勢力が大統領の命を狙って再び迫ってくる、、、、というのが、大体の大筋となっています。


ザ・ロックに次いで好調にアクションヒーロー路線を進んでいるジョン・シナ主演のコメディ調のアクション作品です。
(96時間)のピエール・モレル監督作品という事で、舐めてた相手が、、系の緊迫感満載の激しいアクション作品をイメージしますが、
本作に関しては、かなりコメディ調のファミリー向けな娯楽作品といった感じで、前半主人公の仲間がほとんど全滅してしまったり、

大統領にクーデターを起こす様な大筋ではありますが、やり取りは非常に軽妙で、大統領は信念のあるプレイボーイ的なキャラクターですし、

ジョン・シナも、復讐心を宿してはいても、かなり軽めでユニークなキャラクターで、ヒロイン役のアリソン・ブリーも、

ツンな部分は最初だけで、結構早めにデレなコメディヒロインに変わっていきます。

特にジョン・シナとフアン・パブロ・ラバのやり取りは、例えるなら(マッシブタレント)(詳しくはこちら)のニコラス・ケイジとペドロ・パスカルの関係に似ていて、
作品の舞台となる自然あふれる異国感も、合わせて似たような雰囲気を味わえる物語となっています。



という感じで、全体的な雰囲気は、明るめの作品ではありますが、流石にピエール・モレル監督、ジョン・シナ主演作品だけあって、
アクションはしっかりと抑えられていて、ヘリコプターから降り立った兵士に山林地帯で追われながら繰り広げるアクションや、


車と馬のチェイスシーン、後半のクーデターに紛れたガンバトル等、小気味良いアクションが要所で挿入され、
さらにそのアクションを乗り越える度に、3人の関係性が固まっていく、というアクションとドラマが何気に絡み合って、
クライマックスでは、クリスチャン・スレイターも合流しての大団円バトルが繰り広げられるようになっています。



ラストも、娯楽志向の強い、ハリウッド作品らしい後味の良いシンプル・イズベストな作品となっていますので、ジョン・シナファンの方や、
アクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。




作品情報
2023年製作 アメリカ製作 アクション
監督・製作総指揮 ピエール・モレル
出演 ジョン・シナ、アリソン・ブリー、フアン・パブロ・ラバ、アリス・イブ、クリスチャン・スレイター、マートン・ソーカス


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