【中国映画】霊幻道士XIII 鳳凰キョンシーの襲来(僵尸山雀ZONBIE CHICKADEE)85分

投稿者: | 2023年8月6日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

チン・シュウホウ版の(霊幻道士)系シリーズの最新作は、人間ではない、キョンシー鳥が人々を襲う、どちらかというと妖怪退治的な要素の強いアクション作!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、チン・シュウホウ主演の(霊幻道士)シリーズの最新作です。

それでは、まずはあらすじから、

鳳凰の言い伝えのある島で、謎の連続殺人事件が発生する。

ハオ道士は、その傷跡から鳳凰の復活を確信し、独自に捜査を開始する。

捜査を進めるうちに、ある病院の医師が何かの実験をしている事を突き止めるハオ道士だったが、その鳳凰は既に手が付けられないぐらいに狂暴化していたのだった!?

霊幻道士)のある程度正統シリーズの最新作です。

色んな内容の続編的なシリーズが製作されていますので、13番目に製作された作品というより、日本のリリースメーカーが13番目に紹介した作品です。

今回は、一応キョンシーも登場はしますが、メインではなく、キョンシー鳥を討伐する物語、という事で、

邦題のサブタイトルにも【鳳凰キョンシーの襲来】と勇ましく謳っていますが、原題を見ていただけると分かるように、スズメです。

スズメですが、先祖返りをするとこんな感じにまります。

マッドサイエンティストによって改良が加えられているので、巨大化していて、まさにキョンシー鳥(ゾンビ鳥)という雰囲気は醸し出してしますが、

流石に鳳凰キョンシーは、ちょっと言い過ぎなような気がしますが、、、どうでしょうか。

スズメ、、、、。

で、そんなキョンシー鳥が羽ばたく物語を監督しているのは、武侠作品(独孤天下之异瞳)や(屠魔战神)等を監督しているホアン・カイ監督で、

本作でも、キョンシー映画というより、どちらかというとファンタジックな武侠作品的な世界観で作品を演出しています。

ホアン・カイ監督

で、主演は勿論(霊幻道士)の一作目に出演し、その後も(セブンスカース)や(マスター・オブ・リアルカンフー大地無限)、

そしてリブート版の(キョンシー)等多くの香港映画で活躍しているチン・シュウホウで、ラム・チェンイン道士の後を引き継いで近年の中国製キョンシー作品で活躍しています。

