【中国映画】ミッション・デブポッシブル!(胖子行动队FAT BUDDIES)108分

投稿者: | 2024年1月4日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

才人バオ・ベイアルが監督・主演した、日本を舞台に太めのスパイが、臨時バディを組んで麻薬組織壊滅のためにズッコケバトルを展開する結構笑えるコメディアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、太めのスパイと、太めの警備員が、臨時バディを組んで麻薬組織に挑むアクションコメディです。

それでは、まずはあらすじから、

東京で暮らす中国人のハオは、病院の警備員として勤めていたが、ある日、入院患者である謎の中国人と出会う事で平凡な日常は一変する。

その謎の男は、実はスパイのJで、危険なミッションを遂行中だという事を知ったハオは、自身の能力を証明するために、ミッションに加わる事を決意するのだった!?

監督と主演をこなしているのは、(ビッグショット)(詳しくはこちら)や(ドラゴンフォー)等のバオ・ベイアルで、

その多才ぶりで、本作でも名演・名演出を披露しています。

バオ・ベイアル
バオ・ベイアル

で、スパイとしてバオ・ベイアルとコンビを組んでいく役柄で、チャウ・シンチー監督の(人魚姫)やジェット・リー出演の(白蛇伝説)等のウェン・ジャンが登場し、

お笑い要素と着ぐるみ着用での厳しいアクションを披露しています。

ウェン・ジャン
ウェン・ジャン

で、麻薬組織のボス役で、(ゴッドスレイヤー)(詳しくはこちら)やテレビシリーズ(琅琊榜)等のグオ・ジンフェイが登場し、

悪党なのに憎み切れない絶妙なキャラクターを好演しています。

グオ・ジンフェイ
グオ・ジンフェイ

で、バオ・ベイアルの奥さん役で、(暗殺)(詳しくはこちら)や(唐人街探偵東京mission)(詳しくはこちら)等のクララが登場し、

可憐で華のある魅力で、笑いを振りまいていきます。

クララ
クララ

で、バオ・ベイアルが警備員として勤める病院の経営者役で、(無敵のゴッドファーザードラゴン世界を往く)(詳しくはこちら)や、

ニンジャサンダーボルト)(詳しくはこちら)等の和製ドラゴン倉田保昭が要所で登場し、物語の世界観を深めていきます。

倉田保昭
倉田保昭

で、グオ・ジンフェイの凄腕部下役で、(爱在深夜时)等のイ・ジュンジェンが登場し、華麗なアクションを披露しています。

イ・ジュンジェン
イ・ジュンジェン

で、出番は少な目ですが、後半アクションシーンでラスボス的に活躍するグオ・ジンフェイの部下役で、(ハンターエンジェルズ)(詳しくはこちら)等の

チャン・モンルーが登場し、一人で、太めの主人公二人を相手にバトルを繰り広げます。

チャン・モンルー
チャン・モンルー

そんな豪華なスタッフ・キャストが結集した本作の物語は、東京のある病院の警備員として勤める太めの中国人主人公ハオが、

同僚に結構バカにされながら(いじめレベルです、、)、ある入院費を支払わない太めの中国人患者と出会うところから始まります。

で、この患者は一切口をきかずに暴れて同僚の警備員も、のしてしまいますが、偶然ハオが相手したところで気絶するように眠りだします。

で、一応ハオが騒動を沈めたような流れになりますので、中国大使館に問い合わせて何者か調べるように言われますが、

この太めが、実はスパイJだという事が分かり、スパイに憧れていたハオは、なんとなくこのスパイJのバディとして任務に同行するようになっていく、という感じで本題へと突入していきます。

ただ、本作基本はアクションよりも、ズッコケコメディの方ですので、麻薬組織と戦うという本筋はあるものの、

割と寄り道を繰り返しながら、ゆったりと進んでいるうちに悪党組織の悪事を暴いていく、という感じで、

その過程での太めを活かした(変な表現ですが)ギャグが連発されていきます。

そのギャグも(燃えよデブゴンtokyomission)(詳しくはこちら)のような(製作は本作の方が先です)、太めながらもカンフーの達人、

という設定ではありませので、武術的なアクションで魅せるのではなく、あくまで太め、を活かしたアクションとギャグ、

という感じで、二人合わせて300キロ越えの設定を活かしたタッグ技が炸裂します。

で、この二人のコンビぶりが、意外に名コンビで、かつてはほっそりしていながらも、ある出来事によって過食症に陥り、

しかも突然眠気に襲われる、というほどんど病気のような症状に悩みながらスパイを続けるJと、そんなJに憧れを抱き、

生粋の太めながらも、自分自身はやれば出来る男だと証明するためにも、一生懸命に頑張ろうとするハオのキャラクターが、

師弟のようでもあり、兄弟のようでもあり、親友同士のようでもある、という絶妙な距離感で描かれます。

途中悪党組織(表の顔は慈善家)主催のパーティに潜入するシーンでは、バオ・ベイアルは女装を披露しますが、

バオ・ベイアルの名演も伴って、意外に太めの女性に本当に見える瞬間が結構あり、色んな面でも娯楽映画としての見せ場の多い作品となっています。

また、悪役を演じるグオ・シンフェイの憎めない悪役や、武術的なアクションをササっと決めるゲーム好きの凄腕部下役のイ・ジュンジェン

ほとんどラスボスのように登場する部下役のチャン・モンルー、太めながらも、ダイエットして痩せたという設定の美人妻役クララの可憐な魅力、

そして、口やかましい病院長役で、意外に何度も登場する和製ドラゴン、倉田保昭の存在感抜群の大騒動など、

それぞれのキャラクターがしっかりと楽し気な作品の世界観の魅力となっています。

2015年から始まった(唐人街探偵)シリーズのハチャメチャ感に似た雰囲気の作品で、2021年製作の三作目(唐人街探偵東京mission)へも少なからず影響を及ぼしているのではないでしょうか。

という事で、武術系のアクションは、ほとんどありませんが、コメディアクションとして、しっかりと笑えるギャグも満載の楽しい作品となっていますので、

コメディ好き、中国系映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2018年製作 中国製作 アクションコメディ

監督 バオ・ベイアル

出演 バオ・べイアル、ウェン・ジャン、グオ・ジンフェイ、クララ、倉田保昭、イ・ジュンジェン、チャン・モンルー、木幡竜、かなで

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