ゲーム原作の映画化作品

投稿者: | 2020年7月20日

こんにちは、まぁくです。まだコロナウィルスの猛威も収まりそうにない状況で、冷房と換気が大事ですが、冷房や扇風機に直接あたりすぎると風邪をひいてしまったりして、熱が上がると映画館にも入場できなくなってしまいますので、皆さんも十分お気を付けください。

さて、先日セガの人気ゲームキャラクターの映画化(ソニック・ザ・ムービー)が公開されました。

色々な変更、公開延期を経てやっと公開されましたが、ゲームの映画化は固定のファンが既に多く存在しますので、やはりそのキャラクターと世界観の再現度のバランスが非常に難しいジャンルなのかなぁ、と思います。

ゲームをプレイしている間は、ある程度そのキャラクター自身として操作しているので、その分思い入れもプラスされますので、当然の流れかとは思います。

今までも、ゲームを原作とした作品は多数あり、その中には原作が完全に再現されている作品や、独自の解釈を加えすぎて、全く別物になっている作品、ゲームとは違う独自路線ながらもゲーム同様に支持された作品など、様々な作品が映画化されました。

ゲームメーカー側からしても、既にそのゲームの世界観は世間的に知られていて宣伝はしやすく、また、自社のゲームとのタイアップ効果もあり、販売促進になりますので、そういった面では製作に乗り出しやすいのかと思います。

中には、大ヒットシリーズへと発展していった作品もありますので、一つの人気ジャンルとなりました。

その中から実写映画化された洋画に限って振り返ってみると、、、

〇1993年製作 (スーパーマリオブラザーズ地下帝国の女神)

POPではないブレドランナー的な地下帝国の世界観と、明るいはずのマリオの物語が融合しきれていない独特の作品。でもマリオと関係ないSFアクションコメディと考えれば、それなりに楽しめます。色々と実写化するには早すぎたような、、。

原作ゲーム FC スーパーマリオブラザーズ

〇1994年製作 (ストリート・ファイター)

オリジナルはヴァンダムがイケイケ時代の勢いで乗り切った作品。その後、内容は無関係の(ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー)と(ストリートファイター暗殺拳)が製作された。前者は女性キャラクターチュン・リーを主演にしたスピン・オフで、ラストでストリートファイター本編に繋がるようなファン泣かせなエンディングとなっています。後者は原作のイメージに一番忠実なファン納得の内容ですが、いまいち知名度が低いです、、が、格闘アクションとして十分ハイレベルな作品です。

原作ゲーム SFC ストリートファイター2

〇1994年製作 (ダブルドラゴン)

(クライングフリーマン)、(ジェヴォーダンの獣)と勢いに乗っていた時期のアクション俳優、マーク・ダカスコス主演作品。ダカスコスはその後B級、C級路線を彷徨っていましたが、2019年(ジョン・ウィックパラベラム)でまさかのライバル暗殺者としてキアヌーと大激突で、大復活!年齢は重ねましたが、まだまだキレのあるアクションは健在です!

原作ゲーム FC ダブルドラゴン

〇1995年製作 (モータルコンバット)シリーズ

格闘ゲームの実写化としてはおそらく一番成功しているシリーズ。主演のロビン・ショウはアジア人俳優としては異例の大抜擢でその後、出演作はあまりありませんでしたが、古巣香港映画界で再び活躍し、(デスレース)シリーズ出演以降は、再びハリウッドでも活躍中。

原作ゲーム SFC等 モータルコンバット

〇1999年製作 (ウィングコマンダー)

アメリカでカルト的な人気を誇るが日本ではいまいち知名度のないゲームの映画化。(マトリックス)よりも早くバレットタイム撮影を導入しているCG(ほんの一瞬ですが)や、実力派が揃った豪華なキャストなど注目すべき点は多いのに、いまいち知られていない作品。暗めのスターウォーズといった感じ。それなりに楽しめます。

原作ゲーム SFC ウィングコマンダー

〇2001年製作 (トゥームレイダー)シリーズ

アンジェリーナ・ジョリーの代表作になったレディースアクション。続編のヤン・デボン監督版はセット撮影が多く、箱庭感が出てしまったので少し残念。また、2018年製作の(トゥームレイダーファーストミッション)はアンジェリーナ・ジョリー版の映画の前日譚というより、最近のPS4などでリリースされている新作シリーズの映画化で、ゲームのストーリーに沿っているため、旧作のようなヒロイックなスーパーウーマン像ではなく、傷つきボロボロになりながら冒険を繰り広げるキャラクターとなっています。そちらはお薦めです。

原作ゲーム PS等 トゥームレイダース

〇2002年製作 (バイオハザード)シリーズ

ミラ・ジョボビッチの代表作。1作目はまだホラー作品の色が濃かったが、回を重ねるごとにヒロイックアクション映画になっていって、原作との設定の違いの差が激しくなっていった。映画自体の設定も割と毎回アバウトに変更されていって統一感は無くなっていったが、毎回大ヒットの人気シリーズとなりました。ミラ・ジョボビッチはずっとカッコいいがゾンビの存在感は薄い、、。

