皆さんこんにちは、まぁくです。いよいよ暖かくなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
アカデミー賞で、(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)(詳しくはこちら)が作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞、助演男優賞・脚本賞、編集賞など7部門を受賞しました!
アジア系のスターで、しかも二人も同時に受賞するなんて、物凄い事ですね。
人種やジェンダー、容姿等の問題が、作品内容の根本に存在しているので、おそらくそういう要素が高く評価されたのではないでしょうか。
アクションを評価される、という事は恐らくほとんど無いと思われますので、、、。
この受賞は、今後、ハリウッドで製作されるアジア系作品にも大きく影響しそうですので、色んなタイプの作品への期待が高まりますね!
さて、そんな凄い作品も良いですが、先日超有名なキャラクターを主人公にしたミステリー映画を鑑賞しました。
タイトルは、、、(Mr.ホームズ名探偵最後の事件)です。
あのシャーロック・ホームズの晩年を描いた作品で、引退して田舎でお手伝いさんとその息子と三人で暮らす93歳のホームズが、
自身に引退を決意させた30年前の未解決事件に再び挑む、というミステリードラマとなっています。
原作はコナン・ドイルではなく、(ローズ・イン・タイドランド)等のミッチ・カリンですのでヨーロッパの田舎を舞台に、
原作への愛が物凄く見て取れ、晩年のホームズは、こんな感じだったのでは?という想像力を掻き立ててくれる名編となっています。
60歳代から90歳代までを見事に表現しているイアン・マッケランの演技力も、流石の名演で、まるで違和感なく30年の年月を演技で感じさせてくれます。
さらに、本作、同じくコナン・ドイル原作ではない、ホームズ映画である(ヤングシャーロック/ピラミッドの謎)を鑑賞していると、
『おおっ!!』
と声が出てしまいそうになる粋なサプライズもあったりしますので、製作者のホームズ愛を色々と感じるような作品となっています。
内容的には本格推理ミステリーというよりも、ヒューマンドラマ的な要素の方が濃い作品ではありますが、
93歳のホームズが、記憶から消してしまっていた未解決事件の真相に辿り着いた時、その切なさに胸が締め付けられそうになるような結末となっています。
お手伝いさんを演じたローラ・リニーのいつもの意地悪っぽい名演(誉め言葉です)も堪能できる秀作となっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。
さて、シャーロック・ホームズは、今も色んな原作の映像化作品が、DVDや配信等で気軽に鑑賞できますが、
世の中にはVHSのみのリリースで、デジタル化の波に乗り遅れてしまった作品が沢山ある、という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(サスペンス編 其の十六)という事で、
またハラハラドキドキの作品を少しご紹介させて頂きます。
それでは、まずは、同じくシャーロック・ホームズの映像化作品から、、、
〇シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬 (HOUND OF BASKERVILLES) シャーロック・ホームズが活躍する有名原作を、イアン・リチャードソン主演、(ブラニガン)のダグラス・ヒコックスで映像化したサスペンスミステリー。
〇ブラックライト (BLACK LIGHT) 透視能力を持つ女性が、連続幼児誘拐事件の公開捜査に協力するが、捜査は失敗し、さらに事故によって自身が失明し、視力も透視能力も失ってしまう、という絶望の中、闇の中で子供が誘拐される光景が浮かび上がり、再び捜査を開始する、という設定が秀逸なサスペンス作品。主演は(コクーン)が懐かしいターニー・ウェルチ。
〇ミッシングチャイルド (DEADLY DECEPTION) ある日、幸せな一家の妻が死体となって発見され、赤ん坊の息子は消えていた。衣服が発見されたため、警察に死を断定されるなか、疑念を抱いた父親は、女性ジャーナリストと共に事件の背後にある衝撃の事実を突き止める、という大どんでん返しもあるサスペンススリラー。主演は(キングの報酬)のマット・サリンジャー。
〇第一目撃者 (WHITHOUT EVIDENCE) 次期州知事と目されていた警察署長が殺害された事件で、警察の対応に疑問を抱いた弟が、目撃者の女性と事件解決に挑む、アンジェリーナ・ジョリーがブレイク前に出演したサスペンス作品。主演は(マーシャルロー)等のスコット・ラング。
〇揺れる評決 (SWING VOTE) 合衆国最高裁判所の裁判官として赴任した主人公が、中絶の自由と生まれる権利のどちらを重視すべきか、という難問と向かい合う、裁判官目線の珍しい法廷サスペンス。主演はアンディ・ガルシアで、製作総指揮は、まさかのジェリー・ブラッカイマー。
という感じになっております。今回ご紹介させて頂いた作品の中では、内容的にも、キャスト的にも(揺れる評決)が、
DVD化を期待できそうですが、劇場用の作品ではなくテレビムービーですので、そういう点では今後のデジタルソフト化の期待も薄そうです。
テレビムービーも秀作は沢山ありますが、やはり古い作品のソフト化となってくると、ハードルは一挙に上がってしまいますね、、、。
結果的に、テレビムービーというジャンルが一番忘れ去られてしまう存在なのかもしれません、、。
という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
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