未DVD化のレア作品 【アクション編 其の八】

投稿者: | 2021年6月14日

みなさんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。いよいよ緊急事態宣言も来週まで、という事で通常の状態にはある程度戻りますが、まだまだ何が起こるか分からない状態はしばらく続きそうですね、、。

さて、先日またまた邦画の古い怪奇映画が観たくなり、モノクロの作品で、気になっていた作品を鑑賞してみました。

そのタイトルは、、

女吸血鬼です、

新東宝で製作された怪奇ムードたっぷりの作品で、天知茂、池内淳子、三原葉子など豪華な顔ぶれで、監督は怪談映画の巨匠中川信夫監督が担当している作品です。

白黒と怪奇映画は独特の雰囲気で相性も良く、洋服を着てマントをひらひらさせている和製ドラキュラ、という一瞬荒唐無稽に思える設定も、

怪談映画を多く出がけている中川監督独特の映像センスで、上手く洋と和がブレンドされて、後半の怒涛のアクションまで一気に見れてしまう快作となっていました。

ただ、女吸血鬼というタイトルなので、レディバンパイヤがもっと活躍する作品だと思っていたのですが、実際はほとんど男性吸血鬼と、その餌食になった女性の物語でしたので、

その部分だけがちょっと思っていた展開と違っていました。

なかなかに独特な雰囲気と、当時の生活様式も垣間見れますので、機会がありましたらご鑑賞ください。

なかなか怖い吸血鬼ですね、、。

さて、(女吸血鬼)は、VHS、DVD、インターネット配信と気軽に鑑賞できる環境が揃っていますが、世の中には、VHS化はされたものの、DVD化もされずに忘れ去られようとしている作品が多数存在します

という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(アクション編 その八)という事でご紹介してみたいと思います。

それでは、まずは、ドルフ・ラングレン主演で劇場公開もされたカーアクション作品から、、

〇バニシングレッド(JOSHUA TREE) 劇場公開作品。ドルフ・ラングレンが挑んだカーアクション作品。ちょっとロードムービーっぽい雰囲気も見せつつ、しっかりドルフアクションも見せつつ、ジョン・ウー的なガンアクションも見せる、という結構燃える展開の作品です。個人的にはこの時期のドルフアクションではベストと言っても良いぐらいの完成度だと思っていますが、DVDにはなりそうもないですね、、。当時映画館で鑑賞して非常に興奮したのを覚えています。

ドルフ色を極めてそぎ落とした劇場ポスターイメージ
ドルフと銃と車と爆発、という分かり易いVHSジャケット。こちらの方が良いですね。

〇スナイパー狙撃(SILENT TRIGGER) 劇場公開作品。ドルフ・ラングレンと(ハイランダー)シリーズのラッセル・マルケイ監督が組んだスナイパーアクション。スナイパーものという事で、ドルフの無敵ぶりは少々少な目ですが、中盤からビルの中で警備員と戦う、というこじんまりした戦いもありますので、色々見どころの作品。ラッセル・マルケイの映像感覚とドルフの雰囲気と、相棒となる女性パートナーとのロマンスで押し切っています。

〇シューター(THE SHOOTER) (ランボー)、(地獄の七人)などのテッド・コッチェフ監督作品。今回は捜査官ドルフが容疑者の女性に恋してしまい、惑わされた挙句に女性のパンチ攻撃に気絶する、というあまりに外見とかけ離れた役柄に、等身大の役柄を演じたかったドルフの逡巡が垣間見れます。でも、結局その後無敵街道まっしぐらになりますけど、、。

〇ヘブンズゲート(THE MINION) ドルフ・ラングレン主演のテレビムービー。簡単に言うとドルフ版の(エンド・オブ・デイズ)と言った感じですでに無敵街道を驀進中だったドルフが、悪魔と戦うオカルトホラーアクション。主役である女性学者のピンチに登場するお助けマン、というその後繰り返し演じることになる立ち位置のキャラクターを1998年当時ですでに演じています。勿論、悪魔を相手にしていてもドルフの無敵ぶりは変わりません。