チン・シュウホウ
チン・シュウホウ

因みに本作は前作(霊幻道士XII)(詳しくはこちら)の直接的な続編というわけではなく、多数存在するチン・シュウホウが道士を演じる作品の中の最新作、

という世界観の作品ですので、また新たな弟子と医師である娘のドラマが描かれていきます。

ただ、チン・シュウホウの役名は(霊幻道士XII)と同じくハオ道士とはなっていますので、同じキャラクターの別次元作品的な世界観という感じでしょうか、、。

というより豪(ハオ)道士という名前自体が、錢小豪(チン・シュウホウ)の北京語読みからそのままつけているっぽいので、(ジャッキー映画の役名ジャッキーのように)、

今後チン・シュウホウ主演の道士映画は、別人物でも全てハオ道士になるような気もします。

ちょっとややこしいですね、、、。

ですので、チン・シュウホウが出演しているからと言ってそれを正統続編、と言ってしまうのもなんとなく違うような気がするのですが、、、。

チウ・マンチェクが出演している最近の(ワンチャイ)シリーズやデニス・トーが出演している最近の(イップマン)シリーズみたいな感じでしょうか。

で、毎回変わる弟子二人組ですが、今回はとりあえず一人のスタートで、その弟子役を、(シンランぺイジ)(詳しくはこちら)や、

ダンジョン・オブ・ドラゴン)(詳しくはこちら)等のフー・チーウェイが演じ、ひょうきんを担当しています。

フー・チーウェイ
フー・チーウェイ

で、医学に通じるチン・シュウホウの娘役で、別のキョンシー作品(道士出山)や、レディースアクション(女特警之暗战)等に出演しているフー・メイシュアンが登場し、

父親と共に事件解決に乗り出します。

フー・メイシュアン
フー・メイシュアン

で、嫌味な警察隊隊長役かと思いきや、中盤で心を改めて、チン・シュウホウの二人目の弟子のような役目を担っていくキャラクターで、

サイモン・ヤムアンディ・オンが激突する新作(零号追杀)にも出演しているワン・ユン・ファンが登場し、物語を盛り上げていきます。

ワン・ユンファン
ワン・ユンファン

そんな、旬なスタッフ・キャストが結集した本作の物語は、鳳凰島と呼ばれる島で、連続して何者かによる無差別惨殺事件が発生するところから始まります。

その島では妖怪の部類に入る鳳凰伝説があり、死体に残る傷跡から人間の仕業とは考えられない、という事が分かり、我らがチン・チュウホウ道士も事件に関わっていく、

という感じで、やんわりと事件に関わっていきます。

それというのも警察隊の隊長とはちょっとした遺恨があり、隊長は、なんでもかんでも、もののけの仕業にする道士を全く信じていない、というより敵対視しているため、

いくら道士が警告を発しても絶対に聞き入れない、という感じで、ますます事件が深みにはまって行きます。

で、結局キョンシー鳥自体が、公衆の面前に現れる事となって、今度はキョンシー鳥退治へと突入していく事になるのですが、

これが、動きが素早くどうしても生息している場所がわからない、という事で、キョンシー鳥を捕まえるために、

チン・シュウホウが飼っている鳥(大き目)を、まさかの囮に使って誘き出す、という作戦を決行していきます。

で、そんな時に怪我で入院していたシュウホウの娘であるフー・メイシュアンが、その病院で知り合った病気がちの少年の飼っていた鳥が最近会いに来てくれない、という事実が分かります。

さらに、その父親である外国人医師が、その病に侵されている息子を溺愛している、という事がわかり、

二つの物語がいよいよ一つになっていく、という感じで、何故キョンシー鳥が現れ、先祖返りのような姿になっているのか?等の謎が分かっていく事となります。

だいたいのストーリーは予想通りに進みますので、特に新鮮味はありませんが、一応、キョシー道士系の作品ですので、

キョンシー鳥よりも、人間のキョンシーとの対決に期待したいところですが、残念ながら、このキョンシー鳥に噛まれた人が一部キョンシーになって人に襲い掛かる、

という感じで、ちょっとした付加価値のような対人間のキョンシーアクションとなっていますので、恐らくキョンシー映画ファンの方や、

霊幻道士)シリーズファンの方は、やはり物足りなさを感じるような内容となっています。

一応、人型キョンシーも登場します、、、。

ただ、原題【僵尸山雀】を考えると、内容としてはズバリそのままですので、どちらかというと、観客が観たい内容と違う作品を製作した製作者というよりも、

そういう内容だと分かっていて、正統派(霊幻道士)シリーズ第13弾!!と宣伝している日本のメーカーの方が混乱を招いているような気がします。

13番という番号を振らずに、普通に番外編的なタイトルだったらまだ良かったと思うのですが、、、。

ただ、(霊幻道士XII)等のように、本家のリッキー・リュウが監督し、チン・シュウホウが主演している続編に関しては、ほぼ正統シリーズに近いと思われますので、その時だけは強調してもらいたいですね。

という事で、そんなにキョンシー映画感は感じませんが、道士が活躍する妖怪退治映画としては、すんなり楽しめる作品となっていますので、

そういったジャンル好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2022年製作 中国製作 キョンシーアクション

監督 ホアン・カイ

出演 チン・シュウホウ、フー・チーウェイ、ワン・ユンファン、フー・メイシュアン、

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