原作ゲーム PS等 バイオハザード

〇2003年製作 (ハウス・オブ・ザ・デッド)シリーズ

ゲーム大好き監督ウーヴェ・ボルの趣味が前面に押し出されたファンには不評のゾンビアクション。原作ファンは皆、他の人に監督して欲しいと願っています。多分本人だけが理解していないウーヴェ・ボルに目をつけられた事自体が不運なシリーズ。

原作ゲーム SS ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド

〇2005年製作 (DOOM ドゥーム)シリーズ

ドゥエイン・ジョンソン主演のゾンビアクション。途中でとんでもないことになる(ザ・ロック)の暴れっぷりが痛快な傑作アクション。地味だけど渋いカール・アーバンも良い感じです。ロザムンド・パイクはこのころからすでに、心に一物あるような抜け目ないキャラクターを好演しています。終始ハイテンションでアクション映画としても面白いです。でも、2019年のリブート(DOOMドゥームアナイアレーション)はオリジナルとの直接的なつながりはなく、普通のゾンビと戦うB級アクションに、、。

原作ゲーム PS3等 DOOM

〇2005年製作 (アローン・イン・ザ・ダーク)シリーズ

ウーヴェ・ボル監督に目をつけられてしまった不運なゲーム化シリーズ第2弾。クリスチャン・スレーター、スティーブン・ドーフ主演と、いつもキャストはそれなりに豪華なのに、何故か外しまくる作品群、、。何故に、、!?

原作ゲーム PS等 アローン・イン・ザ・ダーク

〇2005年製作 (ブラッドレイン)シリーズ

ウーヴェ・ボルに目をつけられた不運なシリーズ第3弾。1作目は(ターミネーター3)のクリスタナ・ローケン主演、2作目以降はナターシャ・マルテ主演。ナターシャ・マルテは(アローン・イン・ザ・ダーク2)、(デスリベンジ2)、とウーヴェ・ボル作品の常連に、、。何故に、、!?

原作ゲーム PS2等 ブラッドレイン

〇2006年製作 (DOAデッド・オア・アライブ)

香港映画界の重鎮コーリー・ユエン監督の女闘アクションが堪能できる超絶アクション作品。ゲームの映画化という世界観にコーリー・ユエンの派手なアクションがぴったりマッチ。デヴォン青木やケイン・コスギも大活躍の傑作バトルアクション!!

原作ゲーム SS等 デッド・オア・アライブ

〇2006年製作 (サイレントヒル)シリーズ

監督クリストフ・ガンズ監督の原作ゲーム愛爆発の傑作ホラー。1作目はかなりの傑作。個人的にはゲーム原作映画化作品の中では断突に一番の完成度。でも2作目は世界観は受け継いでいるものの、3Dを前面に押し出してばかりで、全体を通して割とこじんまりとした普通のB級ホラーに、、。残念、、。

原作ゲーム PS等 サイレントヒル

〇2007年製作 (ヒットマン)シリーズ

リュック・ベッソン率いるローロッパコープ製作、(フロンティア)などの傑作ホラーを監督したザヴィエ・ジャンの映像センスが爆発した超絶アクション。その後2015年に(ヒットマンエージェント47)が製作されたが、リブート作品で前作との直接の繋がりはない。主演のティモシー・オリファントがひたすらカッコいい作品。

原作ゲーム PS2等 ヒットマン

〇2008年製作 (マックスペイン)

ゲームの世界をビジュアル化したマーク・ウォルバーグの二丁拳銃ガンアクションがひたすらカッコいい作品。(エネミーライン)、(ダイハードラストデイ)などの淡白なアクション派、ジョン・ムーア監督作なので、勢いとか雰囲気重視。

原作ゲーム PS2等 マックスペイン

〇2008年製作 (G.I.フォース)

またもウーヴェ・ボルに目をつけられてしまった不運な映画化作品。しかも、権利の関係か原作【FARCRY】とは無関係なZ級感漂うタイトルに、、。これでそれなりに有名なゲーム【FARCRY】の映画化と分かる人いるんでしょうか。というか劇場未公開のDVDスルー作品ですが、メーカー側は有名ゲームの映画化作品と知らなかったのではないでしょうか。DVDのパッケージには全く記載されていません。まぁ、ウーヴェ・ボルに目をつけられてしまったが、運のつきですね、、。無念です。

原作ゲーム PS3 FARCRY

〇2009年製作 (ザ・キング・オブ・ファイターズ)

テレビシリーズ(ニキータ)で大人気だったマギー・Qが主演している格闘アクション。香港映画界でアクションもので有名なゴードン・チャン監督作品。(スター・ウォーズエピソード1ファントムメナス)のダース・モール役のアクション俳優レイ・パークも出てます。