〇ミッション:マストダイ(CITY OF FEAR)(北斗の拳)の実写版でケンシロウを演じて微妙な評価を得ていたゲイリー・ダニエルズ主演のバトルアクション。ミッションというタイトルが入っていますが、ゲイリー・ダニエルズは新聞記者という役柄なので、事件に巻き込まれる物語。エイズの治療薬を取材するためにブルガリアを訪れたダニエルズがその薬を巡ってドラッグを生成していたロシアンマフィアとの戦いに巻き込まれていく、という物語。新聞記者ではありますが、格闘の達人ですので、格闘シーンは盛りだくさん。邦題は当時話題だったジェット・リー主演の(ロミオ・マスト・ダイ)にあやかっていますね。ジャケットも少し似てます。

〇スーパーコップ90 (RAINBOW DRAIVE) 劇場公開作品。(ダイハード)の原作者ロデリック・ソープによる有名小説を映画化したテレビムービーで、日本のみ劇場公開。(ロボコップ)のピーター・ウェラーがロボでは無い生身の刑事として殺人事件を捜査する、というハードボイルド風味の刑事サスペンス。監督は(マイアミバイス)などのボビー・ロス監督で、巡り巡って2015年製作の香港映画(ドラゴンクロニクル)の脚本を担当しています。何故に?

〇デッドロック (DEADLOCK) VHSジャケットに80年代のショーン・コネリーと大胆な売り込みを展開しているステファン・グレゴリー・フォスター主演のアクション作品。本作で80年代のショーン・コネリーが案じるのは、まさかのテロリスト。陰謀によって罠に落ちたテロリストが信念をかけて一人戦う、というちょっと現代ではあまり見る事ができない展開が貴重なアクション作。監督は後に(エネミーライン2)を監督するジェームズ・ドットソン。

〇ヘルバウンド(HELLBOUND) 劇場公開作品。劇場公開時のタイトルは(ヘルバウンド/地獄のヒーロー5)というシリーズものっぽいタイトルが付けられていました。シリーズは3で完結しているので、実際は無関係の作品です。今回のノリスは、聖職者の殺人事件を捜査する刑事、という事でエルサレムまで捜査網を拡大し、スーパーナチュラルな敵と戦っていきます。シュワツェネッガーで言うところの(エンド・オブ・デイズ)、ドルフで言うところの(ヘブンズゲート)ですね。監督はいつもの実弟アーロン・ノリス。本作はノリスが出演した最後のキャノンフィルム作品となっています。アクション指導はまさかのベニー・ユキーデ!!

余計なサブタイトルの着いた劇場公開ポスターのイメージ。デザインはカッコ良いですね。
爆発は大きいけれど、イメージ的に薄味になってしまっているVHSジャケット

〇ザ・サイレンサー (MUGUNUM357) 劇場公開作品。ハリウッドと日本の東映が共同で製作したアクション作品。ハリウッドの刑事役に、ほぼ悪役専門俳優、ロバート・ダビ、日本から来た暗殺者役に千葉真一という濃すぎる面子にさらにスタローンの元奥さん、(レッドソニア)のブリジット・ニールセン、さらにジャン・マイケルビンセントまで登場する、という物凄く濃すぎるキャストの揃った作品。

〇ファイヤーヘッド (FIREHEAD) ジャック・レモンの息子クリス・レモンが主演し、クリストファー・プラマーとマーチン・ランドーが夢の共演を果たしたポリティカルアクション。かつてソ連の工作員だった主人公が自由を求めてアメリカに渡るが、やがて政治的な陰謀に巻き込まれて、国家を揺るがす闇組織と戦う事になる。

という感じになっております。中でもドルフ・ラングレン作品は(デスロック)を含めて5作品が未DVD化となっています。

ドルフ主演作品のほとんどの作品は、DVDで気軽に鑑賞することができますが、(バニシングレッド)、(スナイパー狙撃)、(シューター)と、DVD化されていない作品にこそ良作が混じっていたりします。

近年配信や衛星放送が進んでいますので、結構気軽に観れるようにはなってきましたので、あとはブルーレイBOXなど発売してもらえれば、結構まだ売れると思うのですが、どうでしょうか。

ちょっと厳しそうですかね、、。

ドルフ人気も(エクスペンダブルズ)、(クリード)、(アクアマン)と上がってはきているので、ここで何か話題の主演作での完全復活などがあれば、BOX発売も夢ではないような気もするのですが。

という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

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