お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
美しすぎる格闘家、ジーナ・カラーノ主演最新作は、息子を誘拐された母親の必死の追跡劇を描く雪山アクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、美しすぎる元女性格闘家(本物)ジーナ・カラーノ主演の雪山アクションです。
それでは、まずはあらすじから、
父を亡くし、故郷へ帰郷した女性特殊部隊員クレア・ハミルトン(ジーナ・カラーノ)だったが、遺産目当てでかつての父の友人に息子を誘拐されてしまう。
息子を取り戻すため、クレアは特殊部隊の経験を活かし、誘拐犯たちを逆に追い詰めていく。
傑作(エージェント・マロリー)の好演が記憶に新しい、ジーナ・カラーノ主演作品です。
今回は、格闘シーンは少な目で雪山でのチェイスと銃撃アクションがメインとなっています。
そのため、正直ジーナ・カラーノの良さが全開になっているとは言い難い作品となってしまっていました。
まず、敵となる誘拐犯チームの中に格闘のできるキャラクターが一人もいない時点で盛り上がりにかけてしまいます。
何度となく、素手で戦う場面はあるのですが、どう考えてもジーナ・カラーノの方が強そうに見えてしまうので、割とあっさりやっつけてしまっているように見えます。
一人でも良いのでライバル的な位置のキャラクターが居れば、それだけで見せ場が増えると思いますので、格闘シーンは少し残念な展開です。
せっかくジーナ・カラーノが主演しているので、もったいないような気がします。
ただ、雪場なので、格闘シーンも上手く描きにくいような気もするので、難しいところです。
強いライバルはいないものの、その代わり、まさかの名優リチャード・ドレイファスが誘拐犯の父親であるボスを演じています。
正直なところ、これだけの名優をキャスティングしておきながら、なんとなく宝の持ち腐れ的な扱いになっているのも、残念です。
熱演はしていますが、物語のキャラクター設定自体が凄く薄いので、熱演はしているけれど、どんな人間かがはっきり良く分からないようなキャラクターとなっています。
物語展開的にも、冒頭からすでに息子が誘拐されて身代金の受け渡しをするところから、いきなり始まります。
で、ちょっとづつ過去の話も織り交ぜながら物語が進んでいくのですが、とにかく説明不足で、ずっと追いかけっこをしているシーンがメインとなります。
登場人物たちがどんな人で、どういう背景で戦っているのかの説明が気持ち程度しか語られないので、
感情移入が全然追いつかずに、なんとなく他人の追いかけっこを観ているうちにサクッと終わっている印象でした。
(エージェント・マロリー)のようにしっかりとした製作体制の作品では元格闘家の実力を十分発揮していますので、本作の展開の単調さと見せ場の少なさは非常に残念な内容となっています。
途中雪山の断崖絶壁、しかも巨大な滝つぼに真っ逆さま、なんて本来物凄いアクションシーンも、なんかあっさり消化してしまっていました。
いろいろと残念ではありますが、雪山アクション自体はおそらく撮影に手間暇かかるため、
ジャンル自体は貴重ではあると思いますので、残暑の厳しい季節にひんやりと本作をご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2018年製作 カナダ製作 レディースアクション
監督・脚本 デヴィッド・ハックル
出演 ジーナ・カラーノ、リチャード・ドレイファス、ブレンダン・フェア、アントン・ギリス・アデルマン、サイデル・ノエル
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