おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ミーナ・スバーリが孤島でキャスパー・ヴァンディーン、ミッキー・ローク主催のマンハントのターゲットになる、緩めのレディースアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、ミーナ・スバーリとキャスパー・ヴァンディーンが激突するレディースアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ある食堂で出会った親子に誘われるままに賞金10万ドルを賭けた狩りに参加する事になったカサンドラは、
参加者たちと共に、ある孤島に連れて行かれる。
しかし、狩りの本当の標的は、動物ではなく人間の女性であることが分かり、カサンドラも標的とされてしまうのだった!?
ミーナ・スバーリ主演のマンハント逆襲アクションです。
監督は(Caralique)、(Just Swipe)等の監督作品のある女性監督エリザベス・ブレイク・トーマスで、
虐げられた女性たちが逆襲していく様子を詳細に描いています。
人間狩りに参加させられる主人公役に(アメリカンパイ)(アメリカンビューティー)、(クライムチアーズ)等、
イケテる女子薬等で人気を博したミーナ・スバーリで、戦うヒロインを熱演しています。
で、人間狩りを仕掛ける側のリーダー役を、(スターシップトゥルーパーズ)や(スリーピーホロウ)、(マッドハイジ)等のキャスパー・ヴァンディーンが演じ、
分かり易い悪役を好演しています。
で、ゲスト的な登場ではりますが、人間狩りを主催する側の役柄で、(レスラー)で再ブレイク後、(ザ・コマンドー)(詳しくはこちら)や
(ウォーハント)(詳しくはこちら)等のB級作品の脇役出演の多いミッキー・ロークが登場し、例によって正面のシーンのみの省エネ出演で、少しだけ印象を残しています。
で、キャスパー・ヴァンディーンの息子役で、(アンフレンデッド)、(パワーゲーム)、(ミッシングID)等のウィル・ぺルツが登場し、
父親と犯罪の間で揺れる無垢なティーンエイジャーを演じています。
ミーナ・スバーリを助けるレディファイター役で、(グレイズアナトミー)や(キャッスル)等のテレビシリーズで人気のマヤ・ストヤンが登場し、
ララ・クロフトばりのアクション女優ぶりを発揮しています。
ミーナ・スバーリと同じく人間狩りに参加させられる役柄で、(ミッションインポッシブル/ゴーストプロトコル)や(アメリカンホラーストーリー)、(プリティリトルライアーズ)等に出演しているジェシカ・ベルキンが登場し、
可憐な魅力で、主人公達と行動を共にしていきます。
そんな実力派と若手が結集した本作の物語は、非常にシンプルで、ある食堂でキャスパー・ヴァンディーン、ウィル・ぺルツお親子と出会ったミーナ・スバーリが、
親子に誘われるままに孤島で開催される動物の狩り大会に参加しについて行く、という流れで数人の参加者と共に孤島を訪れる、という流れから始まります。
で、その狩場の管理をしているのがミッキー・ロークで、ほぼ男性の参加者(ミーナ・スバーリとジェシカ・ベルキンだけ女性)はノリノリ、
ミーナ・スバーリはなんとなくウィル・ぺルツと良い雰囲気になりつつも、夜が更けていき、徐々に本当の狩りの標的が明らかになる、、、、
というより、割とサクッと既に拉致されている女性たちの監禁小屋が映りますので、雰囲気に浸っていたミーナ・スバーリもあっさりと監禁される側になってしまいます。
で、マンハントが目的ですので、早速開始となるのですが、特にはっきりしたルールはないようで、2人組づつぐらいで女性たちが小屋から連れ出されて、
孤島の森に放たれて、その後暫くしてからハンター側の男性メンバーも二人組ぐらいで追いかける、
という感じで、孤島が舞台の一応限定された空間で、マンハントが繰り広げられていく事になります。
マンハントものの王道展開としては、何人かの犠牲の後に主人公が機会を見つけて逆襲に転じる、という、
踏みにじられる前半と、そこから悪党に逆襲していく後半の対比がそのまま作品の見所となっていくのが常ですが、
本作の場合、同じような流れにはなるものの、監督の好みなのか、激しいアクション展開や逆襲のスラッシャー展開等、
同系列作品で見所となるようなシーンがかなり端折られて表現されています。
要するに、
悪党が殺気を感じる→辺りを見回して警戒する→悪党がうめき声を上げる→背中にナイフが刺さっている→倒れて戦闘終了、
という流れが非常に多く、サスペンスアクションジャンルで、物語展開もそちらに流れているのに、肝心のアクションシーンや、ナイフが刺さるシーンは、
気が付いたら終わっている、という時短アクションがメインとなってしまいます。
ですので、マンハントものなのに、アクションシーンは極めて短く、中盤、一応見せ場となる突然自力ボートで上陸してきて参戦するマヤ・ストヤンと、
ミッキー・ロークのちょっとした喧嘩アクションが挿入されたりしますが、ミッキー・ロークは、セガール並みに正面にしか向き合いませんし、
マヤ・ストヤンは、ミッキー・ローク本人並みの猫パンチを披露しますので、アクションがかみ合いません。
一応、ミッキー・ロークの方が優勢になりますが、猫パンチVS猫パンチなので、匙加減一つでどうとでもなるような迷勝負となっています。
一応銃も構えますが、ガンアクションはほとんどありませんし、縛ったキャスパー・ヴァンディーンにヤキを入れるぐらいのアクションとなっています。
(ハントロワイヤル)というバイオレンスアクションを期待させる邦題とDVDジャケットで、
主要メンバー6人が全員銃かナイフを構えていたら、その武器を使ってバトルを繰り広げる内容を期待すると思いますが、
(ハントロワイヤル)どころか、アクション要素も極めて薄い作品となっていますので、恐らくほとんどの方が、期待していた内容と実際の内容との落差を感じる作品だと思われます。
ただ、本作、女性監督のためなのか、標的となる側の女性キャストが、非常に容姿の整っているキャストで統一されていて、
しかも、割としっかりと緊迫感のある演技も披露していますので、特に活躍するわけでもないのに、しっかりと印象を残していきます。
これで、しっかりとしたアクションシーンや、犠牲になるにしても派手な見せ場を残して退場していくような役柄でしたらもっと盛り上がっていたかもしれませんが、
そういう盛り上がる、鑑賞している側が見たいと思うようなシーンが端折られてしまってるのが残念な作品となっています。
という事で、ミーナ・スバーリにキャスパー・ヴァンディーン、そしてミッキー・ロークという80年代90年代に大活躍したスター達が共演し、
奮闘している作品ではありますが、ちょっと独特な雰囲気を持ったサスペンスアクション作品となっていますので、
レディースアクション好きの方等、ご鑑賞されてみては、いかがでしょうか。
あと、個人的な意見なのですが、、、
中盤から戦いに参加するマヤ・ストヤン、上陸時はスイムスーツに身を包んで登場しますが、その後登場した時はララ・クロフト的なタンクトップ、という
戦う女子の制服に着替えて、さらにテンガロンハットとホットパンツで再登場しますが、、、、
なんとなく、、、、、、
ダサいッ!!
作品情報
2022年製作 アメリカ製作 レディースアクション
監督 エリザベス・ブレイク・トーマス 製作 マーク・L・レスター
出演 ミーナ・スバーリ、キャスパー・ヴァンディーン、ミッキー・ローク、ウィル・ぺルツ、マヤ・ストヤン
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