未DVD化のレア作品 【カンフー映画編 其の四】

投稿者: | 2021年7月19日

皆さん、こんにちは、まぁくです。そろそろ、冷房器具が必須の時期が近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。大雨も続いたりして梅雨も明けたのかどうかも良く分かりませんが、、、。

さて、調子に乗って映画館でアーティスティックな作品を鑑賞してしまいました。

ライトハウス)です。

A24製作、ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン共演の実話を基にしたミステリー作品で、全編モノクロで撮影された作品となっています。

2人の男が、孤島にある灯台で、4週間の間、灯台守の仕事を住み込みでこなす、というもので、そこで高圧的なウィレム・デフォーロバート・パティンソンの間に溝ができ、

やがて、その溝はどんどん深くなっていって激突する、というか狂気の世界に入っていく、という大筋で、登場人物は主演の二人のみ、という演技合戦のような作品になっています。

この作品についてのご紹介をもっと詳しく、と思っていたのですが、正直何故、気が狂うのか?や、中盤で登場するある異物など、

夢とも現実とも、狂気とも正気とも、分からないような流れで終盤まで行ってしまいますので、狂気を浮き彫りにする、というモノクロ映像も含めて、

個人的には良く理解できなかった、という事で、詳しく書くことができそうにもありませんでしたので、ここで少しご紹介させていただきました。

という事で、個人的には、娯楽要素よりもアート要素の方が濃い作品だという事だけ理解できた作品でした。

それと、結構下品系の下ネタが多いので、そういうのが苦手な方は厳しいかもしれませんね。

という事で、アート系の作品はその芸術的価値から、色々なメディアで楽しむことができるかもしれませんが、世の中には、ビデオバブル期にVHSのみだけ勢いでリリースされたものの、

その後のDVD化の時代には置いてけぼりになってしまっている作品が沢山存在します、という事で(未DVD化のレア作品)今回は、(カンフー映画編 其の四)という事で、

また濃いめの作品を少しご紹介したいと思います。

それでは、まずは、個人的には未DVD化のカンフー作品の中でも何故この傑作が未だにDVD化されないままになっているのか理解できないドニー・イェンも出演している傑作から、、。

ドラゴンイン (新龍門客楼DRAGON INN) 日本劇場公開作品。キン・フー監督シャンカン・リンホー主演の残酷ドラゴン血斗!竜門の宿)のリメイク作。監督はレイモンド・リー、製作はツイ・ハーク、アクション指導はチン・シウトンという鉄壁の製作体制で、主演はレオン・カーファイ、マギー・チャン、ブリジット・リン、そして当時人気が急上昇中のドニー・イェン、という今すぐソフト化しても絶対に売れる豪華なキャスト。とにかく、砂漠の一軒宿で行われる善悪入り組んだ騙し合いが、非常に緊迫感があり、そのざらついた感じの雰囲気と、豪華な参加スタッフ・キャストの絶頂期に集結した奇蹟のような1作。お薦めです!!中古販売でVHS見つけたら即購入をお薦めします。もう、こんな作品は二度と観られないと思います。

八百羅漢 (ARHATS IN FURY)  戒律に厳しい実在する報告寺で、権力争いが激化。戒律至上主義で、蹂躙される人々も助けずに孤立化していたが、そこで戒律を破ったことで荒行に出ていた主人公とその師匠が住民を助ける。しかし、報国寺はその二人にも厳しい罰を与える、という、勧善懲悪が一番の魅力のはずの少林寺映画で、寺側が主人公に立ちはだかる、というモヤモヤのみが残る、あんまりな作品。でも、アクション自体は一級品。

黄河大侠 (YELLOW RIVER FIGHTER) ジェット・リー主演の(少林寺)、(少林寺2)の監督チャン・シン・シェンとその製作スタッフが再び製作した武侠アクション超大作。家族を殺され、自身も毒を盛られて盲目となった主人公が、復讐のために暗殺者となる、という復讐物語。主演も(少林寺)のユン・チェン・ウェー、その後香港カンフー映画で活躍したユエ・ハイ、鷹爪拳でお馴染みの悪役専門チー・チュア・ホアと実力派が揃っている。

新白蛇伝 (LOVE OF THE WHITE SNAKE) (五福星)などの色男チャールズ・チンと(ポリスストーリー)などのブリジット・リン主演で描く、あまりに有名な伝奇物語を、特撮SFXとアクションを盛り込んで描いた武侠超大作。監督はジャッキーの(蛇鶴八拳)や(少林寺木人拳)などのチェン・チーホワ。本作の物語は現在でもテレビシリーズや、映画ではジェット・リー主演で(白蛇伝説)としても再映画化されていますので、ずっと人気ですね。製作は台湾のファーストフィルム社。

