【未公開カンフー映画】醉拳女刁手(NO ONE CAN TOUCH HER/AGAINST THE DRUNKEN CAT PAWS)91分

投稿者: | 2023年1月3日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

(地獄から来た女ドラゴン)(カンフーコップ)のレディドラゴン、ジュディ・リー主演の酔拳を使用したリベンジカンフーアクション!!

作品紹介

今回ご紹介するのは、ジュディ・リーが盲目の酔拳使いを演じるリベンジカンフーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

その街では、悪行の限りを尽くす盗賊集団、荒江十四妖が荒らしまわっていた。

自体を重く見た正義の門派の党首は、14人の悪党の内、13人までを成敗し、残りの一人であるボスの牙狼だけを追っていた。

そんなある日、弟子としてやってきた男が実は荒江十四妖の息のかかった者で、不意をついて党首の命を奪ってしまうのだった。

しかも、党首の娘であるカム・リン(ジュデイ・リー)は、その襲撃の最中、戦いに敗れ両目を失明してしまう。

それから、数年、路上生活者へと身を落としたカム・リンの復讐が始まる!?

カンフーコップ)(詳しくはこちら)や(ザ・エスケープ)(詳しくはこちら)等のレディ・ドラゴン、ジュディ・リー主演のリベンジカンフーアクション作品です。

1979年製作という事で、勿論、ジャッキー・チェン主演の(ドランクモンキー酔拳)の影響がかなり大きく、

ジュディ・リーが演じる醉拳も、どこか、ジャッキーの醉拳の動きを真似たような動作が多く、本家の偉大さを改めて感じられるような酔拳作品となっています。

ただ、本作は、酔拳を使う主人公が活躍する物語ではありますが、本家のように酔拳を学んでいく事自体を物語の中核にしている作品ではなく、

ジュディ・リーの復讐物語を進めるための、復讐手段として酔拳が登場する作品となっていますので、カンフー作品ですが、しっかりとドラマ部分の盛り上げを意識した作品となっています。

そんな復讐物語ですが、これがなかなかにハードな内容となっています。

巷では盗賊集団、荒江十四妖が悪行を働いていたが、正義の一門がこの盗賊たちを討伐、14人の悪党の内、

13人までを打ち取ったが、ボスの牙狼だけは、正体がつかめずに取り逃がしていた。

センターのおばちゃんが特に強い荒江十四妖

そして、あと少しという事で、牙狼の息のかかった者に正義側の党首が復讐され、命を奪われてしまう。

この正義の一門の党首の娘がジュデイ・リーで、勿論カンフーの使い手ですが、刺客の腕の方が勝っていて、

ジュディも反撃はするのですが、敵の吹き矢が調度両目に刺さってしまう、というトンデモない重症を負ってしまいます。

なんとか一命は取り留めたものの、盲目となってしまった(ただ、色の判断はできるようなので、ぼんやりとは見えているようです)ので、

それ以来ホームレスへと身を落とし、相棒の少年と共に酒蔵に盗みに入る毎日を繰り返しています。

そこで身に付けたのが酔拳で、酒を飲んで上機嫌になっては訓練を続けています。

そんな中、街では再結成された荒江十四妖が復活し、街を襲う計画を立てている、との情報を得ます。

その騒動の中、街では荒江十四妖対策として、屈強な拳士を公募して集め始めます、

そんな騒動の中、ジュディは、その集められた拳士の中に、かつて想いを寄せていた青年がいる事を知ってしまいます。

しかも、その青年は実力を認められ、街の実力者の娘との結婚の話も進んでしまいます。

しかし、自分は盲目で、住む家も何もかも失い、路上で生活する身分、自分の正体を明かすことは到底できない、

それでも、かつて想いを寄せていた人の結婚式は、気になってしまって、どうしても見ずにはいられない、

しかし、衣装に身を包んだ花嫁に、かつての自分を投影させ、もう戻ってこない幸せな日々を思い出し、悲しみに暮れ、涙を流すジュディ、、、、

というグッとくる良い流れの中で、本作は何故かここから大どんでん返しを2回ほど繰り返します。

その先を書いてしまうと、鑑賞時の楽しみを削いでしまう事になりますので、詳しくは割愛させて頂きますが、

本当に流れが180度変わってしまうような捻りの後にラストバトルへと突入していきます。

散々、じっくり進んでいた物語が、物凄く急展開を迎えますが、それまでちょっとずつ絡んでいたキャラクター達が総登場するような、

勢いのあるラストバトルとなっています。

ただ、(少林寺)系の作品のラストバトルで良くあるような広い場所で、皆で大乱闘を繰り広げながら、最終的に主要メンバーが残っていく、

という定番の描かれ方ではなく、結構な登場人物が関わっているのに、画面に映るのは、常に1対1という、

低予算系作品特有の描かれ方で、1対1のバトルをそれぞれが繰り返した結果、主人公と本当のラスボス(牙狼)だけが残る、

という消去法のようなラストバトルとなってしまっていますので、結局誰が生き残って、誰が命を落としたのか、

等の重要な要素が最後まで描かれているのか、描かれていないのか、さえ把握できないような終幕となっています。

この中途半端感は、ラストだけではなく、物語の合間で挿入されるカンフーバトルが、絶えず中途半端というか、

最後まで描かれていない戦いもあったりしますので、カンフー映画としての醍醐味は少し薄めの作品となっています。

ですので、カンフーアクションよりも、復讐のドラマがメインで、そのドラマの物語を盛り上げるための会話シーンも多く、

さらにカンフーアクションも途中でやめてしまうようなアクションが多いので、カンフー映画ファン目線ではイマイチ、と映ってしまう作品かもしれません。

ただ、(ザ・エスケープ)等でもそうですが、ジュディ・リーは動けるだけのレディドラゴンではなく、感情表現も素晴らしいので、

後半のかつての想い人を眺めながら涙を流すシーン等は、それを観ている側も涙腺が緩んでしまうような名シーンとなっています。

ただ、その名演を全部ひっくり返すような大どんでん返しが、すぐ後にあるのが難点ですが、、、。

ジュデイが浴びるように酒を飲み続けていた意外な理由も併せて、後半には物凄い角度の変化球も待っているなかなかにドラマチックな作品となっていますので、

機会がありましたらご鑑賞してみて下さい。

因みに、中盤以降、ジュディ・リーを助ける役柄で、(少林寺木人拳)や(セイントスティック怒りの聖拳!)(詳しくはこちら)等のカム・コンが、

悪役ではなく心根の優しい青年役で登場しますが、こちらも後半、意外な身分が判明する、という意外ずくしの作品となっています。

ただ、意外が多すぎるような気が、、、。

カム・コン
ジュディの父の道場の門弟の胴着はドラゴンボールっぽいですね、、、。
おばちゃんのインパクトが凄いです
カンフー映画ではあるあるの、女性にしか見えないのに登場人物たちは男と認識するというパターン。いや、元カノなのに、、、。

作品情報

1979年製作 台湾製作 カンフーアクション

監督 ティン・シャンシー

出演 ジュディ・リー、カム・コン、スン・チアリン、ワン・ユー

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