【香港映画】ラヴァーズ&ドラゴン(小白龍情海翻波THE WHITE DRAGON)93分

投稿者: | 2020年11月1日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

真面目な武侠アクションかと思いきや、ラブコメメインのセシリア・チャンの当時の勢いを感じさせるほぼアイドル映画

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、後に(イップマン)シリーズを監督する事になるウィルソン・イップ監督ラブコメ武侠作品です。

それでは、まずはあらすじから、

女学生黒鳳(セシリア・チャン)はある日義賊である小白龍に出会い、その力を授かる。

義賊としての使命を帯びた黒鳳は、宿敵である盲目の剣士鶏羽(フランシス・ン)と対決する。

しかし、武術の腕は鶏羽の方が一枚も二枚も上手であり、その戦いによる負傷により、身動きできなくなる。

不本意ながら鶏羽のところで世話になる事になった黒鳳だったが、やがて鶏羽との共同生活でその人柄に触れていく事になる、、、。

正体を隠す、というよりもはや自分と分かって欲しいかのようなマスク、というか布

イップマン)シリーズのウィルソン・イップ監督の武侠アクション、というより武侠ラブコメ作品です。

ジャケットから連想する内容とはかなり違うと思います。

ラブコメ要素も現代劇風なので、時代劇感がかなり薄い作品となっています。

ですので、武侠映画のストイックかつロマンチックな雰囲気も欠片もありません。

分かり易く言ってしまうと現代人のコスプレ映画、といった雰囲気でしょうか。

恐らく、それが本作の狙いなのだとは思うのですが、日本版、香港版両方のDVDジャケットからはそんな雰囲気は全く感じられないので、

鑑賞したときのコレジャナイ感は結構高いですね、、。

前半で女子十二楽房のパロディと思われるシーンが登場しますが、時代を感じさせます。

時代劇なんですけど、、。

恐らく誰もが、この作品はそういう作品なんだとスイッチを切り替える女子十二楽房パロディ

ラブコメ部分も(SEX AND THE CITY)のようなガールズトークが炸裂してみたり、セシリア・チャンとフランシス・ンの着かず、離れずみたいなシーゾーゲームがあったりと、

途中で一体何の作品を鑑賞しているのか分からなくなってしまうぐらい現代ラブコメ路線の王道的な作品でした。

せっかく多数のアクション作品で大活躍のアンディ・オンが出演しているのにアクションシーンがほぼ無し、というのも勿体ないですね。

DVDリリース当時新作で鑑賞した記憶がありますが、当時ジェット・リーの(HERO英雄)や、アンディ・ラウの(LOVERS)など、武侠映画に新たな流れができ始めていたころでしたので、

期待して自宅で鑑賞してみて、その予想外の展開にのけ反ったのを覚えています。

イップマン)などのその後のウィルソン・イップ監督の大活躍を見て、今新たに鑑賞し直してみましたが、

やっぱりのけ反りました、、。

ただ、逆に考えると、武侠アクションではなく、初めからラブコメを鑑賞したい、

という方にはそれなりに楽しめる作品にはなっていると思われますのでご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

でも、そうなると味付け程度のアクションが邪魔気もしますが、、。

ガールズトーク中のセシリア・チャン

作品情報

2004年製作 香港製作 武侠アクション

監督・脚本 ウィルソン・イップ 製作 ジョー・マ

出演 セシリア・チャン、フランシス・ン、アンディ・オン、パトリック・タン、リュー・レイ

今回はアクション無しの普通のイケメン役のアンディ・オン。勿体ない、、。

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