未DVD化のレア作品 【香港現代アクション編】

投稿者: | 2020年12月14日

皆さんこんにちは、まぁくです。なんか、あっという間に師走になってしまいましたね。つい最近まで、暑い暑いと扇風機を回していたような気がしましたが、、。

私個人の趣味として、映画鑑賞が一番なのは間違いないのですが、その次の趣味に海外旅行に行く、というのがありまして、

ほとんどの行先は香港なのですが、年間、多い時で3回ぐらい行っていました。

始めて行ったのは、まだ1997年に中国返還される前でしたので、今とは色々雰囲気も違ったのですが、

結構なカルチャーギャップを感じたのを覚えています。

とにかく、パワフル、というか活気に溢れている、というか、老若男女全員元気、というか、その勢いにのまれてしまいそうになりました。

なんか、全員、声も大きいですし、喧嘩しているみたいに聞こえてしまって、萎縮していたのを覚えています。

ただ、やっぱり小学生、中学生のころからジャッキー・チェンに憧れた普通の少年時代を過ごした身としては、

多くのドラゴンが誕生した香港という、ごちゃっとした地域になんとも言えない独特の魅力を感じてしまい、

毎年1回は必ず、訪れるようになっていました。

そういえば、最初に行ったときは、まだDVDが出始めたばかりで、香港ではVCDが主流(今もありますが)でしたので、

字幕なしのカンフー映画のVCDを山ほど買い込んでバッグをパンパンにして帰ってきた覚えがあります。

その頃は、インターネットも普及していませんでしたので、未公開の香港映画を鑑賞するには、ソフトを現地に行って購入する、というのが、一番手っ取り早い方法だったんです。

それまで、VHSLDなどはありましたが、PAL方式であったり、そもそも購入できるようなソフトがあんまり存在しなかったりと、

未公開の香港映画を鑑賞する手段がなかったところへ、VCDという日本ではさっぱり普及しなかった規格が香港では主流になりましたので、

調子に乗って爆買いした、といった感じです。

今でも、その初めての旅行で、購入したVCDの枚数をはっきり覚えています。

121枚!

良くVCDを買いに行っていた信和中心

阿保ですね、、。

でも、当時は旅行の費用なども今より遥かに高額で、さらにVCDはすぐに廃盤になってしまうので、

その時、その販売店で遭遇したレアなカンフー映画のVCDには、この先二度と遭遇することはないかもしれない、

と思うとついつい買ってしまって、結果121枚になってしまった、といった感じです。

懐かしい話です。

昨今、世間的な色んな理由が重なって香港への海外旅行も、行けなくなってしまい、

非常に残念ではありますが、とりあえずコロナの問題が落ちつくまでは無理そうなので今は我慢するしかなさそうですね。

いつも、輸入のDVDとかばっかり買いに行ってしまって、あまり観光してませんでしたので、

また、行けるようになったら、今まで行っていなかった場所にも挑戦してみようと思います。

今は無くなりましたが、コピー商品屋さんなども点在していました

さて、そんな香港ですが、最近公開される作品はさておき、90年代にリリースされたVHSの作品などは、DVD化されずに忘れ去られてしまった作品が多数存在します。

そんな作品群を今回は香港映画、特にアクション作品に絞って未DVD化作品を10本選んで少しご紹介してみたいと思います。

今回、自宅の押し入れから引っ張り出してきましたので、いずれ改めて、作品内容もご紹介してみたいと思いますが、まずはまとめて、少しづつご紹介してみたいと思います。

それでは、まずは、(男たちの挽歌)で人気が盛り返した時期のティ・ロン主演作品から、、

〇英雄正伝 (TRUE COLOURS) ティ・ロン主演の香港ノワール作品。共演はブリジット・リンと製作・脚本も務めた才人レイモンド・ウォン。アメリカ映画の(汚れた顔の天使)をそのままパクっ、、オマージュを捧げた作品。

〇ファイナルオプション 香港最終指令 (THE FINAL OPTION) アクション映画の雄、ゴードン・チャン監督作品。当時本作を機に特殊精鋭部隊SDUを描いた作品が無数に製作され、主演のマイケル・ウォンがブレイク、後に似たような作品に多く出演していました。