原作ゲーム ネオジオ ザ・キング・オブ・ファイターズ

〇2010年製作 (プリンス・オブ・ペルシャ時間の砂)

ジェイク・ギレンホールのヒーローっぷりが意外にハマっているジェリー・ブラッカイマー製作のディズニーアクション。敵の刺客との対決シーンや、砂漠の街を縦横無尽に走り廻るアクションがカッコいい作品。

原作ゲーム PS2等 プリンス・オブ・ペルシャ時間の砂

〇2010年製作 (鉄拳)シリーズ

アジアの新星、ジョン・フー主演、(ラピッドファイヤー)などでブランドン・リーを見出した格闘映画界の巨匠、ドワイト・リトル監督作品。続編の方はケイン・コスギ主演で、実写版(北斗の拳)のケンシロウ役で不評をかったゲーリー・ダニエルズも出てます。

原作ゲーム PS等 鉄拳

〇2014年製作 (ニード・フォー・スピード)

ワイルドスピード風のカーアクション。主演などキャストがフレッシュすぎたためか、いまいち勢いにかけた。でも、実は後に(ボヘミアンラプソディ)で大ブレイクするラミ・マレックが出ていたりします。

原作ゲーム PS等 オーバードライビン(途中からタイトルがニード・フォー・スピードに)

〇2015年製作 (デッドライジング)

(バイオハザード)のカプコン原作のゾンビアクション。やや知名度にかけるので映画自体もB級作品となっています。(キャンディマン)、(ホットスポット)など90年代に活躍していたヴァージニア・マドセンなんかも出ています。

原作ゲーム PS4 デッドライジング

〇2016年製作 (アサシンクリード)

マイケル・ファスベンダー主演の格闘アクション。ゲームをプレイしていないので、世界観がいまいち掴めませんでした。それにしても(X-MEN)のマグニートーといい、(プロメテウス)といい、マイケル・ファスベンダーは影のあるヒーローキャラクターが見事にハマります。

原作ゲーム PS3等 アサシンクリード

〇2019年製作 (名探偵ピカチュウ)

ピカチュウの声をアニメのようなカワイイ系ではなく、ライアン・レイノルズによるおじさん声に変更する大胆設定が意外にハマった実写化成功作。(テッド)の発想を頂いた感じですが、CGとの相性も良く、アニメの良さも残しつつ、映画独自の世界観を作り上げています。

原作ゲーム GB等 (ポケットモンスター)

〇2019年製作 (ソニック・ザ・ムービー)

ソニックのデザインを巡って色々あった待望の実写化。ジム・キャリーの弾けた演技が見れて良かったです。続編もありそうなエンディングなので、続編ではもっと活躍してくれそうですね。

原作ゲーム MD等 (ソニック・ザ・ヘッジホッグ)

〇公開待機作 (モンスターハンター)

ミラ・ジョボビッチ(バイオハザード)終了後は、こちらがシリーズになっていくのでしょうか。それより、ハリウッドでブレイクしそうで、停滞中のトニー・ジャーがいよいよブレイクしそうで、そちらの方が個人的には期待大です。

※ゲームキャラクター多数登場の番外編 

〇2015年製作 ピクセル

(ホームアローン)のクリス・コロンバス監督作品。いろんなゲームキャラクターが実写で登場しますが、リアルではなく、あくまでピクセル(立方体)の集合体としての表現。その設定の効果でゲーム的なソフトな表現になっていて、ファミリー層にぴったりな完成度に。

〇2018年製作 レディプレイヤー1

ガンダム、ストリートファイター、バックトゥ・ザ・フューチャー、シャイニング、アイアンジャイアントなど、アニメ、ゲーム、映画などの有名キャラクターが総登場する夢のようなスピルバーグ監督作。個人的にはキャラクターが一度に画面に登場しすぎて何がなんだかわかりませんでした、、。

といった感じで、ゲーム原作の映画化作品はB級、S級色々ありますが、予算の差も結構激しいようで、誰でも知っている超有名な作品から、ゲームは結構有名なのに全く知名度の低い作品もあります。

日本で製作されているゲームなどは、アニメや漫画と同じように世界に誇れる立派な文化遺産ですので、ハリウッドで映画化される際にも、最近デザイン問題で製作し直したセガの(ソニック・ザ・ムービー)のように、妥協せずに対等の立場で頑張って主張していってもらいたいですね。

間違っても、ウーヴェ・ボル監督だけには映画化権を渡してはいけないです。

という事で、本日はお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

ゲーム原作の映画作品についての詳細

任天堂の早すぎた実写化(スーパーマリオ地下帝国の女神)はこちら

難産の末についに完成したセガの(ソニック・ザ・ムービー)はこちら

コナミの名作ホラー(サイレントヒル)シリーズはこちら

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