インクレディブルスパイ (THE SPY WHO NEVER DIES)94分

投稿者: | 2024年1月28日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

(メッセージマン)の監督・主演コンビによる、ハリウッド作品へのオマージュに満ちた、意外にテンポ良く痛快なスパイコメディアクション!!美女率高め!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、(メッセージマン)の監督・主演コンビによるスパイコメディアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

何者かによって、ロシアの潜水艦から7基の核ミサイルが盗まれた。

そこで、アメリカCIA本部は、凄腕のエージェントブラッドを呼び寄せてミサイル奪還を指示、謎の人物相手に世界を股に掛けた追跡戦を開始する!?

監督・脚本は、(メッセージマン)(詳しくはこちら)等のコーリー・パーゾンで、どこかで見た事のあるようなハリウッド作品っぽいスパイアクションを演出しています。

コーリー・パーゾン(右)

主演のスパイ役は、(メッセージマン)に引き続コーリー・パーゾンとコンビを組む事になる(くたばれユナイテッド)や(PROJECT EDEN)等のポール・オブライエンで、

ジェームズ・ボンドイーサン・ハントに憧れたようなスパイキャラクターを演じています。

ポール・オブライエン
ポール・オブライエン

で、事件に巻き込まれるヒロイン役で、(NIGHT SIFT)等のジョージア・ウォルターズが登場し、可憐な魅力で、天然で純粋なヒロインを好演しています。

ジョージア・ウォルターズ
ジョージア・ウォルターズ

で、事件を巻き起こす元女スパイ役で、(ジョーズ・ザ・ファイナル)や(THE CUP)等のテレサ・リアンが登場し、

颯爽とアクションを披露し、主人公を追い込んでいきます。

テレサ・リアン
テレサ・リアン

で、主人公の上司役で、(スケアキャンペーン)や(ウルフクリーク)等のカサンドラ・マグラスが登場し、

辞めようとする主人公を引きとめ、問題に対処していきます。

カサンドラ・マグラス
カサンドラ・マグラス

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、ロシア海域を潜行中の潜水艦から正体不明の凄腕の女性が、

第三次世界大戦を招きかねない協力な核ミサイルを、あっさりと強奪するシーンから始まります。

で、世界崩壊の危機という事で、米国のCIAは、超腕利きのエージェント、ブラッドを派遣し、核ミサイル奪還作戦を開始、、、、、

、、、、、しようと思ったら、当のブラッドは、運命の人に出会ったので、スパイを辞めたいと言い出し、、、、という感じで、

凄腕スパイ『辞めます。』

獣医のヒロインに正体を知られないように、愛を深めていくラブコメ展開を進めながら、その影で嫌々世界崩壊阻止の任務に就く、

という、ハリウッド作品でよく見かけるようなスパイものシチュエーションが本作のメインとなっています。

イメージ的には(トゥルーライズ)の世界観に近い感じでしょうか。

スパイものではありますが、独自のオリジナリティを追求するような内容では無く、ハリウッドスパイアクションを

オーストラリア映画界でオマージュ含めたパロディとして描き直した、という感じの世界観ですので、アサイラム作品のようなあやかり目的だけではなく、

しっかりとした娯楽作品として一定以上の水準を持った内容となっています。

ですので、既視感は最初から最後まで満載ですが、アクションコメディとして非常にテンポが良く、スパイものの、

あるある展開もパロディとして上手く物語展開に取り入れていますので、正体を隠しながらのミッション遂行や、

スマホを利用した秘密道具や、凄腕ハッカーの情報戦、バイクや車、潜水艦、戦闘機等を使った、色んなシチュエーションでのアクション等、

スパイアクションの醍醐味は、しっかりと堪能できるようになっています。

そして、本作の大きな魅力とも言えるボンドガールのような容姿の整った女性キャストの活躍が、

重要な役柄から、そんなには活躍しない役柄まで、全員美女、という感じで徹底していて、しかもアサイラム作品のキャストのように、

魂が抜けたように感情表現ではなく、観ている者がしっかりと感情移入できるような演技を披露しているのも、本作の世界観を深める重要なポイントとなっています。

ただ、一つだけ、どうしても(多分本作を鑑賞したほとんどの方が頭によぎると思われる)ノリ切れない部分があるために、

意外に痛快でテンポの良い、モテモテ凄腕超エリートスパイが活躍するスパイアクションを十分には楽しめないポイントが存在します。

凄腕スパイ『えっ?どこ?』

それは、、、

凄腕『どこ?』

、、、、、、、、

凄腕『どこ?』

、、、、、、

凄腕『どこ?』

、、、、、、

凄腕『どこよ?』

主人公を演じるポール・オブライエンが凄腕スパイに全く見えない!!!

凄腕『えっ!?』

凄腕スパイというより、スパイに秘密道具を提供する助手、、、、の助手、ぐらいのイメージでしょうか、、、。

助手の助手『チッ!』

何故モテるのか?何故、格闘に勝てるのか?等の疑問は、

コメディだから、

で、解決してしまいそうですが、本作ポール・オブライエンが、スティーブ・カレルローワン・アトキンソンのような、

そもそもズッコケな要素を持っているキャストが、あえて実は凄い、というような存在自体を笑いに変えるような意味合いのキャスティングではなく、

本当にモテモテの凄いヤツ、という扱いのキャラクターなので、本人的にはトム・クルーズっぽい感じ(だけ)を醸し出していますので、

その辺の違和感のせいで、作品世界に入り込めない、という方は結構いるのではないでしょうか。

という事で、

女性キャストは端役に至るまで徹底的に好印象ながらも、肝心の主人公だけが印象を下げる、

という残念な面もある作品ではありますが、

スパイコメディアクションとしては、十分楽しめる作品となっていますので、アクション映画好きの方や、スパイ映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2022年製作 オーストラリア製作 スパイアクション

監督・脚本 コーリー・パーゾン

出演 ポール・オブライエン、テレッサ・リアン、カサンドラ・マグラス、ジョージア・ウォルターズ、クリスティ・ワーズワース、ナターシャ・マイモン、エイミー・クリスチャン

↓ランキングに参加しています。もし、宜しければ下記をクリックお願い致します↓

映画評論・レビューランキング
映画評論・レビューランキング

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す