シャーク・ガール(SHARK GIRL)82分

投稿者: | 2025年3月13日

なんとなくの予測通り、サメパニックでも無く、サメ人間的なモンスターも登場しない身内映画っぽい雰囲気ながらも、それなりには楽しめるサイコスリラー作品!!

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

作品紹介

2025年1月10日公開

今回ご紹介する作品は、サメに襲われサメ人間となった女性が人々を襲うサイコサスペンス作品です。

それでは、まずはあらすじから、

10万人のフォロワーを持つ動画配信者ハイディは、カメラマンで恋人のロンと共にロサンゼルスのビーチにやって来ていた。

しかし、そのビーチは原子力発電所からの燃料漏れが発生し、その影響でサメが突然変異、ハイディは運悪くそのサメに襲われてしまい、サメの遺伝子を持ったサメ人間となってしまう。

それ以来、人々を襲う欲求を抑えられないハイディだったが、そんな時、ハイディの友人で海洋生物学専攻の学生シエナと動画配信者のクリストファーがサメの襲撃事件について調査を開始する!?

監督・脚本は、俳優としても活躍し、(スコッターズ不法占拠者)や(Alex of Venice)等の脚本家としても知られるジャスティン・シルトンと、

ジャスティン・シルトン

Coffin 2)や(Half-Caste)等に出演し、本作でも動画配信者ジェダイ役で出演しているロブ・ザザリとの共同監督・脚本で、

意外と惹きつけるサイコホラーを演出しています。

ロブ・ザザリ

主演のシャークガール役は、(The Big Day)や(Dead List)等のアレクサンドラ・コリン・ジョンストンが登場し、大胆に他人に襲い掛かります。

アレクサンドラ・コリン・ジョンストン

で、主人公の友人役で、(ハントロワイヤル)(詳しくはこちら)や(Confined)等のスマイヤ・アミーラが登場し、事件に巻き込まれていきます。

スマイヤ・アミーラ

で、事件に深くかかわるSNS配信者役で、ドラマシリーズ(血族~秘められた欲望と殺意~)や(Brothers in Arms)等のニック・タグが登場し、事件に巻き込まれていきます。

ニック・タグ

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、ロサンゼルスの原子力発電所近くにあるビーチで、深刻な燃料漏れが発生するシーンから始まります。

その蛍光緑色の(死霊のしたたり)に出てきそうな燃料は、海へと流れ込み、予想通りにサメを変異させてしまいます。

で、そんな問題ありのビーチに、SNSのフォロワー5万人越えの動画配信者ハイディが、カメラマンで恋人のロンと調度訪れていて、

色んな噂があって海に入りたくないハイディを、ロンは無理矢理海に入るように指示し、案の定ロンがよそ見している間にハイディは海の中で行方不明になってしまいます。

サメに襲われますが、そのシーン自体はありません、、、。

しかし、傲慢なロンは、姿が見えないハイディを特に心配する様子も無く、そのまま帰宅してしまい、ハイディは夜遅くになって浜辺で倒れているところを若いカップルに発見されます。

で、女性の方が助けを呼びに行っている間に男性の方がハイディを介抱しようとすると、

いきなり、、、、

ガブリッ!!

と首筋にかぶり着き、その後駆け付けた女性の方にも、

ガブリッ!!

と噛みついて、顔面を食べてしまいます(実際のそのシーンはありませんが、、)。

開始早々にシャークガール誕生ですが、その後、正気を取り戻したハイディは、そのまま帰宅し、全く心配していなかったロンとの生活に戻ります。

で、数日後、他の薄着SNS配信者とコラボするために、準備を進めるハイディですが、ロンの興味は完全にコラボ相手に向いていて、ハイディを無視して撮影が進んでいきます。

その二人の態度にキレ気味のハイディですが、なんとか抑えて撮影に参加していくと、あろうことかそのコラボ相手は、

ハイディの化粧にまで駄目出しをしてくる始末で、ついに堪忍袋の緒が切れてしまったハイディは、

そのコラボ相手に、、、

ガブリッ!!

と噛みついて、その後かぶり着き現場を目撃したロンも、ためらわずに

ガブリッ!!

