みなさん、こんにちは、まぁくです。緊急事態宣言中の5月7日に一部(というか大部分)を除いた地域で公開されたジャッキー・チェン主演最新作、(プロジェクトV)ですが、若干緩和された事で、上映している劇場が増えましたので、早速鑑賞してきました。(詳しくはこちら)
勿論、観客は閑散としている状態で、とりあえず上映しているといった感じでした。
座席も以前のように一つ空席を空けるようになっていて、感染拡大防止に十分な配慮がされていました。
そういった状況ですので、あまり映画館に出向くのもあれですが、
やはりジャッキー主演作品はその昔(カンニングモンキー天中拳)ぐらいからずっと映画館で鑑賞しています(そういいつつラストソルジャーは映画館では見逃しましたが、、)ので、
とりあえず鑑賞できて良かったです。
さて、そんな長年大活躍し続けているジャッキー作品は一部の例外(詳しくはこちら)を除き、そのほとんどがDVD化されていますが、同じ香港映画、しかも同じジャンルのカンフー作品であっても、
結構な作品がDVD化されずに忘れ去られてしまっています。
という事で今回(未DVD化のレア作品)は(カンフー映画編 その参)という事で、結構レア度の高いカンフー作品を少しご紹介してみたいと思います。
それでは、美しすぎる女ドラゴン、ジュディ・リーの主演作品から、、。
〇カンフーコップ (THE GIRL NAMED IRON PHOENIX) (地獄からきた女ドラゴン)でお馴染み、ジュディ・リー主演の痛快カンフーアクション。悪徳工場経営者が、自社で働く作業員に高額の保険金をかけて、事故に見せかけて殺し、生命保険金を搾取する、というブルース・リー作品の(ドラゴン危機一髪)にも通ずる作品。VHSジャケットには【カンフーギャル、ナンシー・リン(ジュディ・リー)鮮烈デビュー!!】と書かれています。カンフーギャル、、、。
〇ザ・エスケープ (THE ESCAPE) 主演のジュディ・リーは、(地獄から来た女ドラゴン)、(カンフーコップ)と本作の主演で、当時女性版のブルース・リーのイメージを狙っていたようで、本作も(ドラゴン怒りの鉄拳)のように日本軍に鉄拳を喰らわす内容となっています。本作でも複数の敵を相手に一人で戦うシーンが多く、基本的には、すでに強い、無敵なキャラクターを多く演じています。
〇少林寺への道3 (八大門派)4作目まであるシリーズの唯一DVD化されていない作品。主演はシリーズの顔、カーター・ワン。監督も同じくジョセフ・クオ。共演も(少林寺炎上)に出演していた女ドラゴン、ジュディ・リー。幼いころに両親を八大門派(少林、武当、崑崙など、、)に殺された少年が少林寺で18年間修業し、ついに八大門派との決着をつける、という物語。とはいっても、見せ場は修行中の少林寺での十八銅人との戦いですね。
〇カンフーエンペラー (THE KUNG FU EMPEROR) 1986年の傑作(男たちの挽歌)の主演で大復活する前のカンフースターのイメージの強かったころのティ・ロン主演作品。とはいってもショウブラザース作品ではありませんが、共演にジャッキーも出演していたジョン・ウー監督の(少林門)主演のディロン・タン、(危うし!タイガー)などの香港のブロンソン、チェン・シン、(ドラゴンVS7人の吸血鬼)のシー・ズーという豪華な顔ぶれの大作。しかも脚本は大御所ニー・クワンという。今回ティ・ロンが演じるのは(少林寺炎上)(詳しくはこちら)や(少林寺への道十八銅人の逆襲)(詳しくはこちら)などで悪人として描かれた雍正帝を善人として描き直しています。実際は勤勉な面もあったような人物なので、本当のところはどうなのでしょうか、、。カンフーの達人である、という設定だけはだいたい共通していますが、、。因みにその後(空飛ぶギロチン)で描かれた暗殺部隊はどうやら本当に編成していたようなので、恐怖政治ではあったようですね、、。
〇真説 少林寺 (SHAOLIN: THE BLOOD MISSION) (バカ拳)のスン・コクミン主演で、ラスボス役に(酔拳)、(蛇拳)の韓国人ハイキッカー、ウォン・チェンリーが扮するという話題作。本作も(少林寺への道 十八銅人の逆襲)や(少林寺炎上)などのように少林寺焼き討ちを扱った物語で、生き残った僧兵が少林寺復興のために立ち上がるストーリー。
〇スリーピングモンキー睡拳 (SLEEPING FIST) VHSタイトルは秘法睡拳。サモ・ハン作品でお馴染みリョン・カーヤン主演で、共演はジャッキーの(酔拳)、(蛇拳)の師匠役でお馴染みユアン・シャオ・ティエン。本作でも同じような役柄で登場します。本作で登場のカンフーは、タイトル通り眠気に襲われているけれども、眠くなれば眠くなるほど強くなる、という訳の分からないカンフー。酔えば酔う程は、ある程度分かりますが、眠くなれば、、はどういう事か分からないですね。ただ、カッコ良いです。その嘘くささを補って余りあるカッコ良さはありますので、お薦めです。
〇カンフーシスター麗竜拳 (師妹出馬WOMAN AVENGER) 幸せだった夫婦が強盗団に襲われ、夫は命を落とし、主人公である妻も襲われる、という結構ハードな出だしで始まるリベンジアクション。その時救われた尼僧にカンフーを教わり、復讐を果たしていくまでの物語。主演はシャー・クワンリ。女ドラゴンという感じではないですが、その凄まじい柔軟性をカンフーに巧みに取り入れたバトルシーンはなかなか他のキャストでは真似のできない凄い技の連続となっています。
〇マッドカンフー地獄拳 (怪招軟皮蛇MAD MAD KUNG FU) (天才カンフー)などのキン・トン主演のカンフーアクション。ラスボス役はサモ・ハン作品でお馴染みのリー・ホイサン。さらに(酔拳)、(蛇拳)のユアン・シャオティエンも共演と豪華キャスト。VHSジャケットには地獄拳を身につける、とありますが、勿論そんなカンフーは登場しません。
〇太極拳 太極拳と少林拳を身に着けた若き男女の一家が、宿敵の悪徳将軍を打倒するために戦いを挑む、という恐らく(少林寺2)の設定を結構いただいた香港と中国合作の本格的なカンフーアクションを堪能できる作品。
〇鐵山奇形剣 常松勝という人が監督と武術指導を担当した武侠作品。物凄くインディーズなVHSで、日中武術交流協会というところが、中国大連映画撮影センター特技隊というところの協力をえて製作したVHSになります。正直馴染みのなさすぎるスタッフ・キャストによる両親の復讐を16年の歳月をかけて行うリベンジアクション、といった感じでしょうか。ジャケットなんかはカラーコピーです。でも、多分コピー品ではないと思われます。
という感じになっています。ジュディ・リーは個人的にはカンフー映画史上最も華麗な女ドラゴンだと思いますので、もっと主演作品が日本で公開されていれば良かったのですが、
主演作品は結構あるのに日本ではほとんど紹介されませんでした。
それでも、欧米ではかなり人気があるようで、今現在でも主演作のDVD化など活発で、永遠のドラゴンレディ、として殿堂入りしている、といっても過言でないのではないでしょうか。
日本でも、なんとかブルーレイとかが発売されてくれれば良いのですが、ちょっと今後も厳しそうですね、、。
映画初出演で主演デビューを飾った(地獄から来た女ドラゴン)はDVD化どころか、VHS化さえされていないので、なんとかDVD だけでも、、とは思いますが、どうでしょうか。
という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
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