〇スティルブラック (THE BLACKSHEEP AFFAIR) (ワンチャイ)シリーズのチウ・マンチェク主演、(西遊記)のスー・チー共演のアクション。(ダイハード)や(スピード)などのハリウッド大作アクションを意識して製作された元特殊部隊員が活躍するバトルアクション。敵として日本のカルト教団が登場するが、ちょっと微妙に問題ありそうな描き方なので、DVD化は厳しそう、、。

〇香港デラックス (LOVER OF THE SWINDLER) (愛人ラ・マン)のレオン・カーファイ主演、(欲望の翼)のカリーナ・ラウ共演作品。子供のころからナイトクラブでホステスとしてトップになる事を夢見る、というあまり聞いたことないような少女の物語。

〇愛よりはやく撃て (A TOUCH OF EVIL)  日本劇場公開作品。レオン・カーファイ主演。共演はロザムンド・クワンとマイケル・ウォン。監督・脚本は(南京の基督)の映像派トニー・オウ。スタイリッシュな香港ノワールアクション。今の今まで、本作が劇場で公開されている事を知りませんでした、、。

〇キリング&ロマンス 狂気の愛 (KILLING AND ROMANCE) アンディ・ラウ主演、(香港大夜総会タッチ&マギー)で日本でも人気だったアニタ・ユン共演作。(男たちの挽歌)で悪の大ボス役でブレイクしたレイ・チーホンも出てます。内容的には香港映画にありがちな、殺し屋ノワールアクション。

〇噂のテディ・ロビン 美女美女スパイにご用心! (TO SPY WITH LOVE) (燃えよじじいドラゴン)でも現役活躍中の音楽家テディ・ロビンの主演アクションコメディ。共演は当時大活躍中だったグラマラス、ニナ・リーと(大福星)、(七福星)などのシベール・フー。テディ・ロビンは本作の音楽も担当して大活躍。というか、テディ・ロビンが主演級で出演している作品は、だいたい音楽も担当している事が多いです。

〇ジョイ・ウォンの紅い愛の伝説 (KILLER`S ROMANCE) タイトル通りジョイ・ウォン主演。当時タキコーポレーションから連続リリースされていたジョイ・ウォンの未公開作品の内の1本。その邦題はだいたい【〇〇伝説】となっていてややこしかった。共演に当時無茶苦茶濃い顔だったサイモン・ヤム、と(神拳ヤングボディガード)や(ゴッドギャンブラー)でも活躍する日本人俳優、鹿村泰祥と、監督も務める悪役俳優フィリップ・コー。

〇聖戦 (UNDECLARED WAR) リンゴ・ラム監督・製作の日本でも劇場公開された【風雲】シリーズの1本。シリーズは他に(学校風雲)、(監獄風雲)、(龍虎風雲)と続いた。VHSジャケットには主演のダニー・リーの写真が一枚も掲載されてません、、。しかもヒロインのロザムンド・クワンは写真は載っててもキャストに記載無し、、あ、オリビア・ハッセーが何故かでてます。

〇爆走!!高速トライアル (OFF TRACK) 香港四大天王、ジャッキー・チュン主演、香港の薬師丸ひろ子、ロレッタ・リー、(ワンチャイ)シリーズ2作目以降のフー役でお馴染み、モク・シユウチョン共演作。香港では常に一定の人気のある違法レースもので、ジャッキーの(デッドヒート)のような作品。

というような感じで、今回は香港ノワール色の強い作品が多めになっています。

1986年の(男たちの挽歌)の大ヒットにより、一時期日本で紹介される作品のほとんどが香港ノワール、といった感じでした。

観ている側も、次のチョウ・ユンファは誰だ?といった見方で鑑賞していたように思います。

ジャッキー・チェンの(奇蹟ミラクル)でさえ、香港ノワールか?といった間違った身構え方さえしていたような、、、。

ビデオバブル期でもありましたので、正直粗製乱造的な内容の作品も少なくはなかったですが、

そのほとんどがVHSのみの販売でDVD化されずに忘れさられるのは、やはりちょっと勿体ないですね。

他にもまだまだ、忘れ去られた香港映画は無数に存在しますので、また改めてご紹介していきたいと思います。

それでは、本日はお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

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