皆さんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。
さて、早速ですが、先日少し古めの名作ミステリーを鑑賞しました。
タイトルは、、、
(12の怒れる男)です。
監督はこれがデビュー作のシドニー・ルメット監督で、主演は製作も兼任しているヘンリー・フォンダが務めています。
ある17歳の少年が起こした、誰もが有罪を確信するような殺人事件の裁判の、裁判員の激しい討論を描いた物語で、
冒頭で、有罪無罪の多数決をとったところ、12人中、1人だけが無罪を主張した事から始まる、緊迫感のある激論を描いた傑作サスペンス作品です。
作中のほとんどのシーンが、この討論が行われる密室で展開される会話劇ですので、本当に会話の流れだけでサスペンスフルな物語を盛り上げていく、
という凄い作品となっています。
数々の物証の疑わしさを説いていく過程が非常に素晴らしく、場所や予算の都合に関わりなく、優れた作品は製作できる、という事を証明したような傑作となっていますので、
まだ未見の方は、是非ご鑑賞してみてください。
さて、(12人の怒れる男)は、1957年製作ながらも、未だにフルーレイや、DVD、配信などで気軽に鑑賞できますが、
世の中にはVHSのリリースのみでその後のデジタル化の波に乗れなかった作品が多数存在します、という事で、
今回の(未DVD化のレア作品)は、(サスペンス編 其の十五)という事で、ハラハラドキドキの作品を少しご紹介させて頂きます。
それでは、まずはあまりに有名なヒッチコック作品のリメイク版から、、、
〇裏窓 (REAR WINDOW) ヒッチコック監督の名作を、(スーパーマン)のクリストファー・リーブ主演でリメイクしたサスペンススリラー。95年の落馬事故で車椅子生活を余儀なくされたクリストファー・リーブが、交通事故に合う主人公を熱演しています。ヒロイン役は、ダリル・ハンナとロバート・フォスターというタランティーノ作品復活組。
〇ペーパーバック殺人事件 (MURDER BY THE BOOK) 探偵小説の作者が、自身の心の中に、小説の主人公である別人格を形成し、美女誘拐事件に挑む設定が秀逸なサスペンスコメディ。主演は(フライングハイ)等のロバート・ヘイズでヒロインは(ナイトホークス)のキャサリン・メアリー・スチュワート。
〇ザ・リッパー (THE RIPPER) 1888年に実際に起こった連続猟奇殺人事件の犯人、ジャック・ザ・リッパーの真実に迫るサイコサスペンス。本作では捜査に当たった警部目線で、犯人につながる唯一の手掛かり、体臭に絞って捜査を進める過程が描かれていきます。主演の警部役には(愛と野望のナイル)等のパトリック・バージン、ヒロイン役には(セント・オブ・ウーマン)等のガブリエル・アンウォー。
〇ロックンロールは◎×△!?検閲なんかぶっとばせ! (WARNING:PARENTAL ADVISORY) ロックの歌詞を巡って実際に行われた裁判を、実際に裁判を起こしたロックミュージシャンである元ツイステッドシスターのディー・スナイダーが本人役で出演し、(ビバリーヒルズ青春白書)のジェイソン・プリスターリー出演で描いたサスペンスコメディ。
〇殺人療法 (EXQUISITE TENDERNESS) 永遠の命を得るためのドラッグを生成するため、人間の脳下垂体液を手に入れようと患者の命を奪う殺人医師と女性医師の攻防を描いたホラーサスペンス作品。監督は(美しき獲物)等のサスペンス作品が有名なカール・シュンケルに、マルコム・マクドウェルが出演と豪華な作品。
という感じになっています。
今回ご紹介させて頂いた作品も、なかなか今後のDVD化は難しそうな作品が多いですが、クリストファー・リーブが製作総指揮も担当した最後の主演映画(裏窓)は、
テレビムービーながらも、十分楽しめる作品となっていて、オリジナルの知名度もありますので、DVD化する価値はありそうですが、どうでしょうか。
という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
↓先週ご紹介させて頂いた未DVD化のレア作品↓
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