【レア作品・カンフー映画】ウ・ミンサイの爆笑少林寺(潮洲笑漢LITTLE MAD GUY)

投稿者: | 2021年3月21日

カンフー映画としてのお薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

まるでヒーローに見えない主人公演じるウ・ミンサイの意外にキレのあるアクションが魅力のシンプルな勧善懲悪カンフーアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、太っていながらサモ・ハン並みに動ける男、ウ・ミンサイ主演のカンフーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

潮州のある田舎町で、カンフーの得意なガマ小僧(ウ・ミンサイ)は街で悪事を働く熊五(タイガー・ヤン)を捉えるために、

街の刑事長馬隊長にカンフーの必殺技を伝授され、悪漢討伐に向かう!

これが、本作のヒーロー、ウ・ミンサイ

太っているのに動けるアクションスター、サモ・ハンではなく、ウ・ミンサイ主演のカンフーアクション作品です。

ウ・ミンサイはその見かけによらず、(空山霊雨)など、巨匠キン・フー監督作品の常連俳優という実力派で、一見するとアクションなど到底できそうにない体形ながらも、

非常にスピーディで軽やかなアクションを披露してくれます。

外見的にはとてもカッコ良いとは言い難いですが、アクションに関しては非常にカッコ良く、いつまでも観ていられる魅せるアクションの連続となっています。

対する悪漢熊五を演じるタイガー・ヤンは、(ブルースリー死亡の塔)など、どちらかというと低予算なカンフー作品への出演が多いですが、

その打点の高い蹴り技は、とても華麗で、本作初登場時は、そのひょうきんな衣装もプラスされて、珍しいアクションのできるコメディリリーフ的なキャラクターかと思われましたが、

物語が進むにつれて、やはりその強敵ぶりを発揮し、主人公のライバルとして素晴らしい存在感を発揮して悪漢を演じています。

タイガー・ヤン初登場時は女装で登場。始めは雑魚キャラだと思っていました、、。

そのタイガー・ヤンを倒すためにカンフーの手ほどきを受ける師匠役には(ヤングマスター師弟出馬)や(燃えよデブゴン7)などのファン・ムイサンが演じています。

特に素早い動きというわけではありませんが、いつもの風体で期待通りの役柄を演じていて、師匠役もハマり役となっています。

ファン・ムイサンとユアン・シャオティエンが夢の共演、、は多分してないですね。後ろ姿のみです。別人ですね。

で、一応、(ドランクモンキー酔拳)や(スネーキーモンキー蛇拳)の師匠役で有名なユアン・シャオティエンもゲスト的に出演しているシーンがありますが、

これはおそらく、他の作品で出演したシーンの流用と思われます。

ユアン・シャオティエンの出演シーンはおそらく他の作品からの流用ですね。

そのため、不自然なカット割りで登場し、ファン・ムイサンと共演しているシーンも後ろ姿のみで、体形もまるで違いますので別人だと思われます。

それほど、当時のユアン・シャオティエンのカンフー映画における存在価値が高かった、という事でしょうか。

ドランクマスター酒仙拳)などでも同様に、無理矢理出演作品になっていました。

また、ジャッキー・チェン人気が(酔拳)(蛇拳)でブレイクするや否や、

旧作(燃えよジャッキー拳)にユアン・シャオティエンの出演シーンを追加撮影して、まるで同じシリーズのように(ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳)として再公開する、

というぐらいにブランド力が高く、無理矢理作品も含めて無数の作品で師匠役が当時ハマっていました。

そんなあやかり的な商法も取り入れながら、本作はウ・ミンサイの完全主演作品として飛んだり跳ねたり大活躍していきます。

ウ・ミンサイがメインで繰り出すカンフーが飛んだり跳ねたりのまさかのガマ拳です。

ショウブラザーズ製作のカルト的な人気作(五毒拳)や、チャウ・シンチーの(カンフーハッスル)でブルース・リャンが披露していたあのガマ拳です。

実際にそんな技があるのか、どうかはあやしいですが、(五毒拳)のガマ拳は、ガマのイメージには程遠いカッコ良い技でしたし、

カンフーハッスル)のブルース・リャンはある意味、ボケのような感じの技でした。

それを本作では、ガマっぽいイメージのあるウ・ミンサイが独特のカッコ悪い構えで繰り広げます。

ガマ拳のカッコ悪い構え。(カンフーハッスル)でブルース・リャンが似たような拳法をやっていました。

とはいっても、構え自体がカッコ悪いだけで、実際に戦い始めると、軽やかな動きでカッコ良いのですが、あまりのガマ拳の構えのカッコ悪さに、

とてもヒーローが必殺技として使うカンフー技には到底見えませんでした。

基本的にはコメデイカンフー作品なので、もしかしたらボケのつもりでそんな技を使っているのかもしれませんが、だとしたら一周回ってあまりにハイセンス過ぎるボケですね、、。

そんな感じでカッコ悪いガマ拳を使う主人公ですが、演じているウ・ミンサイがどういうわけか、やたらと色んな衣装を着るシチュエーションが多く、

まるでコスプレショーのようにファイトシーンごとになんらかの衣装に着替えています。

かなり恥ずかしい恰好でのバトル
本作はウ・ミンサイのコスプレ映画でもあります

しかも割と露出度の多い衣装となっている上に、飛んだり跳ねたりが多いので、カンフーアクションシーンのたびに揺れるぜい肉のイメージが非常に印象に残ってしまいます。

しかし、上着の丈は、それで良いのか?ウ・ミンサイ
服は着てますが、露出面積が多い初登場時の衣装

サモ・ハンには愛くるしい愛嬌がありましたが、ウ・ミンサイに関しては愛嬌というより、普通のおじさん感があり、

結果的に動きの軽やかなおじさんのぜい肉が激しく揺れる印象しか残らない、ちょっと泥臭いカンフー作品となっています。

肉に布が少し張り付いているだけのようにも見えますね。

これだけの動きがあれば、もっと良い作品も残せたような気がしますが、実際に主演作品があまり存在しないのは、やはりそういった外見的ないイメージが関係しているのかもしれません。

というように、ちょっと癖のある泥臭いカンフー作品ですが、動きだけを楽しむ、という事でしたら、カンフー作品として十分堪能できますので、

どこかで機会がありましましたらご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、大らかな時代でしたね、、。

タイガー・ヤンの蹴り技中心のラストバトルは必見です
合体カンフー。二人とも太っているので、役目が入れ替わっても重い事には変わりないです。

作品情報

1982年製作 香港製作 カンフーアクション

監督 沈幼芳

出演 ウ・ミンサイ、ファン・ムイサン、タイガー・ヤン、ユアン・シャオティエン

2人対1人という卑怯な作戦も、カンフー作品ではあるある展開ですね。逆に敵が2人という事はほとんどないです。
ラストバトルはなかなか見ものです

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