お薦め度 ★★★★★☆☆☆☆☆
サイボーグもの専門監督アルバート・ピュンの名作B級アクションは、今観ても色あせない!!
作品紹介
1992年12月26日公開
今回ご紹介するのは、ヴァンダム主演(サイボーグ)の監督であり、サイボーグもの作品を多数連発したアルバート・ピュン監督作品です。
それでは、まずはあらすじから、
2027年のロサンゼルス、手術によってサイボーグ化することが日常となっている世界で、
LA市警察のアレックス(オリビエ・グラナー)は自身も勤務中の怪我などが原因で体の一部を機械へと取り換える手術を行っていた。
そんなある日の任務で、データチップを盗んだサイボーグと戦い、その雇人であるサイボーグ集団と交戦する。
瀕死の重傷を負ったアレックスだったが、さらなる手術を受けて一命を取り留める。
ついに身体の大半をサイボーグと化したアレックスは、再びデータチップ強奪事件の黒幕と対峙する。
監督作品のほとんどがサイボーグものか、格闘ものだったころのアルバート・ピュン監督作品です。
ずっとB級街道まっしぐらな監督ですが、その中でもジャンクロード・ヴァンダムの出世作(サイボーグ)と本作の2本が際立って完成度が高い作品かと思われます。
(サイボーグ)も3まで製作(2の主演はブレイク前のアンジェリーナ・ジョリー)され、本作も4まで製作されました。
と、思っていたら2017年に5が製作されていたようですね、、。
日本では当然のように未公開でDVDも未発売ですので、全く知りませんでした。
ただ、2以降は設定が70年後ぐらい後なので、本作主演のオリビエ・グラナーの出演はなく、女性主人公に変更になっています。
(サイボーグ)も2以降女性に変更になりましたので、なんかそういう流れでがお気に入りなのでしょうか。
同じような世界観なので、ついでに(サイボーグ)も続編が見たいところです。
で、本作の内容ですが、基本的には人間とサイボーグの戦いをメインとした内容で、正直ストーリーはそれほど凝った内容ではありません。
物語はとりあえず気にせずに、目当てのアクションですが、VHS発売当時、新作の時期に鑑賞した記憶があり、
そのころは非常に楽しめたので、今回のDVD化に期待しつつも、それまでに沢山アクション作品を鑑賞しましたので、色あせて感じるかと思いながら鑑賞しましたが、
結果的には、思っていた以上に、今鑑賞しても楽しめる作品でした。
アクション自体のテンポが非常によく、アクション自体も、どう考えてもジョン・ウーの(男たちの挽歌)シリーズから多大なる影響を受けているような、
ロングコートにネクタイとサングラス、そして後ろに吹っ飛びながら二丁拳銃を乱射する、という節操のない模倣ぶりが非常に熱い展開となっていました。
また、アクション俳優として他にも主演作を持つオリビエ・グラナーも、
恐らく本作がベストアクトといっても良いぐらいにカッコよく、
格闘シーンのキレもあり、ガンアクションとの相乗効果で見どころ満載となっていました。
特撮シーンは時代を感じさせますが、その調度良いチープ感は今となっては逆に作品の味となって、魅力的に映りました。
また、本筋とは関係ありませんが、端役で後に(ディープブルー)や(ミスト)、(ドリームキャッチャー)などメジャー作品で大活躍するトーマス・ジェーンや、
後に(エルム街の悪夢)、(ウォッチメン)などで活躍するジャッキー・アールヘイリーが出演しているのもちょっと発見して嬉しいです。
本作は先日DVDとBDが何故か奇蹟的に初リリースされましたので、ちょっと昔の作品ですが、鑑賞のハードルは低い作品となっています。
DVDで今鑑賞すると、画質の向上もあり、内容も全然色あせない完成度なので、まるで、最近のテンポの良いアクション作品を観ているような感覚で鑑賞できますので、機会がありましたら是非一度鑑賞ください。
作品情報
1992年製作 アメリカ・デンマーク製作 SFアクション
監督 アルバート・ピュン
出演 オリビエ・グラナー、ティム・トマーソン、ブライオン・ジェームス、ケイリー・ヒロユキ・タガワ、ユウジ・オクモト、トム・マシューズ、トーマス・ジェーン、ジャッキー・アールヘイリー
その他のガンアクションと格闘アクションの融合した作品
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