ギャラクシー☆クエスト(GARAXY QUEST)102分

投稿者: | 2020年4月8日

全てのSFファンが見るべきファン目線の傑作SFコメディ!

1999年製作 SFコメディ

監督 ディーン・パリソット

出演 ティム・アレン、シガニー・ウィバー、アラン・リックマン、サム・ロックウェル、トニー・シャローブ

ファンで賑わう感謝祭

監督は(REDリターンズ)等のディーン・パリソット。出演は(サンタクローズ)シリーズ、(キャプテンズーム)等のティム・アレンと(エイリアン)シリーズのシガニー・ウィバー、(ダイハード)のアラン・リックマン、(グリーン・マイル)、(ジョジョ・ラビット)等のサム・ロックウェル。そしてテレビシリーズ(名探偵モンク)でブレイク寸前のトニー・シャローブなど演技派実力派が顔を合わせています。

主演のティム・アレン

あらすじ

1979年にから4年間放送されていた(という設定の)SFテレビドラマシリーズ【ギャラクシークエスト】は大人気となり、熱狂的なファンを生み、各地でファンの感謝祭が行われるほどとなっていた。放送開始から20年経過してもファンの熱気は冷めることはなく、そのおかげで落ち目になった出演者もサイン会や感謝祭で各地を回りその収入を生活の糧としていた。かつての情熱も失いかけていたある日、感謝祭に銀色全身タイツで自身を宇宙から来たサーミアン星人だと名乗る男女と出会う。悪者宇宙人サリスとの戦いに協力して欲しいというのだ。イベントへの出演依頼だと思った出演者たちだが、実は彼らは本物の宇宙人で【ギャラクシークエスト】の放送電波を宇宙で受信し本物の出来事だと勘違いしていたのだった。やがて宇宙を舞台にした戦いに巻き込まれていく出演者たち。果たして悪者宇宙人サリスを倒し、平和を守ることができるのか!?

イメチェンのシガニー・ウィバー

感想

スタートレックとその熱狂的なファン(トレッキー)を元にしている物語ですが、非常にSFファン、や映画ファンの目線にたった大変面白い作品でした。前半で何気なく描写された事柄が後半畳みかけるように回収していってくれるので見ていて非常に爽快で物語を盛り上げてくれます。とにかく脚本が良いというのが非常に大きいと思います。そしてそれを物語る実力派キャストが凄く良いです。シガニー・ウィバーはブロンドでお色気担当という意外な役どころもハマっていますし、後に(名探偵モンク)でブレイクするトニー・シャローブもとても印象深い役を演じています。サム・ロックウェルもいつもの名バイ・プレーヤー役で良い感じでした。ラストシーンに繋がる展開は非常に胸の熱くなる展開ですべての映画ファンが一度は観る価値のある名シーンだと思います。しかしこれだけの傑作を残しておきながらディーン・パリソット監督は2013年の(REDリターンズ)以外目立った活躍をしていないようなのがとても残念です。まさに奇蹟の1本という感じではないでしょうか。

名探偵モンク直前のトニー・シャローブ

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