【レア作品推薦!カンフー映画】ドラゴン酔太極拳(笑太極DRUNKEN TAI CHI)91分

投稿者: | 2020年7月12日

カンフー映画としてのお薦め度 ★★★★★★★★★☆

カンフー映画の巨匠ユエン・ウーピン監督が見出した、若さ溢れるドニー・イェン主演デビュー作!!

若きドニー、キリっとしてます
義兄役のサイモン・ユエンジュニア
殺し屋鉄無情役のユエン・シュンイー

作品紹介

日本劇場未公開

テレビ放映題名 女デブゴン強烈無敵の体潰し!!

今回ご紹介するのは、(イップマン)シリーズのドニー・イェンが主演デビューを飾った傑作カンフーアクションです。

そえでは、まずはあらすじから、

裕福な家庭で暮らすチェン(ドニー・イェン)は、町で悪さを働くトウオ(マンディ・チャン)を懲らしめる。

その後トウオは、仕掛け花火を使って仕返しを試みるが、チェンとその義兄ヨウ・ピン(サイモン・ユエンジュニア)によって返り討ちにあい、大けがをする。

息子の変わり果てた姿に激怒したトウオの父(ウォン・タオ)は復讐のため殺し屋、鉄無情(ユェン・シュンイー)を雇う。

そして鉄無情はチェンとその家族を殺すため、ある夜チェン家に忍び寄る、、。

あまりに個性的な風貌の太極拳の師匠、ユエン・チュンヤン
太極拳の構え

日本では劇場未公開ですが、1985年に(女デブゴン強烈無敵の体潰し!!)という物凄いタイトルでテレビ放映されました。

これは、放映当時、日本でサモ・ハンキンポー主演の(燃えよデブゴン)シリーズが好評で、需要があったことと、本作において重要な役柄で出演している当時香港で人気のあったリディア・サムの体形がサモ・ハンに似ている事などの理由でつけられたタイトルでした。

女デブゴンことリディア・サム、トウモロコシ食べながら登場
アクションもこなします

しかし、実際リディア・サムは主演ではなく、主人公はドニー・イェンでリディア・サムはドニーにカンフーを教える師匠ユエン・チュンヤンの奥様役で、師匠補佐的な役柄でした。

そのため後日発売されたVHS版では(ドラゴン酔太極拳)というカッコいいタイトルに変更されました。

因みに、本作放映当時監督のユエン・ウーピンとリディア・サムは宣伝のために来日、テレビなどにも出演していました。

アクション面では、流石に若々しいアクションの連続で、見どころ満載のカンフーアクション作品となっています。

この時代のアクションはまだカット割りなどで魅せ方を盛り上げる撮影ではなく、長めのアクションを繋いでいくようなアクションですのでキャストの身体能力の高さがそのままそのアクションシーンの魅力となります。

要するに誤魔化しがきかないので、ドニーのアクションが主演デビューのこの時点で既に相当ハイレベルであることがよく確認できます。

義兄役のサイモン・ユエンジュニアとの微笑ましいアクションを交えた掛け合いや、

義兄との微笑ましい腕比べ

中盤の筆を使った力自慢合戦、

何故か上半身裸での力自慢勝負

後半のユニークな修行シーン、

ボールを使ったユニークな修行

そしてラストのユエン・シュンイーとの太極拳を使った大バトル。

と、どれもドニーの身体能力をフルに生かした名シーンとなっています。

個人的には兄役のサイモン・ユエンジュニアとのアクションがもっと見たかったですが、、。

それと、本作は監督であるユエン・ウーピン、とその弟たちであるユエン・チュンヤン、ユエン・シュンイー、サイモン・ユエンジュニア、ブランディ・ユエンと身内の気心の知れているチームで製作した作品です。

ですので、そのアクションのレベルの高さは(ドランクモンキー酔拳)や(ツーフィンガー鷹),(燃えよデブゴン7)などの他のユエンアクションチームが製作したカンフー映画の傑作群に引けを取らない出来となっています。