ドラゴンキッズ2 少林寺三十六福星 (36 SUPER KIDS) 物凄い合わせ技の無茶苦茶な邦題の(カンフーキッド)のようなキッズカンフー映画。ただ、基本的には(中華道士)や(少林寺疾風黄金兼)の中国武術チャンピオン出身、ソニー・ユーが主演している時代劇カンフー作品なので、邦題はさておき、しっかりしたカンフーアクションが楽しめる作品となっています。製作はこちらも台湾のファーストフィルム社。

忍者外伝 倭寇掃蕩作戦 (NINJA IN THE DEADELY TRAP) (男たちの挽歌)のティ・ロンと和製ドラゴン倉田保昭、そして(五毒拳)のメンバーが主演したニンジャアクション。忍者の襲撃にあえぐ中国の村で、それに対抗するために老師は3人の弟子に希望を託す。その3人の弟子はそれぞれ違う技を習得していた、という(五毒拳)(詳しくはこちら)そのままな忍者カンフー映画。

忍者VS阿羅漢 遥かなる王道 (SHAOLIN VS NINJA) (忍者大戦)(詳しくはこちら)の監督ロバート・タイと主演のアレクサンダー・ルーの黄金コンビによるニンジャカンフー映画。新王朝時代の中国で、少林寺乗っ取りを目論む悪徳役人と少林寺僧が激突。助っ人として日本のニンジャに協力要請する、という基本的にショウブラザース製作の(少林寺VS忍者)とほとんど同じストーリー。でも、アラン・ツイがアクション指導しているアレクサンダー・ルーのカンフーアクションは必見です。アクションは全く文句無しなんですけど、、。

水滸伝 (水滸傳) 日本劇場公開作品。ジェット・リーの(少林寺)の大ヒットの流れで劇場公開された本格カンフー作品。水滸伝の物語ですが、膨大な量の原作を映画化しているのではなく、その中から74話目にあたる、武術大会で盛り上がるシーンのみを抜き出して映画化した作品。なので、人物背景などいまいち掴みにくいですが、カンフーアクション自体は本物の武術チャンピオンが多数出演していますので、本格的なカンフーシーンが楽しめます。

武林志 (武林志)(少林寺)のブームに乗ってリリースされた中国製本格カンフー映画。本作は内拳を題材にした映画なので、地味な印象ですが、北京武術隊のコーチで、ジェット・リーにも指導していた李俊峰が主演していますので、技自体は本格派。後半は、(イップマン)や(スピリット)などのように外国人との異種格闘バトルになりますので、盛り上がります。

霊幻妖女 妖術三姉妹VS魔界ハンターズ 日本劇場公開作品。霊幻となっていてもキョンシーは登場しない妖術カンフーアクション作品。紀元前1000年、まだ神が人間を支配していたとされる時代に、人間の王に侮辱された女神が、復讐のために人間界に三姉妹を派遣するが、危機を察した大神が、妖怪ハンターを派遣し、激闘を繰り広げる、というファンタジー色の強い作品。(詳しくはこちら

というような感じになっています。今回は、本格派の中国関係の作品を多めにご紹介させていただきましたが、個人的にはドニー・イェンの悪役ぶりと、殺伐としたバトルが渋い傑作武侠アクション(ドラゴンイン)が一推しですので、是非機会があればご鑑賞頂きたい作品となっています。

土煙が舞う砂漠での悪漢ドニー・イェンVSレオン・カーファイ、ブリジット・リン、マギー・チャンのラストバトルは香港映画史に残る名勝負となっていますので、是非ともDVDで鑑賞したいところですが、

いつまで待ってもリリースされませんので、少しレア度の高い作品ではありますが、なんとかVHSででも、鑑賞してもらいたいところですね。

あの雰囲気を再現しようとしても、CGが主流になってしまった現在の製作体制では、恐らく再現はできないと思われる貴重な作品ですので。

一応、オリジナルの続編的な位置づけのジェット・リー主演、(ドラゴンゲート)という作品がオリジナルを製作した同じツイ・ハーク監督で製作されましたが、

凄く面白い作品ではあるものの、あの雰囲気の再現にはなっていませんでした。

とはいっても香港ではバリバリの立体視作品となっての復活でしたので、違う雰囲気で当然なのですが、、。

そんな90年代の奇跡のタイミングで製作された貴重な作品ですので、機会がありましたら是非ご鑑賞ください。

という事で、本日もお立ち寄り頂きありがとうございました。

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