とやってしまいます。

で、そんな所へ、大学時代の友人で海洋生物学専攻の学生シエナから連絡があり、ビーチ近辺の調査を兼ねて再会する事になります。

さらに、時を同じくして、個人でニュース系の動画配信チャンネルを運営しているクリストファーが、浜辺で発見された顔面を喰われた若いカップル殺人事件を調べ始めると、

浜辺で途方に暮れているハイディを発見し、高校時代同じ学校に通っていたという事で話しかけますが、上の空という感じでその場は分かれます。

しかし、ハイディはその時に財布を落としてしまい、後日クリストファーは、財布を届けるために、ハイディ宅を訪れる事になります。

で、そこでハイディ宅を訪れていたシエナと出会い、2人は意気投合する事になります。

一方、ハイディの方は、捕食者属性が覚醒し、イヤミな雇い主や、自己中なエージェント等、気に入らない者は次々とその牙にかけていく中、

クリストファーが、連続殺人事件の手掛かりとなる証拠を見つけてしまい、シエナと共にシャークガールと対峙して行く事になる、、、、、、というのが、大体の大筋となっています。

サメ系映画もここまで来たか、、、というような設定のサスペンス作品です。

ただ、薄々分かると思いますが、本作はサメ系映画であっても突然変異のサメが人々を襲うようなサメパニックではなく、

突然変異のサメに襲われて、サメ人間となった女子のサイコサスペンス作品

です。

ですので、勿論サメは、冒頭で3秒ぐらいしか映りませんし、ほとんど海にも浸かりません。

さらに、サメ人間はモンスターに変身するわけでもなく、時々、歯の本数の多い入歯を装着するぐらいで変身らしい変身もありません。

時々、こういう感じります。

もっと言うと、何人も人に襲い掛かりますが、グロい描写もなく、描写としては、毎回首筋を

カプッ!!

とやる感じで、どちらかというとサメよりも、上品な吸血鬼という感じで、サメを連想させる要素は極めて薄味となっています。

毎回、こういう感じです。

だったらサメパニックでも無ければ、モンスターパニックでも無い、見所はどこなんだ?という感じですが、

本作は、主人公がシャークガールと化して、イヤミなやつらにかぶりついていく、というちょっとした悪人への天中要素が、

後半意外と面白みとなっていきますので、(アメリカンサイコ)的な悪人目線の悪人なりの日常が、それなりに見所となっていきます。

ただ、そうなって来ると絶対にかぶりついてはいけないキャラクターが犠牲になってしまったり、

シャーク要素を治療できてしまう血清が、突然登場した新キャラによって突然渡されたり、

急に登場する元教授『サメ人間の治療法は、、、ありまぁぁぁす!!』
急に登場する元教授『血清でっ!!』     悩める二人『えっ!?あるのっ!?』

サメの額を触ると暫くサメの動きを麻痺させられる、という凄い弱点が急に説明されたり、

悩める二人『えっ!?』

と、身も蓋も無いようなツッコミ要素に溢れていて、その場限りの行き当たりばったり感を感じてしまいますが、

そういう、どうしようも無い要素も、ギリギリ無視して楽しめるだけの魅力は持った作品内容となっています。

シャークガール『あんた達を、まとめて喰ってやるッ!!!』
ぺちんッ!!  シャークガール『あっ!!!』
シャークガール『、、、、、、、』

エンディングから察すると、あわよくば続編もあって、色々と物語が展開していきそうな予感を感じさせますが。恐らく日本でのリリースは厳しいかもしれません、、、。

という事で、面白さに溢れた作品というわけではありませんが、ハードルを下げれば結構楽しめる作品ではありますので、

変わった作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

あと、超個人的な感想ですが、ロサンゼルスを舞台にした映画史上ベスト10位に入るくらい、ロサンゼルスを感じない作品で、

表現が難しいですが、その辺で撮ったような、なんとなく親近感の沸く雰囲気に包まれた作品となっています。

作品情報

2024年製作 アメリカ製作 ホラー

監督・脚本 ジャスティン・シルトン、ロブ・ザザリ

出演 アレクサンドラ・コリン・ジョンストン、スマイヤ・アミーラ、ニック・タグ、ライアン・ベルトローシュ、デボン・オデッサ、ジョン・グリフィン、ランドルフ・サミエル、ブライアン・ゲスト

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