ですが、本作が製作された1984年といえば、香港映画界ではジャッキー・チェン作品でいうと(プロジェクトA)や(スパルタンX)といった現代劇が既に主流となっていて時代劇カンフーアクションは下火となっていた時期でした。

そのため、香港でも公開当時はヒットにはいたらず、ドニーもその後ユエン・ウーピン監督作での助演はあるものの、主演作は途絶える時期を過ごす結果となってしまいました。

それでも、そういった時代を経て、現在の大スターへの道へと続いていきますので、ドニーアクションを堪能する意味では本作は非常に重要な作品になっています。

そんな貴重な本作ですが、今現在までVHSは発売されたものの、残念ながらブルーレイどころかDVDも発売されていません。

VHSも非常にレアでネットオークションなどでたまに見かけますが10000円~30000円ぐらいしたりします。

輸入盤DVDなどを気長に探せばたまに見かけることもありますので、もし見つけて価格に納得できれば購入しておく事をお勧めします。

という事で、大変貴重な作品であり、カンフー好き、アクション好き、香港映画好き、ドニー好きの方でしたら観て損のないお薦め作品となっていますので機会がありましたら是非鑑賞して頂きたい作品です。

おそらく、もう二度と観られないドニーのお宝映像
おそらく、もう二度と観られないドニーのロボットダンス(これはありえるかも?)
(チャック・ノリスの地獄の刑事)などに出演していたウォン・タオ

作品情報

1984年製作 香港製作 カンフーアクション

監督・脚本 ユエン・ウーピン アクション指導 ユエン・アクションチーム 

脚本 ブランディ・ユエン

出演 ドニー・イェン、リディア・サム、ユエン・チュンヤン、ユェン・シュンイー、サイモンユエン・ジュニア、マンディ・チャン、ウォン・タオ

鉄無情との大バトル!
尋常じゃない強さの鉄無情

スタッフ・キャスト

監督のユエン・ウーピンは1978年製作ジャッキー・チェン主演(スネーキーモンキー蛇拳)、(ドランクモンキー酔拳)において一躍メジャー監督の仲間入りを果たす。その後実在の英雄フォン・ユエン・ジャを主人公とした1982年製作(激突!キング・オブ・カンフー)やジェット・リー主演でこちらも実在の英雄で太極拳の開祖、チョウ・サンポウを主人公にした(マスター・オブ・リアル・カンフー大地無限)などの傑作カンフー作品を多く世に送り出す。1999年製作の(マトリックス)シリーズのアクション指導でハリウッドでも認められ、ジェット・リー主演の2004年製作(ダニー・ザ・ドッグ)、ジャッキーVSジェットの2008年製作の(ドラゴンキングダム)など世界的な活躍をみせている。

主演のドニー・イェンは本作で監督ユエン・ウーピンに見いだされ1984年主演デビュー。その後同監督の1988年製作(タイガー刑事)や1989年製作(クライムキーパー香港捜査官)、1990年製作(タイガーコネクション)などユエン・ウーピン監督作品で活躍する。その後は1992年製作のジェット・リー主演(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱)、同年製作(ドラゴンイン新龍門客楼)のツイ・ハーク製作作品の悪役で注目を浴びる。その後は1994年製作の(幻影拳マジックカンフー)や本作など助演として多くのアクション作品に出演する。そして1997年初監督・主演作品(ドラゴン危機一髪97)にて自身のアクション路線を確立する。その後は(ブレイド2)などでハリウッドへも進出し、多くの作品に主演し、2008年製作(イップマン序章)にて世界的に知られる存在となる。その後はハリウッドでも俳優として成功し、2016年製作(ローグワン/スターウォーズストーリー)、2017年製作(トリプルX再起動)、2020年製作(ムーラン)など大活躍を続けている。

太極拳が鉄無情に炸裂!
ラストの一撃に全てをかける!

その他のドニー・イェン主演作

ドニー・イェン主演(イップマン)シリーズはこちら

ドニー・イェン主演(イップマン完結)はこちら

ユエン・ウーピン監督とドニー・イェンのコンビ作(レディファイター詠春拳伝説)はこちら

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